あなたの知らない中国語!

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2022年2月10日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年・寺庙情节5 私の少年時代・寺院愛5

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原文

今日のリスニング


大家好!上一次我聊到了中国普通寺庙上午的时间安排。因为早上起床和吃饭很早,所以一般的寺院会在上午十点半吃午饭。吃完饭后会有一个较长的休息,然后在大约一点半左右开始下午的工作。


因为下午一般情况下大约三点至三点半左右就会进行晚功课,而功课是寺庙当中每一天绝对不可或缺的部分,不能因为任何理由而不做。所以下午留给其他工作的时间只有大约两个小时左右,在这两个小时里小寺庙的话一般会和上午一样,做一些“普通佛事”。而比较有名的大寺院则不会做所谓的“普通佛事”,和尚们一般会参与各个大殿和庙内设施的管理。因为大寺院香客很多,所以包括维持纪律、受理捐赠、打扫卫生等都需要安排人手。


中国的寺庙虽然不需要缴税,但是反过来也得不到政府的补贴,也就是说寺庙本身需要自己赚取运营所需的所有资金,包括和尚们的工资,寺庙的维护费用等。这个运营资金对于有名的大寺院来说很轻松,因为大寺院除了香火旺盛之外,往往会有很多有钱人进行大笔的捐赠和赞助,不缺钱。而小寺庙就不一样了,在没有大笔捐赠的情况下, 小寺庙赚钱的主要方法就是“普通佛事”,香客付钱让和尚们帮你在庙里作佛事进行各种你所需要的祈祷。这就是为什么小寺庙不仅在上午,而且在下午仅有的时间里也要做法事的原因,也是为什么大寺庙不做“普通佛事”的理由。所以小寺庙里的和尚要比大寺庙里的和尚要辛苦,但是大寺庙里的和尚却往往工资要高。


三点半左右开始的晚功课持续约一个小时之后,到了四点半,寺庙开始进入晚餐时间。吃完晚饭之后小寺庙会安排一些给“往生”的“普通佛事”。所谓给“往生”就是给那些已经去世的人做佛事,包括鬼、阴魂等阴曹地府里的人。比如“蒙山”、“炎口”就是这一类的佛事。如果没有特殊安排就进入休息时间,毕竟每天起的都很早嘛。顺便说一下一天所有的佛事结束叫做“迴向”。


另外有一点要说一下的是特别是小寺庙每天安排的普通佛事都可能会不同,所以上面所说的时间都有可能发生微调。比如早上佛事多的话吃饭时间就略微后调,下午佛事多的话晚功课就改在晚饭之后做,等等。而大寺院因为上述的理由晚上也是同样不做“普通佛事”的,和尚们会各自自由地利用晚上的时间坐坛念经、学习佛经里的内容、参悟各种道理等。

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今日の単語とフレーズ


留给〇〇的时间只有〇〇

〇〇に残されている時間は〇〇しかない、という意味です。


例文:

我看了一眼手表,已经三点半了,留给我的时间只有三十分钟了。可是阅读还有三篇文章,作文也还没有写,这该怎么办?


訳文:

時計を見た。もう三時半だ。自分に残されている時間は三十分しかない。なのに読解問題で後三つも文章が残っているし、作文もまだ書いていない。どうしよう?

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!前回では中国の普通のお寺の午前中のスケジュールについてお話ししました。起床と朝食の時間が早いので、お寺では一般的に午前十時半に昼食を取ります。昼食の後に長めのお昼休憩をはさんで、約一時半ぐらいに午後の仕事が始まります。


午後の部では大体三時から三時半ぐらいの間に「夜のお勤め」を始めます。この「お勤め」というのはお寺にとって毎日の必須科目で、いかなる理由があろうと欠かすことはできません。そのため、午後他のお仕事に残されている時間は約二時間しかありません。この二時間を使って、小さいお寺は午前中と同じように「普通の法事」を執り行ったりします。一方有名で大きなお寺ならこの「普通の法事」はせず、お坊さんたちは本堂など寺院内の各施設の管理に時間を割きます。何故なら大きなお寺だと参拝客が多いので、秩序の維持、寄付の受付、お掃除など人手が要るからです。


中国のお寺は納税の義務がない代わりに、政府からの援助も受けません。つまりお寺は自分自身で運営に掛かる資金を稼ぐ必要があります。お坊さんたちの給料やお寺の維持費などのことです。この運営資金の確保は大きなお寺にとっては楽勝です。何故なら参拝客が多いほか、お金持ちたちが巨額の寄付をしてくれるからです。ところが小さいお寺はそうはいきません。大きい金額の寄付がない分、檀家さんからお金をもらって言われた通りの祈祷をする「普通の法事」からの稼ぎに頼るしかありません。小さいお寺が午前中だけでなく、午後の貴重な時間にも法事をやらなければいけない理由、同時に大きなお寺は「普通の法事」をやらない理由もここにあります。それ故に小さいお寺に勤めているお坊さんのほうがしんどいです。なのに給料は大きなお寺のお坊さんより低いです。


三時半ぐらいから始まる「夜のお勤め」が約一時間で終了し、四時半に夕食の時間に入ります。夕食後、小さいお寺では「往生」のための「普通の法事」を入れることがあります。「往生」のための法事というのは死んだ人のための法事のことです。鬼、霊魂など地獄に住んでいる者たちも入ります。例えば「蒙山」や「炎口」などと呼ばれる法事がこの類に属します。夜の法事がなければ夕食後そのまま休憩時間に入ります。毎日朝早いですしね。因みに一日すべての法事が終わったことを「廻向」と言います。


一つ付け加えなければならないのは、特に小さいお寺では毎日の法事の内容が異なるため、上述のスケジュールに変更が生じる可能性があることです。例えば午前中の法事が多い時はお昼の時間が少しずらされたり、午後の法事が多い時は「夜のお勤め」が夕食の後に行われることがあります。一方、大きなお寺では上記の理由で夜も「普通の法事」を行いません。お坊さんたちは夜の時間を利用して自由に本殿などに座り念仏したり、お経の勉強をしたり、様々な理を悟ってみたりなどして過ごしているそうです。