あなたの知らない中国語!

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2022年2月24日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年・寺庙情节7 私の少年時代・寺院愛7

あなたの知らない中国語!

 

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!上一集我讲到了寺庙中的一个重头戏叫“法会”。这个法会少则需要花十几万到二十万参加费,多则五六十万甚至一百万,是大寺庙最重要的收入来源之一。那么这个钱怎么收集呢?我们又该如何参加法会呢?


首先高额的参加费当然是由参加法会的信徒来支付的。上一集介绍到参加法会的人数很多,最多的“万人水陆”参加者可以过万。而所谓的“参加”分为两种,一种是正式参加,正式参加的人需要支付费用。另一种则仅仅是参与,是不需要费用的。那么这之间有什么区别呢?最大的区别就是花钱正式参加的人可以被“榜上提名”。


法会说白了就是一个为信徒祈祷的大型仪式。为哪些信徒祈祷?答案是为“提名”的信徒祈祷。一般法会期间寺庙会专门空出一间房子来,叫牌位堂。牌位堂里的桌子上摆满了各种牌位,上面写着正式参加者的名字,墙上也贴满了参加者的名单,一个人都不能漏。除了牌位堂之外,寺庙还会选一个院子里宽敞的围墙贴上所有参加人的名单。大的法会还会在名单前面加上序言,最后续上结尾。而参与的人则不会被提名,这些人只是来拜一拜而已,你可以理解为一半是来助阵的,一半是来蹭佛光的。


而参与费是由所有正式参加者来共同支付的。支付时有平摊的,也有有多有少的。所谓的有多有少就是有一个到几个参加人支付大部分的费用,这些人叫做“头”。其他人则付的少,这些人叫做“众姓”。比如二十万的法会里有两个头,每人五万,这就是十万了。剩余的十万则由众姓们平摊,比如有一千个众姓,则每人只需要支付十块钱就能够参加了(当然每个法会都有参加的最低价)。头和众姓的待遇不一样,比如头在参拜时可以在最前面。另外牌位堂里头的名字被大大地写在牌位上,而众姓的名字则只是被小小地被贴在墙上。还有一种情况是有钱人家会自己单独包一场法会,叫包堂,这个时候就没有众姓参加了。


每一年寺庙都会提前策划好法会的时间安排,然后提前宣传,让大家来付钱参与。比如我爸爸曾经工作过的寺庙一般上半年都会安排一些针对学生的小法会,最有名的就是考试前用来祈祷能获得好成绩的“智慧忏”。大家知道中国是一个学业社会,所以有大量的家长希望参加这个法会,据说很赚。而下半年则会安排比如“水陆”这样的大型法会,据说一年多则能打十二三堂,少的时候也有七八堂。除此之外还有一种打法会的方法就是有钱人自己请和尚来自己家以及自己的公司或工地开法会。这种法会一般是为了祈祷生意兴隆、求财。或者是工地死人了,做法会来超度鬼魂,保平安。

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今日の単語とフレーズ


说白了

はっきり言ってしまえば、という意味です。


例文:

“那户人家死活不愿意搬迁,为啥?”“说白了就是想要政府出更多的钱给他们。”


訳文:

「あの家族が死んでも引っ越してくれないのはなんで?」「はっきり言ってしまえば、政府からもっと金がほしいんだよ。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!前回ではお寺にとっての重要行事である「法会」についてご紹介しました。法会は少ないものなら十数万から二十万元、多いものは五、六十万から百万元も掛かり、大寺院にとっては最重要の収入源の一つです。ではこの参加費はどのように集めるのでしょうか。参加したい場合、どのように参加すればよろしいでしょうか。


先ず高額な参加費は当然法会に参加する信者たちが払います。前回の話にも出てきましたが、法会の参加人数はとても多いです。最多の「万人水陸」の場合、参加者は一万を超えることもあります。ここで言う「参加」には二種類あります。一つは費用が掛かる「正式参加」で、もう一つはお金が掛からない普通の参加です。どういう違いがあるかというと、一番大きな違いは費用が掛かる正式参加者は「リストに名前が載ります」。


法会ははっきり言ってしまえば信者のために祈祷する大がかりな儀式です。どの信者のために祈祷するか?「リストに名前が載っている」信者たちのためです。法会が開かれている間、お寺は部屋を一つ空けておきます。この部屋は「位牌堂」と言います。位牌堂には机が置かれており、その上に正式参加者の名前が書かれた位牌が沢山置かれます(この場合の位牌は死者を祭祀するための位牌ではありません。普通に名前が書かれた牌のことです。)。壁にも正式参加者の名前が貼られています。誰一人漏れずに、全員の名前を掲載する必要があります。その他に、お寺は境内のどこか広い庭の壁にも参加者全員の名前を貼ります。大きい法会となると、名前リストの前に序文を、最後におわりを綴ります。一方普通参加の人たちの名前はリストに載りません。この人たちは言わばただ仏さまを拝みに来るだけです。半分は規模を大きく見せるための手伝いとして来ており、もう半分はただ自分にも仏の保護が来るようにとただでご加護をもらうために来ているのだそうです。


正式参加者の参加費は正式参加者全員が共同で支払います。割り勘で支払う場合もあるし、払う金額が人それぞれという場合もあります。人それぞれというのは一人や数人で大部分の費用を支払うことを指す場合が多いです。この数人のことを「頭」と呼びます。払う金額が少なくて済む「頭」以外の人たちを「衆姓(一般百姓に近い意味)」と呼びます。例えば、二十万掛かる法会において「頭」が二人居て、それぞれ五万元を払い、これで十万元です。残りの十万元は「衆姓」たちが割り勘で払います。例えば「衆姓」が一千人居れば、一人十元払えば正式参加できることになります(もちろんそれぞれの法会には最低支払い金額というものが設定されています)。「頭」と「衆姓」とは受ける待遇が違います。例えば「頭」は一番前で拝むことができるほか(和尚さんよりは後ろ)、位牌堂では名前が大きく位牌に書かれます。一方「衆姓」たちの名前は小さく壁に貼り付けられるだけです。もう一種類法会の開き方があるのですが、それはお金持ちが法会を貸し切るやり方です。これを「包堂」と言います。この場合、「衆姓」は居ません。


毎年、お寺は予め本年度法会のスケジュールを計画して告知し、皆に有料で参加してもらいます。例えば父親がかつて働いていたお寺では、年の前半には学生向けの小さい法会を幾つか行います(受験シーズンが六月にあるため)。一番有名なのは受験前に良い成績を祈願する「知恵懺」という法会です。ご存じの通り、中国は学歴社会です。このような法会に参加する親が山ほど居て、とても儲かるそうです。そして年の後半になると、今度は「水陸」のような大型の法会を組織します。一年で多くて十二、三回、少なくとも七、八はできるそうです。またお金持ちが和尚さんを自分の家や会社、工事現場まで来させて、そこで法会を行うケースもあります。このような法会は商売繁盛や富を呼び込むなどの目的で行われることがほとんどです。工事現場で事故が起こって死者が出た場合は魂を済度させたり(成仏させる)、安全を祈念したりするケースもあります。