あなたの知らない中国語!

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2022年2月22日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 虎年 寅年

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原文

今日のリスニング


大家好!今年是虎年,今天我就来讲一讲“虎”在中国文化里的一些体现。


自古以来“虎”因其凶猛的特征而被用来象征战士的勇敢和坚强。这一点可能和西方的文化不太一样,因为西方多是使用狮子来象征威猛的。比如“虎虎生威”这个词在英语中就会被表现为”as majestic as a lion”。另外。比如中文里有一个词“虎将”,意思是勇猛的将领。还有“虎狼之师”,意思是部队如狼似虎,十分勇猛。再比如古代调兵遣将时所使用的兵符就被做成老虎的形状,称为虎符。


所以,古时要夸一个男性勇猛厉害的时候往往会给他取一个带“虎”字的外号。比如四大名著之一≪水浒传≫中的梁山一百零八将当中就有好几个是以虎为绰号的:插翅虎雷横、锦毛虎燕顺、青眼虎李云、矮脚虎王英。另外老虎在某些地方的方言中被称为“大虫”,所以≪水浒传≫中的病大虫薛咏,母大虫顾大嫂其实也是打着老虎的名号。


在之前介绍带动物的成语的时候我也讲到过龙和虎往往代表人中之人,所以古代科举考试中考生及第后名字就会登上“龙虎榜”,在当时代表着无上的荣誉。再比方说战国时期行军布阵就讲究“前朱雀、后玄武、左青龙、右白虎”的说法。在部队四方插上画着这四种神兽的旗子,用来助阵,祈祷胜利。


老虎所扮演的类似的作用还体现在给小孩子送礼物上。陕西的孩子满月时,舅舅家要送一只黄布老虎,祝愿孩子健康成长。在山西,孩子生日的时候舅舅家则要送老虎枕头,表示祝福。除了祝福之外,老虎被认为还有祛病辟邪的作用。比如端午节的时候会让小孩子身上带上一种叫做“艾虎”的装饰品,据说可以防止邪毒的侵扰。有的地方的大人们还会用雄黄酒在孩子们的额头上写个王字,甚至再画一个虎脸,借虎驱灾辟邪,同时希望孩子们能像老虎一样健康强壮。还有不少地区会购买虎头帽、虎头鞋给孩子穿戴上,这里面也是寄予了一种保佑孩子健康成长的心愿。


中国直到现在还很流行算命占卜,比如每个生肖年出生的宝宝们一般来说有什么样的性格特点和命运几乎已经成为了每个中国人的常识。比如虎年出生的虎宝宝们常被认为脑子很聪明,拥有很强的争胜欲望,对自己非常的自信。但是,他们有时候可能会过于自信,导致不听取身边的人的建议,过于莽撞而犯错。长到青春期的虎宝宝们会比其他学生更加叛逆,做事情有时会比较极端。但是,虎年出生的人的运势据说都很旺盛,一生命运良好。当然了,这一切都只是一种民间算命的说法而已,并不是每一个虎宝宝都一定是这样的。不过因为很多中国人都了解这个“不太准确的常识”,所以建议学中文的各位听众也可以记一下哦。……………………………………………………………………

今日の単語とフレーズ


绰号

呼び名、あだ名、という意味です。もう一つ同じくあだ名を意味する言葉は「外号」です。今の中国人、特に若い人の間では、「外号」の方が「绰号」より馴染み深いです。


例文:

“我小时候的绰号是狗子,太土了。”“你还好,你知道我的外号是什么吗?裙带菜!”


訳文:

「俺の子供の頃のあだ名はポチだったんだよ。まじダサすぎ。」「その程度ならまだいいよ。俺のあだ名知ってる?ワカメだよ!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今年は寅年です。今日は中国における幾つかの「虎文化」についてお話ししたいと思います。


古来、虎はその凶暴な習性から戦士の勇猛さと屈強さを象徴してきました。この点でヨーロッパの文化とは大きく違います。ヨーロッパでこの役割を担っているのは主にライオンです。例えば「虎虎生威(虎のように力強くパワフルで元気である様)」は英語で言うと「as majestic as a lion」になり、虎はライオンになっています。一方中国では「虎将」という言葉があり、勇猛な将校という意味で使われます。また「虎狼の師」は狼や虎のように勇猛な部隊という意味の言葉です。更に古代、兵隊を動かす時に使う「割符」も虎の形に作られています。


同じ理由で、古代では男性の勇猛さや凄さを褒める時に、「虎」という文字が入っている呼び名を付けることがしばしばありました。例えば四大名著(四大奇書とも言う)の一つである『水滸伝』の中に出てくる百八星のうち、呼び名に「虎」の字が入っている人が何人もいます。「挿翅虎」雷横、「錦毛虎」燕順、「青眼虎」李雲、「矮脚虎」王英がその例です。また虎は地方によって「大虫」とも呼ばれます。ということは『水滸伝』の中の「病大虫」薛詠や「雌大虎」顧大嫂も実は呼び名に虎が隠れているのです。


大分前の回で「動物の名前が入っている単語」を紹介した時に、龍と虎は人の中の英傑を表すという風に説明しました。その表れとして、古代の科挙制度で受験生が受かった時、その名前が「龍虎ランキング」に書かれます。当時ではこの上ない栄誉だそうです。また(中国の)戦国時代、軍隊が布陣する際、「前朱雀、後玄武、左青龍、右白虎」という拘りがあります。部隊の四方にこの四種類の神獣が描かれている旗印を置くことで勝利を祈っていました。


虎のお守りという役割で言うと、子供へのプレゼントにも現れています。陝西省の子供たちが生後一か月になった時、子供が健やかに成長するよう、母方の叔父は黄色い布製の虎おもちゃをプレゼントしたりします。山西省では、子供の誕生日にやはり母方の叔父が虎模様の枕を進呈し祝福する風習があります。また虎は病を取り除き、邪気を払う機能があるとも信じられています。例えば端午の節句に「艾虎」という装飾品を子供に身に着けさせるという習慣があります。この装飾品は毒の侵入を防ぐ効果があると言われています。雄黄酒を墨汁代わりに子供の額に「王」という文字を書いたり(虎の額に「王」という文字のような模様があるため)、顔全体を虎顔に描いたりする地方もあります。これは虎の力を借りて災いを遠ざけ、子供の健やかな成長への願いが込められています。他には虎の頭の形に似せた帽子や、虎型靴を作って子供に履かせる地域もあります。やはり子供の健康を祈るためだそうです。


中国は今でも占いが流行っています。その最たる例の一つが「何年生まれだからきっと〇〇という性格だろう」というものです(因みにその中で一番有名なのは丑年生まれの人が苦労するという説)。寅年生まれの子なら頭がよく、負けず嫌いで、強い自信を持っていると思われています。ただ自信がありすぎることで周りの人の助言を聞かず、無鉄砲でぶつかって間違いを犯すこともしばしばとか。また思春期になると、寅年の子たちは他の年の子よりも反抗的で、極端な行動に出がちだそうです。一方運勢が強く、良い一生を送れるだろうとも言われています。もちろんこれらの説はあくまで占いです。どの「虎子」も必ずこのような性格になるとは限りません。ただ大多数の中国人はこの「あまりあてにならない常識」を知っているので、中国語を勉強している皆さんも覚えていて損はありませんよ。