あなたの知らない中国語!

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2022年2月21日(月) 每天五分钟 中国語リスニング 成语故事6 狐假虎威 四字熟語の物語6 狐仮虎威

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我要给大家介绍的成语是“狐假虎威”。


战国时代,当楚国最强盛的时候,楚宣王了解到北方各国似乎都惧怕他的手下大将昭奚恤。他感到很奇怪,于是便问朝中大臣究竟是为什么。有一位名叫江乙的大臣向他叙述了下面这段故事。


从前在某个山洞中有一只老虎,因为肚子饿了,便跑到外面寻觅食物。当他走到一片茂密的森林时,忽然看到前面有只狐狸正在散步。老虎决定今天就吃这只狐狸了,于是便纵身一跃扑过去,毫不费力地将狐狸给捉住了。


可是正当老虎张开嘴巴,要把那只狐狸吃进肚子里的时候,狡猾的狐狸突然说话了:“哼!你不要以为自己是百兽之王,便敢将我吞食掉。你要知道,天帝已经命令我为王中之王,无论谁吃了我,都将遭到天帝严厉的制裁与惩罚。”老虎听了狐狸的话半信半疑,可是看到狐狸那副傲慢镇定的样子,心里不觉一惊。难道这狐狸说的是真的?


狐狸见老虎迟疑着不敢吃它,知道它对自己的那一番说词已经有几分相信了,于是便更加神气十足地挺起胸膛,指着老虎的鼻子说:“怎么,难道你不相信我说的话吗?那么你现在就跟我来,走在我后面,看看所有的野兽见了我是不是都吓的魂不附体,抱头鼠窜。”老虎觉得这个主意不错,于是狐狸就大模大样地在前面开路,而老虎则小心翼翼地在后面跟着。


狐狸和老虎走进森林,有许多小动物正在那儿觅食,当它们发现走在狐狸后面的老虎时不禁大惊失色,四散狂奔。狐狸还很得意地掉过头去看看老虎。老虎目睹这种情形,心里不禁也有一些害怕,它并不知道野兽怕的其实是自己,还以为他们是在怕狐狸呢!


说到这儿,江乙向楚宣王总结道:“狡狐之计是得逞了,可是他完全是假借老虎的威风才能去威胁群兽。大王您拥有五千里的土地和百万军队,这些兵力现在都掌握在昭奚恤大将手里。因此北方各国并不是真的畏惧昭奚恤, 而是畏惧大王您的兵力。也就是说,他们真正畏惧的其实是大王您呀!”


这就是”狐假虎威“的成语故事,大家是不是觉得这样的人在生活中比比皆是呢?自己没有什么本事,只靠公司的名声飞扬跋扈的上班族;一个人什么都做不了,只依靠组织的力量威胁他人的黑社会,等等。不过我相信这种人因为自己没有真本事,所以其逞强也只是一时的,最终一定不会有好结果。

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今日の単語とフレーズ


百兽之王

百獣の王、という意味です。


例文:

说到百兽之王,很多人可能会想到老虎。但是光凭战斗力的话,老虎绝对不是第一。


訳文:

百獣の王と言えば虎を思い浮かべる人が多いですが、純粋に戦闘力で言うと、虎は一位ではありません。

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日ご紹介する四字熟語は「狐仮虎威(虎の威を借りる狐)」です。


戦国時代、楚の国が最盛期を迎えた頃、楚の宣王がこんな話を耳にしました。北の諸国は皆自国の大将軍昭奚恤を恐れていたと。不思議に思った宣王は大臣たちにその理由を聞きました。そこで江乙という臣下が下記の話をしたそうです。


昔ある山の洞窟に虎が一頭住んでいました。ある日、お腹が空いた虎は外に出て獲物を探し求めていました。森の近くで、虎は目の前に現れた狐を目で捕らえました。今日はこの狐にしよう。そう決めた虎はジャンプして襲い掛かり、簡単に狐を捕まえることができました。


虎が口を開いて狐を食べようとした時、狡猾な狐は言いました。「ふん、お前は自分を百獣の王だと思って俺を食べてもいいと思っているようだが、知らないんだな。神様が俺を王の中の王に任命したんだ。俺を食べたやつは神様の天罰を受けるだろう。」その言葉に半信半疑だった虎は狐の傲慢で落ち着いた様子を見て、少し動揺しました。まさかこいつの言ってることが本当だったのか?


自分を食べるかためらっている虎を見て、今の話を幾分信じてしまったと確信した狐は更に自信満々にしゃんと背筋を延ばして、虎の鼻を指さしながら続けました。「なに、俺の話を信じてないの?じゃこうしよう。お前は俺の後に着いてこい。他の動物たちが俺を見てびっくり仰天するかどうか、逃げ回るかどうか見てみたらどうだ?」合点した虎はその通りにしました。狐が前で偉そうに道を案内し、虎は恐る恐る後ろに着いて歩き出しました。


二匹が森に入っていきました。そこには餌を求めにやってきた沢山の小動物がいました。狐の後ろにいる虎を見て、皆顔色を変えて逃げ回りました。狐は得意げに振りむいて虎を見ました。この状況を見て、虎は少し怖くなりました。そう、彼は知らなかったのです。動物たちが怖がっているのは狐ではなく、自分だということを。


ここまで話して、江乙は楚の宣王にこの話の意味を説明しました。「確かに狡猾な狐の企みは成功しました。しかし彼はあくまで虎の威を借りたまでです。大王様は今五千里もの土地及び百万にも及ぶ軍隊を持っておられます。これらの兵力を大将軍昭奚恤が掌握しています。北の国らは昭奚恤大将軍ではなく、大王様のその兵力が怖いのです。つまり、彼らが本当に恐れているのは大王様、あなたですよ。」


これが「狐仮虎威」の物語です。物語の中の狐のような人は生活のあっちこっちに存在していると思いませんか。実力がないのに、会社の名前をバックに偉そうにしているサラリーマンや、一人では何もできないのに、組織の力で他人を脅すヤクザなど。ただこのような人たちは本物ではないので、その強がりや跋扈は一時的なものに留まるでしょう。また最終的には良い結末を迎えることもないと信じています。