あなたの知らない中国語!

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2022年2月8日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 四大佛教名山1 五台山・上 四大仏教名山1 五台山・上

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原文

今日のリスニング


大家好!从今天开始我将给大家逐次介绍一下中国著名的“四大佛教名山”,它们分别是山西五台山、浙江普陀山、四川峨眉山和安徽九华山。今天首先要介绍的是“五台山”。


五台山位于山西省忻州市,它并非一座山,而是一系列的山峰群。五台山位于被称为“华北屋脊”的太行山系的北端,在这一系列山峰当中有五座高峰高耸入云,并且每一座高峰的顶都十分平坦,就像一个高台一样,故名五台山。这五座高峰分别是东台望海峰、西台挂月峰、南台锦绣峰、北台叶斗峰、中台翠岩峰。其中北台叶斗峰为最高峰,海拔约3061米。


到五台山朝拜的人,都要到五个台顶寺庙里礼拜,叫做朝台。五峰之外称台外,五峰之内称台内。可能是因为山高,山上的气候多寒,哪怕是盛夏山上也不会很热,所以五台山的别称又叫做清凉山,是一个避暑胜地。顺便说一下五台山为典型的前寒武系地层,主要由古老结晶岩构成。


五台山位居中国四大佛教名山之首,称为“金五台”。五台山的知名度之高,甚至在国内某个排名当中与尼泊尔蓝毗尼花园、印度鹿野苑、菩提伽耶、拘尸那迦并称为世界五大佛教圣地。四大佛教名山都有各自的主神,五台山为文殊菩萨的道场。文殊菩萨的形象通常表现为仗剑骑狮,手中拿着的剑是代表智慧的宝剑,胯下骑的狮子是青狮“虬首仙”,象征智慧的力量是无穷的。文殊菩萨能够帮众生消除一切烦恼,同时它也象征着无上的智慧之源,能够唤醒沉迷的众生。


2007年,五台山被评为国家AAAAA级旅游景区。2009年6月则被列入世界文化遗产。那么五台山最初是怎么成为佛教道场的呢?其实五台山原为神仙方士所居,是道士们修行的地方。《清凉山志》中称文殊菩萨初来中国时居于五台山的石盆洞中,而石盆则位于道家的玄真观内,这说明当时五台山的主要宗教为道教


佛教传入五台山普遍被认为始于东汉。永平十一年(68年),迦叶摩腾、竺法兰来到了五台山(当时叫清凉山)。由于山里很早就有阿育王的舍利塔,再加上五台山又是文殊菩萨演教和居住的地方,所以二人选择在此建寺,叫做大孚灵鹫寺。这座五台山的开山寺也就是现今的显通寺,为中国最古老的佛教寺院。


下一集我将介绍一下五台山的一个与众不同的特点和一个有关五台山起源的传说故事,尽情期待。

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今日の単語とフレーズ


与众不同

他と違う、並々のものと違う、突出している、という意味です。


例文:

在所有人都想争第一的这个社会里,他的性格显得与众不同。


訳文:

みんな一位を争っているこの社会の中で、彼の性格は他とまったく違います。

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日から順番に中国の「四大仏教名山」についてご紹介したいと思います。「四大仏教名山」というのは山西省の五台山、浙江省普陀山四川省峨眉山安徽省九華山です。今日は五台山からお話しします。


五台山は山西省忻州市にあります。五台山は一つの山ではなく、幾つかの山の集合体のことを指します。中国の華北地方に「華北の背骨」と呼ばれている大きな山脈「太行山脈」があり、その北の端に五つの高い峰があります。どの峰も山頂が平らで、高台のようになっています。五つの台、五台山の名はここから来ています。五つの峰の名前はそれぞれ、東の台「望海峰」、西の台「掛月峰」、南の台「錦繍峰」、北の台「葉闘峰」、中の台「翠岩峰」です。その内北の台「葉闘峰」が最高峰で、高さ海抜約3,061メートルになります。


五台山に拝みに来る人はみんな五つの高台にある五つのお寺に寄らなければなりません。これを「朝台」と言います。また五つの峰の外側を「台外」、内側を「台内」と呼んでいます。山が高く、山頂の温度はいつも地上より寒いです。真夏でも暑くないため、五台山を「清涼山」とも呼んでいます。そう、ここは有名な避暑地でもあるのです。因みに五台山は典型的な先カンブリア時代の地層の特徴を有しており、結晶片岩類からなっています。


五台山は中国「四大仏教名山」の筆頭で、「金の五台」と呼ばれています。知名度の高さから、中国では世界仏教四大聖地であるネパールのルンビニ(釈迦の生誕地)、インドのブッダガヤ(正道した場所)、サールナート(初説法した場所)、クシナガラ(涅槃した場所)に並んで、五大目の聖地にされてもおかしくないと考える人もいるぐらいです(なるわけありませんが)。また中国四大仏教名山にはそれぞれの主神がいます。五台山は文殊菩薩の道場とされています。文殊菩薩は剣を持ち、獅子に乗っているという外見です。その剣は知恵の剣で、その獅子は「虬首仙」という青獅子です。知恵が無限の力を持っていることを意味しているそうです。文殊菩薩は人々のあらゆる煩悩を消し去ってくれるだけでなく、知恵の源の象徴でもあるのです。そのため、迷っている人々を目覚めさせることができると言われています。


2007年、五台山は中国国家AAAAA級観光地となり、2009年6月に世界文化遺産リストに登録されました。では五台山は最初どうやって仏教の道場になったのでしょうか。実は五台山は元々道教の発明者である「神仙方士」が居住していた場所だと言われています。道士たちがここで修行をしていました。≪清涼山志≫という本の中に文殊菩薩が中国に来た時に五台山の石盆洞窟に住んでいたと記してあります。この石盆は道家の道観(仏教のお寺に相当するもの)である「玄真観」の中に位置しているそうです。つまり当時の五台山の主な宗教は道教だったということになります。


仏教が五台山に伝わってきたのは後漢と言われています。永平十一年(68年)、インドの僧侶迦葉摩騰と竺法藍が五台山(当時清涼山)にやってきました。当時、五台山にはインドのアショーカ王の舎利を納めている塔があるだけでなく、文殊菩薩が説法し居住していた場所でもあるため、二人の僧侶はここでお寺を建てることにしました。最初に建てたお寺の名前は「大孚灵鹫寺」と言い、現在の「顕通寺」です。このお寺は中国最古の仏教寺と言われています。


次回では五台山だけの特徴を一つと、五台山の起源にまつわる伝説をご紹介したいと思います。乞うご期待!