あなたの知らない中国語!

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2022年2月11日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事6 精卫填海 中国神話6 精衛、海を埋める

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「2022年2月11日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事6 精卫填海 中国神話6 精衛、海を埋める」

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我要给大家介绍的神话故事叫“精卫填海”。


传说炎帝有一个小女儿,名叫女娃,是他最钟爱的女儿。有一天,女娃驾着小船到东海去游玩时遇到海上起风浪,像山一样的海浪把小船打翻,女娃不幸淹死在海里,永远回不来了。炎帝固然挂念他的女儿,但他的光和热无法使她死而复生,只好独自悲伤。


可是女娃自己不甘心就这样死去,她的灵魂变作了一只小鸟,名叫“精卫”。精卫长着花脑袋、白色的喙、红脚爪,外观有点像乌鸦,住在北方的发鸠山。她复生是因为她恨无情的大海夺去了她年轻的生命,因此她每天都会飞到西山去衔一粒小石子,或是一段小树枝,然后展翅高飞,一直飞到东海。她在波涛汹涌的海面上盘旋着,把石子或树枝投下去。


一只海燕很好奇,便问精卫为什么要这么做。精卫说:“我要把这大海填平。”奔腾着的大海咆哮着嘲笑道:“小鸟儿,算了吧。你这工作就算干上一百万年,也休想把我填平。”精卫在高空中答复大海:“那我就干上一千万年,一万万年,干到宇宙终结,世界末日,我也要把你填平!”“你为什么恨我如此之深呢?”“因为你夺取了我年轻的生命,将来还会有许多年轻无辜的生命要被你无情地夺去,所以我一定要填平你。”据说直到今天,精卫还在重复着她的工作,从不休息。


这就是“精卫填海”的故事,一般来说在现代汉语中,这个神话故事被认为体现了一种坚持不懈的精神和百折不挠的毅力。不过也有的人认为这个故事表现的是对大自然的一种征服欲,有点像之前我们介绍的“夸父追日”。也有人认为这是一个主要体现了“复仇”的故事,说法众多。包括还有人分析其实女娃不是淹死的,而是被住在东海里的龙王给弄死的。而这条龙王正是传说中后来被黄帝击杀,扒皮做成震天鼓的那条龙。到底谁的分析是对的呢?谁也不知道。

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今日の単語とフレーズ


复仇

復讐、敵討ちという意味です。


例文:

“你、你为什么要这么做?”“社长,我的父亲是被你害死的,我进到这个公司里就是为了复仇。我等这一天已经等了很久了!”


訳文:

「き、君、何故こんなことをするんだ?」「社長、私の父親はあなたに殺されました。この会社に入ったのは復讐のためです。この日をずっと待ち望んでいましたよ!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは。今日は「精衛、海を埋める」という神話についてご紹介したいと思います。


昔、炎帝(別名神農氏)の一番下の娘で「女娃」という子が居ました。ある日、女娃は小舟を漕いで東の海に遊びに行きました。しかし海が荒れ、山のような高波が小舟をひっくり返し、女娃は不幸にも海に溺れて、帰らぬ人となりました。炎帝は悲しかったですが、彼の持つ炎の力では娘を復活させることはできませんでした。


ところが女娃自身が自分の死を受け入れられず、なんと魂が一羽の小鳥になりました。その名を「精衛」と呼びます。精衛は頭は虹色で、嘴は白く、爪は赤いです。外見は鴉に似て、北にある髪鳩山に住んでいるとされています。彼女が蘇った理由は海が自分の命を奪ったことに恨みを持っていたからだそうです。そのため、彼女、つまり精衛は毎日西の山から小石や小枝を加えてきて、東の海まで飛び、荒れる海の上空を旋回し、小石や小枝を海に投げ入れました。


これを見た一羽のミズナギドリは不思議に思って精衛に何故そのようなことをするのかと尋ねました。精衛は答えました。「私はこの大きな海を埋めて、平地にしたいのです。」荒れる海が吼え声を発しながらその答えに笑いかけました。「ちっぽけな鳥よ、やめとけ。百万年やっても俺を埋めることはできやしないよ。」「じゃ私は一千万年、一万万年、宇宙の終焉まで、世界の終わりまでやってあなたを埋めますわ!」精衛は上空から返事しました。「何故お前は俺をこんなに憎むんだい?」「あなたが私の若い命を奪ったからです(日本語では決して「自分は若いんだ!私の若い命を奪って…」などという言い方はしませんが、ここはあえて中国語の通りに翻訳しました)。これからも沢山の若い命があなたに奪われます。だから埋めなければいけないのです。」今でも精衛は毎日これを繰り返していると言われています。一日も休まずに。


これが「精衛、海を埋める」の神話です。現代中国語において、一般的にこの話はたゆまぬ努力をし続けることや、いくら挫折しても立ち直ることを賛美する意味があるとされています。しかし他の解釈も存在しており、例えば前紹介した「夸父、太陽を追いかける」と同じく、大自然への征服欲を表していると見る人もいます。また主に復讐を書いていると主張する人もいて、説は様々です。中にはこう分析する人もいます。実は女娃は溺れて死んだのではなく、東の海に住んでいた龍王に殺されました。犯人の龍王は伝説の中で黄帝の手によって殺められ、その皮で天地に音が届く太鼓が作られたという。一体どの説が正しいでしょうね。