あなたの知らない中国語!

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2021年12月31日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事2 女娲造人 中国神話2 女媧、人を作る

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原文

今日のリスニング


大家好!上次我讲到了“盘古开天地”的故事,天地有了,接下来需要的就是生活在天地间的智慧生物了。今天要讲的“女娲造人”就是这样一个神话故事。


天地开辟以后,天上有了太阳、月亮和星星,地上有了山川草木,甚至有了鸟兽虫鱼了,可唯独没有人类。不知道什么时候,世界上出现了一个神通广大的女神,叫做女娲。据说她一天当中能够变化七十次。有一天,女娲行走在这片莽莽榛榛的原野上,她看着周围的景象,感到非常孤独。她觉得在这天地之间应该添一点什么东西进去,让它生气蓬勃才好。那么该添什么东西进去呢?


走啊走啊,她走得有些疲倦了,偶然在一个池子旁边蹲了下来。澄澈的池水照出了她的面容和身影。她笑,池水里的影子也向着她笑;她假装生气,池水里的影子也向着她生气。她忽然明白了:“原来自己是寂寞了,这世界上缺少的是一种像自己一样的生物!”


于是女娲就顺手从池边抓起一团黄泥,掺和了水,在手里揉。揉着揉着,揉成了一个娃娃模样的小东西。她把这个小东西放到地面上,向它吹了一口气。说也奇怪,这个泥捏的小家伙竟然就活了起来。女娲看着越来越高兴,便捏了好多好多泥娃娃,都给他们赋予了生命。她给这个生物取了一个名字叫“人”。从此她再也不感到孤单了。


据说在那之后女娲一直不停地用手捏泥人,但是造人的效率还是太低,而且女娲有点累了。于是她想出了一个好方法,只见她从崖壁上拉下一条枯藤,伸入一个泥潭里搅拌泥浆,然后把沾满了泥浆的藤条向地面这么一挥洒,泥点溅落的地方就出现了许多小小的人儿。这个方法效率高,不久,大地上就布满了人类的踪迹。


但是人是要死亡的,死亡了一批再造一批吗?这未免太麻烦了。怎样才能使他们继续生存下去呢?这可是一个难题。最后女娲终于想出了一个办法,那就是把这些小人儿分为男女,让男人和女人配合,叫他们自己去创造后代。这样,人类就可以靠自己世世代代地绵延下来,并且一天比一天多了。


这就是“女娲造人”的故事。大家可能还记得上一集我讲到盘古身上的虫子被风一吹变成了人的故事,不过目前更多的中国人还是认为自己的祖先是被女娲创造出来的。所谓的“中国神话”里的各种故事出自各路不同的古书,不成体系。它们可能源自不同的民族,不同时代的不同的文明等等。互相之间的关系很多都很淡薄,甚至没有关系。像日本的《古事记》那样,一本书里把最初期的神话按照时间都网罗的书是不存在的(最有名的古代文献资料数《山海经》,但这也只是一本地理书,里面收录了一部分传说而已)。

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今日の単語とフレーズ


神通广大

神通力を持ち、なんでもできるという意味です。


例文:

“我们老板认识的人特别多,需要资金的时候随时都可以拉来资金,简直可以说是神通广大。”


訳文:

「うちのボスは顔が広くて、資金が必要な時はいつでも資金を持ってきてくれる。神通力を持っていると言っても過言ではない。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!前回は「盤古開天闢地」の話をしました。天と地は既にあるので、次はその間に存在する知恵を持つ生き物がほしいところです。今日ご紹介する「女媧、人を作る」はまさにそのような神話になります。


天地が開かれた後、天には太陽、月と星が、地上には山、川と草木が出現しました。鳥、獣、虫、魚すら出てきましたが、唯一人間がまだいません。何時だったか分かりませんが、世界に何でもできる力を持つ女神が現れました。その名を「女媧(じょか)」と言います。彼女は一日のうちに七十回変身するそうです。ある日、女媧が緑で覆われている野原を歩いていたら急に寂しくなりました。この天と地の間に何かを足して、もっと生き生きさせるべきだと感じました。しかし何を足せばいいでしょう。


そうこう考えているうちに彼女は歩き疲れたので、たまたまその辺にあった池のそばでしゃがみました。綺麗な水面が彼女の顔と姿を映しました。彼女が笑えば、池の中の彼女も笑ってくれます。怒ったふりをすれば、池の中の彼女も怒ってくれます。女媧はやっと気付きました。自分は寂しくなったと、この世界に足りないのは自分と同じような生き物だということに。


そこで女媧は池の周りから黄色い泥を掴み、水を混ぜで、手で揉みました。揉んで揉んで、人形のような小さな何かができました。この何かを地面に置いて、ふう、と息を吹きかけたら、あれ、この泥でできた何かが動き出しました。女媧は嬉しくなって、泥の人形をいっぱい作って、全員に命を吹き込みました。彼女はこの生き物に「人間」という名前を付けました。それ以来彼女は寂しく感じることはなくなりました。


その後も女媧は手で泥人間を作り続けていたそうですが、効率が悪かった上、彼女自身も段々疲れてきました。そこでいいアイデアが思いついたのです。女媧は崖から枯れた藤の蔓を取ってきて、泥がいっぱい入っている池に入れて池水を混ぜました。それから泥水でいっぱいの蔓を地面に向かって振って、泥水を撒きました。撒かれた一滴一滴の泥水は皆小さな人間になったのです。このやり方はとても効率がよく、間もなくして大地のあっちこっちに人間が存在するようになっていきました。


しかし人間がいずれ死にます。死んだらまた作るのでしょうか?それはあまりにも手間がかかりすぎます。どのように人間を存続させ続けられるかが難題になりました。最終的に女媧が考えた方法は、人間を男女に分けて、協力して子孫を作ってもらうことでした。そうすれば人間は代々存在し続けることができるだけでなく、日に日に数を増やすこともできるようになりました。


これが「女媧、人を作る」物語です。前回では盤古の体についている虫たちが風に吹かれて人間になったという話をしましたが、多くの中国人は自分の祖先が女媧によって作られたと信じています。いわゆる「中国神話」の中の物語はそれぞれ違う本の中に書かれており、体系化していません。違う民族のものもあれば、違う時代、違う文明からのものもあります。お互い関係が薄いかそもそも関係がなかったりします。日本の『古事記』のような、一冊で初期の神話を全部時間順で網羅しているような本は存在しません。(一番有名な文献資料と言えば『山海経』ですが、これもあくまで地理書で、神話伝説の一部を収録しているに過ぎません)