あなたの知らない中国語!

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2021年11月26日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等16 四大美女・杨贵妃4 中国人の心に根付いた昔話等16四大美女・楊貴妃4

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「2021年11月26日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等16 四大美女・杨贵妃4 中国人の心に根付いた昔話等16四大美女・楊貴妃4」

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

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原文

今日のリスニング


大家好!这一集我来介绍两个中国人人尽皆知的有关杨贵妃的趣闻,第一个叫“贵妃一笑”。唐朝诗人杜牧写的《过华清宫绝句三首》中有一句叫“一骑红尘妃子笑, 无人知是荔枝来”。据说杨贵妃很喜欢吃荔枝,所以唐玄宗为了博得杨贵妃的欢心,每逢产荔枝的季节总要派专人通过每五里、十里的驿站从四川(有的说从广东、福建)运送还带有露水的新鲜荔枝来京城


我们可以想象一下有着倾城倾国之美的杨贵妃在华清宫里品尝荔枝时是怎样的一番动人情景。贵妃看到自己喜欢的荔枝到了,妩媚无比地将白嫩的荔枝肉用更为白嫩的手指抓起来放入口中时的笑容成为了美的代名词。大家在夸奖中国女性的时候也可以采用这种说法哦,比如“你的笑容太美了,简直就是贵妃一笑的级别”。


因为贵妃艳美的形象,所以对她的美丽进行官能性描写的故事及作品很多,其中最有代表性的当属“贵妃醉酒”。顾名思义,这个故事讲的就是杨贵妃喝醉酒之后表现出的各种媚态。这个故事是梅派京剧的代表剧目,而且还有同名的电影及歌曲。如果大家觉得京剧看不太懂,或者想听听有中华风的现代歌曲的话,大家可以去油管上找一首叫做《新贵妃醉酒》的歌曲。这是一首完美融合了京剧风格的现代歌曲,也成了十年前很多年轻人重新开始喜欢上京剧的一个契机。总之我想说的就是“贵妃醉酒”这个形象已经深入人心。


据说唐玄宗与杨贵妃相约某一天在百花亭设宴,一起赏花饮酒。到了约定的这一天,杨贵妃先抵达百花亭,备齐御筵候驾。她等候多时唐玄宗迟迟不来,这时忽然有人来报说皇帝已经去看望之前最宠爱的妃子梅妃了。杨贵妃听到这一消息后懊恼无比,加之她本身性格就心胸不太宽广,喜欢嫉妒,所以一时之间无法接受这个结果的杨贵妃一个人就开始喝酒。酒入愁肠人易醉,据说喝醉了的杨贵妃频频和陪在旁边的高力士、裴力士两位太监打情骂俏,作出种种让人不敢直视的媚态。


大家可以想象戏剧作品中这一幕对演员的演技要求还是很高的,可以说是《贵妃醉酒》剧中最引人注目的一幕。我个人对戏剧不是很熟悉,只听说过《贵妃醉酒》中有三次“卧鱼”的动作是关键的镜头。所谓的“卧鱼”就是盘着双腿坐下的一个女性十分妩媚的动作,大家可以在网上查一下这个很有名的戏曲基本动作。


下一集我来介绍一下杨贵妃是怎么离世的,还请大家收听,谢谢。

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今日の単語とフレーズ


打情骂俏

イチャイチャすること。主に軽口を叩きあったり、ふざけあったりすることを指します。


例文:

公司里那对情侣在电梯里都要打情骂俏,我快受不了了。”“我教你一招,你可以在他俩面前模仿他俩的动作,保证他们不敢再犯。”


訳文:

「会社のあのカップルはエレベーターの中でもイチャイチャするからそろそろ我慢の限界だ。」「いい撃退法を教えよう。そいつらの前で同じ動きを真似して見せてやれば、二度とやらなくなるだろう。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は中国人なら誰でも知っている楊貴妃にまつわる二つののエピソードをご紹介したいと思います。一つ目は「貴妃の笑顔」です。唐の詩人杜牧が書いた《過華清宮絶句三首》の中に「一骑红尘妃子笑, 无人知是荔枝来(馬が土埃を上げているのを見て貴妃は笑顔になったが、その笑顔の意味は彼女が好きなレイシを運んできたからであることを知る者はいない。)」という句がありました。噂によると楊貴妃はレイシが大好きだったので、彼女の機嫌を取るためにレイシの季節になると唐の玄宗はわざわざ人を遣い、レイシを取ってきていました。産地である四川省(広東省福建省という説もある)から五里(1里は500メートル)や十里ごとに設けられていた宿場を通って、露もまだ乾いていない新鮮なレイシを都まで運んでいたそうです。


国が傾くほどの美貌を持つ楊貴妃が豪華絢爛な華清宮の中でレイシを食べるシーンがどれだけ美しいか想像して頂きたいです。自分の好きなレイシが到着して嬉しくなった楊貴妃が、その白い果肉をそれ以上に白い指を使って魅惑的な姿勢で口の中に入れていく(楊貴妃は美白であることにおいても有名です)、そして笑顔を浮かぶというこのシーンの美しさから「貴妃の笑顔」は美の代名詞になりました。皆さんも中国の女性を褒める時に是非この言い方を使ってみてください。例えば、「(君の)笑顔が美しすぎて、貴妃の笑顔レベルです」。


楊貴妃が艶やかな美人であるため、官能的に彼女の美を描写する作品が多数創作されています。代表的なのは《貴妃、酔う》です。名前の通り、楊貴妃がお酒を飲んで酔っぱらって艶やかな姿勢になった単純な話ですが、梅派(梅蘭芳という京劇大家が作った流派)京劇の代表演目となり、また同名の映画や歌まであるほど有名です。もし京劇は難しいからあまりご興味がない方がいらっしゃれば、もしくは中華古風を混ぜた現代曲をお聞きしたいなら、YouTubeで《新贵妃醉酒(直訳すると新・貴妃、酔う)》という曲を聞いてみるといいと思います。京劇の要素を完璧に現代曲と融合させた曲です。十年前に多くの若者が再び京劇に注目し始めたきっかけにもなった曲です。まあ言いたいことは、「貴妃、酔う」というイメージは中国人の心に深く根付いているということです。


話はこうです。唐の玄宗は「これこれの日に百花亭で宴を設け、一緒にお花見をしながら飲もう」という約束を楊貴妃にしました。約束の日になると、楊貴妃は先に百花亭に着いて、豪華な宴会の準備を整えて皇帝を待っていました。待っても待っても玄宗は来ません。代わりに報告する者が来て、どうやら皇帝は昔一番寵愛していた梅妃という妃のところに行ったようです。心が狭く嫉妬しやすい性格の楊貴妃にとって悔しさの限りです。現実を受け入れられない彼女は一人で飲み始めましたが、鬱憤を溜まっている時お酒酔いやすいようで、間もなく彼女は酔いました。酔っぱらった楊貴妃は隣に付き添っている宦官の高力士と裴力士にちょっかいを出したり、イチャイチャする動きを見せました。直視できないほどの媚態だそうです。


想像して頂ければお分かりになると思いますが、このシーンは役者の演技に掛かっています。京劇《貴妃、酔う》劇中の目玉シーンと言えます。劇にはあまり詳しくありませんが、《貴妃、酔う》の劇中に「臥魚」という動きを三回すると聞いたことがあります(重要なシーンらしい)。「臥魚」というのは特殊な形で足を組んで座るという女性の美しさや艶やかさを表現する動きだそうです。是非ネットで調べて確認して頂きたいと思います。


次回では楊貴妃がどのように世を去ったかについてお話しします。どうぞお聞きください。よろしくお願いします。