あなたの知らない中国語!

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2022年1月3日(月) 每天五分钟 中国語リスニング 成语故事1 守株待兔 四字熟語の物語1 守株待兎

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家新年好!今天的第一集正值周一,去年最后一个周一是“三十六计”的最后一集,今年的周一正好让我开始一个新的系列,叫“成语故事”系列。新年新气象嘛,希望大家能喜欢。


从前,宋国有一个农民,他有一块肥沃的田地。一直以来他都勤奋地耕耘着这块田地,收成也很可观。田地旁有一个树桩,干活累了时,他就会在树桩旁边坐下来歇息一会儿。 


有一天,他正在田地里耕作时不知从哪儿跑来了一只兔子。可能是正在被天敌追赶吧,兔子逃得太着急,一头撞死在了树桩上。农夫听到“咚”的一声闷响,吓了一跳。他赶紧跑到树桩旁一看,发现了这只死了的兔子。农夫高兴得不得了:“今天的运气真好,白白收获了一只兔子!”他拎着兔子一边往家走,一边得意扬扬地想:“要是我每天都能收获一只兔子那该多好,以后就可以不用这么每天辛苦劳动了。” 


于是从第二天开始,他放下锄头不耕地了,每天守在田边的这个树桩旁边,等着兔子跑过来撞死。时间就这样一天一天地过去了,因为他不耕地,所以田地里长满了野草,庄稼当然长不出来。即便如此,这个宋国人还是在树桩旁边等着,然而再也没有兔子撞死在树桩上过。 


这就是成语“守株待兔”的故事,出自《韩非子・伍蠹》。我们都知道野兔撞死在树桩上是一件非常偶然的事情,极少发生,也不是靠自己的努力可以增加几率的。这个故事告诫我们不要存有侥幸心理,不努力便想不劳而获。大家的身边可能也经常有向你推荐各种投资,说是可以让你躺着赚钱不劳而获的人。但是真想达到那个水平毫无疑问需要你努力去获取各种金融业的知识和经验等,本质和其他工作是一样的,并不是真的不劳而获。你如果没有真正的能力,那么一两次的投机成功就和捡到撞死在树桩上的兔子一样只是侥幸而已。


另外这个成语还有一个意思是“死守狭窄的经验,不知变通”,即觉得一次成功体验就代表了全部,而其实这次成功说不定只是侥幸而已。

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今日の単語とフレーズ


不劳而获

労働しないで、何もしないで何かを得ること。四字熟語です。


例文:

“现在越来越多的人觉得只要自己搞点投资就能不劳而获,赚大钱。但是现实告诉我们,不劳而获是不现实的。”


訳文:

「投資でもやっておけば沢山の不労所得が得られると思っている人がますます増えているそうですが、そのような不労所得が非現実的であることを現実は教えてくれています。」

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訳文

今日のリスニング


明けましておめでとうございます!新年一回目の放送がちょうど月曜日ですね。去年最後の月曜日で「三十六計」シリーズを終わらせましたので、今日から新しいシリーズをスタートさせることができるようになりました。これからは暫く「四字熟語の物語」シリーズを月曜日にお届けしたいと思います。新しい一年に新しいことを!お気に召されば嬉しいです。


昔、宋の国に一人の農民がいました。彼は肥沃な畑を持っており、ずっと勤勉に耕してきました。その努力で、毎年の収穫も非常に良かったです。畑の横に大きな切り株があって、働いて疲れた時、彼は切り株を背もたれにして座って休憩しました。


そんなある日、彼が畑を耕している時、どこかから兎が一匹走ってきました。天敵に追われていたからか、急ぎすぎた兎は切り株に思いっきりぶつかってしまって、死んでしまったのです。「ドンッ」という大きな沈んだ音を聞いてびっくりした農夫は切り株のところへ駆け寄ると、兎が一匹倒れているのではないか。彼はとても嬉しくなりました。「今日は運がいいね!なにもしてないのに兎を手に入れたんだから。」彼は兎を持って得意げに家に帰っていきました。「毎日このように兎を一匹得られたらどんなによいか。そうなればもう毎日一生懸命働く必要もなくなる。」

 

そう思った農夫は次の日から鍬を置いて、労働するのをやめました。毎日切り株の横で兎がぶつかってくるのを待ちました。一日一日と時間が過ぎていきました。手入れしないので、畑は雑草だらけになり、当然作物も育ちません。それでもこの宋の国の農夫は切り株で待ち続けました。しかし二度と兎がぶつかることはありませんでした。


これが《韓非子・伍蠹》に由来する四字熟語「守株待兎」の物語です。私たちはもちろん知っていますが、野兎が切り株にぶつかって死ぬことはあくまで偶然で、起きる可能性が極めて低いことです。自分の努力で可能性が増やせることでもありません。この物語の教訓は、「偶然に得る幸運」に頼ってはいけないこと、努力せずに何かを得たいと思わないことです。例えば皆さんの周りにも色々な投資を勧めてきて、働かずにお金が稼げるぜ、なんて宣伝している人っていませんか?しかし本当にそのレベルになるには当然様々な金融業の知識や経験を努力してまず身につけなくてはなりません。本質は他の仕事と同じで、本当の意味での「不労所得」ではありません。本当の能力がないのに一回や二回の投機で勝ったのはたまたま切り株にぶつかって死んだ兎を拾ったことと同じです。


またこの四字熟語のもう一つの意味は、僅かな偏った経験にとらわれて、融通が聞かない、変化を拒むことをしてはいけないことです。一回の成功体験は全部ではなく、たまたまの幸運である可能性があるということです。