あなたの知らない中国語!

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2021年11月30日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等16 四大美女・杨贵妃6 中国人の心に根付いた昔話等16四大美女・楊貴妃6

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原文

今日のリスニング


大家好!今天是杨贵妃的最后一集,讲了这么多集不知道大家是不是觉得奇怪,唐玄宗李隆基既然这么宠爱杨贵妃,为什么到最后都没有将她封为皇后呢?根据后世学者的分析首先这可能是因为杨贵妃是玄宗从儿子寿王李瑁手里“抢过来的”。虽然玄宗在染指杨玉环之前先让杨玉环出家并给李瑁另立了一位妃子,但是最终将杨玉环立为自己的贵妃无疑让他的真正目的暴露无遗。如果在这种情况下再将杨贵妃封为皇后的话那她就成了自己前夫的母后,玄宗害怕被人们在背后指指点点,所以没有封她皇后。


还有一个重要的原因那就是杨贵妃跟随唐玄宗后一直没有生孩子。杨贵妃为什么没有生育我们无从得知,但是没有后代肯定是封她为皇后的一大障碍。一般来说皇帝和皇后生的儿子会被立为太子,日后继承皇位。杨贵妃不但没有孩子,而且当时现有的太子已立多年,且成长正常,突然封她为皇后这个关系就不好处理。如果玄宗硬要立杨贵妃为皇后的话,很有可能会引起太子、寿王李瑁以及其他大臣的反对。更何况哪怕不立皇后,杨贵妃的待遇也已经是皇后级别的了,杨家的势力也因此十分强大,再把她立为皇后那就更加不好控制了。


最后我来聊聊杨贵妃的美容秘术。之前说过唐朝以丰腴为美,而杨玉环据说达到了“凝脂”的境界。也就是说脂肪开始凝集,肌肤仿佛像“胭脂”一样散发着“华丽”的色彩,“胖”对她来说成了优势。那么除了天生的部分,杨贵妃是怎么保养来达到这个水平的呢。


第一个习惯是摒弃浓妆艳抹,讲究淡妆。唐代的化妆品多以铅、水银为主要原料,长期使用会导致慢性中毒,比如脸部出现褐斑,皮肤老化变快等。杨玉环中途出家的五年期间远离浓妆艳抹,回到宫中之后也继续了这一习惯,所以才能一直保持美貌。


第二个习惯是泡温泉和自我按摩。唐朝承袭北朝的习俗,在宫中设置温泉宫,历史上有名的唐朝的华清池正是一个温泉宫。杨贵妃非常喜欢泡澡,她在沐浴时还常把牡丹丹皮、桑叶、荨麻等浸在水中。据说这些植物能镇静神经,促进肌肤再生,使之滑腻光洁。同时在在沐浴时杨贵妃会用手轻拍全身,使全身的穴位受到刺激,促进血液循环,以达到美肌的效果。


除此之外还有人说她会服用一些特殊的护肤中药以及吃荔枝,服人参等益心脾、养肝血,益气色的食物和药物。不知道现代科学对这些保养的方法是怎么看的呢?如果真有用的话,大家也可以平时尝试一下哦!

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今日の単語とフレーズ


大家是不是觉得奇怪

皆さんもおかしいと思ったでしょう、という意味です。演説や発表など聴衆の前でスピーチを行う時によく使う表現です。


例文:

“大家好!今天我来讲讲紫外线的知识。大家看到我的时候是不是觉得很奇怪,今天明明是个大晴天,为什么撑着一把伞呢?”


訳文:

「皆さんこんにちは!今日は紫外線についてお話ししたいと思います。私を見た瞬間皆さんおかしいなと思ったでしょう?今日晴れ渡っているのに何故か傘を差していますよね。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は楊貴妃の最後の一話です。これだけ彼女の話を聞いてきた皆さんならおかしいと思っていると思いますが、唐の玄宗李隆基がここまで楊貴妃を寵愛していたならば、何故最後まで彼女を皇后にしなかったでしょうか。後世の学者の分析では、先ず楊貴妃玄宗が息子の寿王李瑁から「奪った」からです。確かに楊玉環に手を出す前に彼女を出家させて、更に李瑁に別の妃を立てたけれど(この経緯については「11月19日(金)楊貴妃1」をご参照ください)、最終的に楊玉環を自分の貴妃にしたことで真の目的ははっきりと暴露されたのです。この状況で更に楊貴妃を皇后にすれば、彼女は前の旦那さんの母上になってしまいます。このことで人に後ろ指を指されるのが怖い玄宗は彼女を皇后にしなかったと考えられます。


もう一つ重要な原因は楊貴妃玄宗の妃になって一人も子供を生まなかったことです。何故子を授けなかったかは分かりませんが、皇后になる障害にはなったはずです。通常皇帝と皇后の間の子供が皇太子になり、次の皇帝になります。楊貴妃に子供がいなかったばかりか、当時既に皇太子が長年立てられており、立派に育ってきたのです。急に彼女を皇后にしてはこの関係が煩わしくなります。また強引に楊貴妃を皇后してしまうと現在の皇太子や寿王李瑁及び他の大臣の反対を招きかねません。実際皇后にしなくても、楊貴妃の待遇は既に皇后級です。楊家の勢力も強くなっているので、皇后に上げると更にコントロールしにくくなるからしなかったでしょう。


最後に楊貴妃の美容術についてお話ししたいと思います。前に唐の時代にはふくよかな美女が人気だという話をしました。楊玉環に至っては「凝脂」のレベルに至っているそうです。つまり脂肪が凝集し、肌がまるで臙脂のように華麗な色を放っているという意味です。彼女にとってぽっちゃりはアドバンテージになっています。では生まれつきの部分以外に、楊貴妃はどのようにケアをしてこのレベルを維持したのでしょうか。


彼女の最初の習慣は厚化粧を辞めて、薄化粧にしていることです。唐の時代の化粧品は鉛や水銀を主原料にしていますが、長期に使うと慢性的に中毒症状が出ます。例えば顔に褐色の斑点が出たり、肌の老化が早まったりすることなどです。楊玉環は途中五年間出家していましたが、その間厚化粧をしませんでした。宮中に戻ってもその習慣を続けていたため、いつまでも美貌を保てたのです。


二つ目の習慣は温泉に浸かることとセルフマッサージです。唐は南北朝時代の風習を引継ぎ、宮中に温泉用宮殿を設置していました。唐の有名な華清宮はまさに温泉用の宮殿です。楊貴妃はお風呂が大好きで、入る時よく「ボタンの根っこの皮」、「桑の葉っぱ」、「イラクサ」などをお湯に入れていました。これらの植物は神経をリラックスさせ、肌の再生を促し、艶を増すことができると言われています。また温泉に浸かりながら楊貴妃は手で軽く全身を叩くそうです。そうすることで全身のツボが刺激され、血の流れがよくなり、美肌効果が得られるそうです。


その他には特殊な肌ケア用漢方薬を飲んでいるとか、レイシや朝鮮人参など心肺や肝臓、血色に良い食べ物と薬をよく口にするのだとか。現代科学から見てこれらのメンテナンス法は如何でしょうかね。もし効果ありなら皆さんも普段試してみてもいいかもしれませんね。