あなたの知らない中国語!

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2021年12月29日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 中文童话3 曹冲称象 中国語童話3 曹沖、象を量る

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原文

今日のリスニング

 

大家好!今天我来讲一个故事叫“曹冲称象”。这个故事常被收录在小学的语文课本里,而且中国的家长们经常讲给孩子听,所以请允许我把它放在童话系列中给大家介绍。


三国时期,吴国的孙权送给曹操一只大象,曹操十分高兴。大象运到魏国许昌那天(也有说法说是邺城),曹操带领文武百官和儿子曹冲一同去观看。魏国的人谁都没有见过大象,大家都觉得很新奇。只见这大象又高又大,光腿就有大殿的柱子那么粗,肚子比人还要高。曹操对大家说:“这只大象真是大,可是到底有多重呢?你们哪个有办法称它一称?” 嘿!这么个大家伙,可怎么称呢!大臣们纷纷议论开了。


一个说:“只有造一杆巨大的秤来称。”另一个说:“这可要造多大一杆秤呀!再说,大象是活的,它不会老老实实地让你称吧!我看只有把它宰了,切成块儿称。”大臣们想了许多办法,可是没有一个行得通的,眼看曹操的脸色越来越阴沉,可把大家给急坏了。这时,当时才五六岁的曹冲站了出来对曹操说:“父亲大人,我有个法儿,可以称大象。”曹操笑着说:“你小小年纪,有什么法子?”。


曹冲先是吩咐让人准备一条大船,让人把大象牵到河边,让大象上船。大象很重,船因此下沉了不少。等船身稳定之后,就见曹冲用刀在船舷上和水面一样高的地方刻了一条痕迹。随后他叫人把象牵回到岸上来,然后开始往船上装石头。石头越装越多,船身也一点儿一点儿往下沉。等船身沉到刚才刻的痕迹和水面一样齐时,曹冲就叫人停止装石头。


曹冲转身向曹操汇报:“接下来只要把船里的石头都称一下就能知道象有多重了。”曹操和大臣都十分赞叹,小小曹冲真是聪明!


这就是“曹冲称象”的故事了。可能有人会想起古希腊的科学家阿基米德辨别皇帝的金冠是否为纯金的故事,两者还是有异曲同工之妙的。另外还有人可能会问为什么孙权要送大象给曹操呢?后人分析认为当时吴国的势力还很弱,而且主要对手还不是曹操的魏国,而曹操正是势力强大的时期,孙权送礼是为了和曹操搞好关系。另外古代君王喜欢珍奇的东西,送飞禽走兽是讨好对方的一个好办法。

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今日の単語とフレーズ


讨好

想办法取得别人的欢心和称赞

相手の機嫌を取ったり、褒められるために迎合すること。


例文:

“她最大的能力就是能讨好上司。”“她掌握了现代社会中最实用的技能。”


訳文:

「彼女の最大の能力は上司の機嫌を取ること。」「現代社会で一番実用的なスキルを身についてるじゃん。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は「曹沖、象を量る」という物語をご紹介したいと思います。この物語は多くの小学校の国語教科書に収録されているだけでなく、中国の親たちがよく子供に聞かせるものです。そのため童話シリーズで紹介させて頂くことをお許しください。


三国時代、呉の国の孫権曹操に象を一頭プレゼントしました。曹操は大変喜びました。象が魏国許昌(鄴城、つまり現在の河北省邯鄲市あたりという説もある)に到着した日、曹操は大臣全員と息子の一人である曹沖を連れて一緒に見に行きました。魏国の人は誰も象を見たことがないので、物珍しかったのです。象は背が高く、太ももは宮殿の柱ぐらい太かったです。お腹は人間の身長より高かったです。曹操は皆に言いました。「これは大きな象だ。しかし重さが分からない。君たち、量り方を知っている人はいるか?」「え、こんなにでかいものをどうやって量ればいいでしょう。」大臣たちはこそこそ議論を始めました。


「大きな秤を作るしかありませんね」と言う人もいれば、「そんな秤作れるわけがない。象が生き物だから、大人しく量らせてくれないだろうし、これはもう殺してさばいて量るしかありませんね」と言う人もいました。大臣たちは色々案を出しましたが、使える案はありませんでした。曹操の顔色が段々沈んでいくのを見て、皆焦り出したその時。当時まだ五、六歳の曹沖が前に出て曹操に言いました。「お父様、私には象を量る方法があります。」「ほう、君はまだ小さいのに、何か良いアイディアでもあるの?」曹操は微笑みながら聞きました。


曹沖は先ず船を用意するよう兵士に命令しました。その後象を川辺に連れていき、船に載せてもらいました。象が重いので、船は大分沈みました。船の揺れが落ち着いたら、曹沖はナイフで船の側面の水面と同じ高さの所に印を刻み付けました。象を船から降ろした後、彼は石を船に積むように指示しました。石が積まれていくにつれて、船が少しずつ沈んでいきました。水面が印に到着するまで船が沈んだら、石を積むのをやめさせました。


曹沖は曹操に報告しました。「次は船に積んである石を全部量れば、象の重さが分かります。」曹操と大臣たちは感心した声を上げて彼を褒めました。小さいですけど、曹沖は本当に賢いですね。


これが「曹沖、象を量る」の物語です。古代ギリシャの科学者アルキメデスが純金の王冠が本当に純金なのかを判別するために使った方法に似ていると気付く方もいるでしょう。確かに両者は方法が少し違えど、どちらも見事に目的が達成しましたね。また何故孫権曹操に象なんか送ったか気になる方もいらっしゃるでしょう。後世の分析としては、当時呉はまだ弱く、主要な敵国も魏ではありませんでした。一方曹操はちょうど勢力が絶大である時期で、曹操と仲良くなるために象を送ったと考えられます。古代の君主たちは珍しいものを好むので、あまり見ない珍獣などをプレゼントするのは相手の機嫌を取る良い方法だったのです。