あなたの知らない中国語!

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2021年12月13日(月) 每天五分钟 中国語リスニング 三十六计败战计第五计“连环计” 三十六計敗戦計第五計「連環計」

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原文

今日のリスニング


大家好!今天要介绍的这个三十六计“连环计”是一个意思非常单纯的计策。所谓“连环”,指的就是一环扣一环,用了一个计策之后再用另一个计策,用多个计策同时对付敌人,这就是“连环计”。


当然了,厉害的连环计不仅需要使用两个以上的计策,这些计策还需要环环相扣。也就是互相作用,发挥一加一大于二的效果,让整个谋略破坏力变得更强,让敌人无法察觉或躲避。

比如我之前在“四大美女・貂蝉”当中曾经介绍过围绕貂蝉的计策,即貂蝉的义父王允先是将美女貂蝉同时献给吕布和董卓,这是“美人计”。然后再利用美女挑拨吕布和董卓的关系,这是“离间计”。这就是一个典型的“连环计”。


而“连环计”这个名字则被认为出自《三国演义》。大家都很熟悉的赤壁之战当中,吴国的周瑜和黄盖,蜀国的诸葛亮和庞统等几位天才联手完成了一出经典的“连环计”。


曹操带领大军进攻吴国,和吴蜀两国对峙在长江两岸。面对曹操的大军,首先吴国都督周瑜和蜀国丞相诸葛亮制定了火攻之计。但是不巧的是实施作战计划之前,长江沿岸好几天刮的都是西北风,这样不但烧不到北岸的曹军,反而会烧到自己。这儿就出现了诸葛亮“借东风”的计策,当然这不能说是一个计策,应该是他熟悉天气,算出即将刮东风。


而为了彻底击败曹军,这把火最好能把魏国所有的战船都烧光。于是谋士庞统奔赴曹营,在取得了曹操的信任之后说道:“我军不擅长水战,船上的生活让很多士兵水土不服,每天都有很多人呕吐,根本打不了仗。我建议把大船小船各自配搭好,或三十艘为一排,或五十艘为一排,首尾用铁环连锁,上面铺上阔木板,不但人可以轻松地从这条船上走到那条船上,连马都可以过。这样不就不怕风浪颠簸了吗?”。曹操完全被骗,觉得是一个好办法,于是便把所有的船都连了起来,后人叫做“连环战船”。这也是连环计的名字的由来之一。


最后黄盖的苦肉计锦上添花,成功完成了这次火攻。大家可以看到,赤壁之战吴蜀联军可以击败数量远远多于自己的魏军正是依靠上述多位谋士的多个计策一并作用。不但很难识破,而且环环相扣,每一个计策都是为了达成最终目的而被实施的,所以才能造成这么巨大的威力。大家也可以在世界史上找一下连环计的例子,想必每一个都是非常经典的智斗的盛宴,值得鉴赏。

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今日の単語とフレーズ


水土不服

他の場所から来た人がその地の気候、食事、風土などの環境に馴染めず、気持ち悪くなったり、病気になったりすることです。


例文:

“从东京来到大阪之后觉得不太适应,每天心情都很低沉。”“那你肯定是水土不服了,如果实在不行的话要不就回东京?”


訳文:

「東京から大阪に来たけどなんか慣れない。毎日気持ちが沈んでいる。」「それはきっと環境に馴染んでないからだよ。どうしても慣れないなら東京に戻ってみたら?」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日ご紹介する三十六計「連環計」は非常に単純な策です。「連環」というのは一つの輪にまた別の輪が付いている、一つの策を使った後またもう一つ策を使うように、複数の策略で敵をやっつけることを指します。これが「連環計」の意味です。


無論、効くためには二つ以上の策を使う必要があるだけでなく、策と策とが上手く繋がっている必要があります。相互作用を発揮させ、1+1=2以上の結果を出します。策略の破壊力がより強くなるだけでなく、敵が察知できず、避けられなくさせる機能もあります。例えば「四大美女・貂蝉」の中で、貂蝉を巡り、義父である王允が先ず彼女を呂布董卓に献上しました。これは「美人計」です。その後貂蝉を利用し、呂布董卓が仲たがいするように双方をそそのかしました。これは「離間計」です。二つを合わせて典型的な「連環計」と言えます。


また「連環計」という名前の出所だと思われているのは『三国演義』です。皆さんご存じの赤壁の戦いにおいて、呉の国の周瑜黄蓋、蜀の国の孔明龐統など数名の天才が手を組んで素晴らしい「連環計」を見せました。


曹操は呉の国を攻めるために大軍を動かし、呉蜀の両国と長江を挟んで対峙していました。曹操の大軍を前にして、先ず呉の都督周瑜と蜀の丞相孔明が「火攻めの計」で攻める方針を策定しました。しかし運悪く、作戦実施日までの数日、長江沿岸では北西の風が吹いていました。これでは北岸にいる曹操軍を燃やせないどころか、自軍に火が移る心配さえあります。ここで登場したのは孔明の「東風を借りる」策でしたが、当然これは策とは言えず、孔明が天候を熟知していて、もうすぐ東風が来ることを知っていたからでしょう。


徹底的に曹操軍を大敗させるには、火攻めで一気に魏軍すべての船を燃やし尽くすに越したことはありません。そこで策士の龐統(孔明と名を並ぶほどの凄い策士だそうです)が曹操の陣営に赴き、曹操の信頼を得てからこのような話を吹き込みました。「わが軍(曹操軍)は海戦に慣れておらず、船の上の生活に多くの兵士が馴染んでいません。結果毎日嘔吐する人が多く、戦をするどころではありません(ちょうど曹操もこの件について手を焼いていました)。私のアドバイスとしては、大きな船や小さな船をそれぞれ配置して並び、三十隻で一列でもいいし、五十隻で一列でもいいでしょう。それらの船の頭としっぽを鉄の鎖で繋げて、船と船の間に広い木の板を敷きます。そうすれば人が軽々しく船から船へと移動できるばかりでなく、馬でさえ移動できます。こうなれば波で船が揺れても心配ないでしょう。」曹操は完全に騙されました。妙案だと思ってすべての船を繋げました。後世はこれを「連環戦船」と呼びます。これが「連環計」の名前の由来と言われています。


最後はご存じの黄蓋による「苦肉計」でダメ押しし(詳細は三十六計「苦肉計」をご参照ください)、火攻め策を完遂しました。このように、赤壁の戦いで呉蜀の連合軍が数で大きく勝る魏軍に勝利できたのは、上記の複数の策士が複数の策を併用したからほかなりません。見破りにくいだけでなく、策と策とが緊密に繋がっています。しかもどの策も最終目的を見据えたもので、そのためこんなに大きな破壊力を出せたのです。是非世界史で「連環計」の例を探してみてください。恐らくどれも素晴らしい知恵比べの宴のはずで、よく味わうに値するものばかりでしょう。