あなたの知らない中国語!

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2021年12月15日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 中文童话1 卖火柴的小女孩・下 中国語童話1 マッチ売りの少女・下

あなたの知らない中国語!

 

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我继续朗读“卖火柴的小女孩”的下半部分。


她又擦了一根。火柴燃起来了,发出亮光来了。亮光落在墙上,那儿忽然变得像薄纱那么透明,她可以一直看到屋里。桌上铺着雪白的台布,摆着精致的盘子和碗,肚子里填满了苹果和梅子的烤鹅正冒着香气。更妙的是这只鹅从盘子里跳下来,背上插着刀和叉,摇摇摆摆地在地板上走着,一直向这个穷苦的小女孩走来。这时候,火柴又灭了,她面前只有一堵又厚又冷的墙。


她又擦着了一根火柴。这一回,她坐在美丽的圣诞树下。这棵圣诞树,比她去年圣诞节透过富商家的玻璃门看到的还要大,还要美。翠绿的树枝上点着几千支明晃晃的蜡烛,许多幅美丽的彩色画片,跟挂在商店橱窗里的一个样,在向她眨眼睛。小女孩向画片伸出手去。这时候,火柴又灭了。只见圣诞树上的烛光越升越高,最后成了在天空中闪烁的星星。有一颗星星落下来了,在天空中划出了一道细长的红光。


“有一个什么人快要死了。”小女孩说。唯一疼她的奶奶活着的时候告诉过她∶一颗星星落下来,就有一个灵魂要到上帝那儿去了。


她在墙上又擦着了一根火柴。这一回,火柴把周围全照亮了。奶奶出现在亮光里,是那么温和,那么慈爱。


“奶奶!”小女孩叫起来,“啊!请把我带走吧!我知道,火柴一灭,您就会不见的,像那暖和的火炉,喷香的烤鹅,美丽的圣诞树一个样,就会不见的!”


她赶紧擦着了一大把火柴,要把奶奶留住。一大把火柴发出强烈的光,照得跟白天一样明亮。奶奶从来没有像现在这样高大,这样美丽。奶奶把小女孩抱起来,搂在怀里。她们俩在光明和快乐中飞走了,越飞越高,飞到那没有寒冷,没有饥饿,也没有痛苦的地方去了。


第二天清晨,这个小女孩坐在墙角里,两腮通红,嘴上带着微笑。她死了,在旧年的大年夜冻死了。新年的太阳升起来了,照在她小小的尸体上。小女孩坐在那儿,手里还捏着一把烧过了的火柴梗。


“她想给自己暖和一下……”人们说。谁也不知道她曾经看到过多么美丽的东西,她曾经多么幸福,跟着她奶奶一起走向新年的幸福中去。

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今日の単語とフレーズ


摇摇摆摆地走

よちよち歩きや千鳥歩きなど、揺れながら不安定に歩くこと。


例文:

“那个人肯定是喝醉酒了,走路摇摇摆摆的。”“在电车站台上摇摇摆摆地走路太危险了,我去把车站工作人员叫过来。”


訳文:

「あの人きっと酔ってるよ。千鳥歩きだもん。」「駅のホームで揺れながら歩くのは危険すぎるわ。私、駅員さん呼んできます。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は引き続き「マッチ売りの少女」の後半を朗読させて頂きます。


少女はもう一本マッチを擦りました。マッチが光を発しました。光が壁を照らすやいなや、急に壁はベールのように透明になりました。部屋の中が見えました。テーブルには真っ白なクロスが敷いてあって、綺麗なお皿やお椀が置かれています。その横にリンゴとスモモで詰められているガチョウの丸焼きが湯気を立てていました。そうしたら不思議なことに、ガチョウはお皿から飛び降りて、背中にナイフとフォークが刺さったまま、よちよち歩きで床を歩き、可哀そうな少女に向かってきました。この瞬間、マッチはまた消えました。彼女の目の前にはぶ厚く冷たい壁だけがありました。


少女はまたマッチを擦りました。今度彼女は美しいクリスマスツリーの下にいました。去年のクリスマスで豪商の家のガラスドア越しに見たツリーよりも大きく、綺麗です。緑色の枝に何千本もの明るいロウソクが光っていました。沢山綺麗な絵がお店のショウウィンドウに飾られている時と同じように彼女にウインクを送ってきます。少女は絵に向かって手を伸ばしましたが、またマッチが消えました。クリスマスツリーのロウソクの光が高く昇って、最後は空にある星となっていきました。ちょうどその時、星が一つ落ちてきて、空に細長い赤い光の軌跡を作っていました。


「誰かがもうすぐ死ぬんだわ。」少女は言いました。これは唯一彼女を可愛がってくれたおばあちゃんが生きていたころに教えてくれたことです。星が一つ落ちてきたら、魂が一つ神様の所へ行きます。


少女はまた壁にマッチを擦りました。今度マッチは周りを全部照らしてくれました。光の中におばあちゃんが現れました。暖かくて、優しくて。


「おばあちゃん!」彼女は叫びました。「ああ、どうか私を連れてってください!知っています。マッチが消えたら、おばあちゃんも消えます。あの暖かいストーブのように、香りの良いガチョウの丸焼きのように、綺麗なクリスマスツリーように、消えてしまいます!」


おばあちゃんを引き止めるために、少女は急いで一掴みのマッチを全部擦って火をつけました。沢山のマッチが強い光を発し、昼間のように明るく照らしてくれました。おばあちゃんは未だかつてないほど大きく、綺麗に見えました。おばあちゃんは彼女を抱いて、胸に抱きしめました。二人は光と幸せの中で空へと飛び、高く高く飛んでいきました。寒さのない、お腹もすかない、痛みもない世界へと飛んでいきました。


朝になると、少女は壁の隅に寄りかかって座っていました。ほほは寒さで赤くなっていましたが、口には微笑みが残っていました。少女は死んでしまったのです。旧暦の大晦日の夜に凍え死んでしまったのです。新年の太陽が昇って、彼女の小さな亡骸を照らしました。彼女はそこに座っていて、手で一掴みのマッチの燃えカスを握っていました。


「彼女は自分を温めたかっただろう…」人々はそう言いました。彼女はどれほど綺麗なものを見て、どれだけ幸せになって、おばあちゃんと一緒に新年の幸せへと向かっていったかは誰も知らないのです。