あなたの知らない中国語!

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2021年12月22日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 中文童话2 司马光砸缸 中国語童話2 司馬光、甕を割る

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我来讲一个历史故事。虽然是一个历史故事,但是这个故事不但常被收录在小学低年级的语文课本当中,而且也是中国的家长们常讲给孩子听的故事之一。从这个故事的作用来看,请允许我将其作为中国的童话来给大家介绍。


北宋时期有一个很聪明的小孩,他就是司马光。这个小孩,生来聪慧,喜欢动脑筋,与同龄的孩子相比,显得与众不同。


有一天,司马光和小朋友们在花园里玩。大家你追我赶,玩得很高兴。花园里有花,有树,还有假山。假山下面有一口大水缸,里面装满了水。一个调皮的小女孩爬到了假山上,突然,她一不小心掉进了假山边上的大水缸里。小女孩不会游泳,她在水里挣扎着,大声喊:“救命啊,救命啊,快救救我啊……”这时小朋友们才发现有人掉缸里了。大家惊慌失措,有的胆小的孩子都吓得哭了起来,也有的小朋友跑去找大人。


这时司马光说:“大家不要害怕,我们赶紧想办法,把她救上来。”虽然大家都很慌张,但是聪明的司马光却在努力地思考办法:“我们都比水缸矮,没法把她捞上来。要是能把水缸里的水都倒出来就好了。可是我们怎么才能把水倒出来呢?”小司马光不慌不忙,苦苦思索着。


当他看到假山边上一块块石头时突然灵光一闪:“我可以用石头把水缸砸破啊!”不过随即他又想到:“万一砸到小伙伴怎么办呢?”于是他跑过去捡了一块不大不小的石头,对大家喊道:“大家不要着急,我有办法了!”他举起石头朝水缸砸去,没砸几下水缸就被砸破了个窟窿。水哗哗地流了出来,小女孩终于得救了。大家高兴得手舞足蹈,直夸司马光聪明机智。


这就是著名的司马光砸缸的故事。这个故事一方面告诉我们遇事不能慌张,要敢于突破常规,用创新思维来解决问题。同时也启示我们解决问题要抓住问题的关键,这样才能找到突破点,发现最有效果的解决办法。


故事就讲到这儿,我来说一些题外话。故事的主人公司马光是北宋时期的政治家、史学家、文学家。据说司马光自小喜欢历史,7岁的时候就能背诵《左氏春秋》(编年体史书)。他一生最大的成就之一就是主持编纂了历史上著名的编年体史书《资治通鉴》。据说司马光砸缸这件事当时轰动了周围,汴京、洛阳的人将这件事用图画记载下来,广为流传。看来伟人从小就会展露锋芒啊!

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今日の単語とフレーズ


救命啊

助けて、という意味です。主に命の危険にさらされている時に使います。


例文:

“把钱交出来,否则可别管我不客气!”“救命啊!有人抢劫啦!”


訳文:

「金出せ。出さないと容赦しねえぞ!」「助けて!強盗だ!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は歴史物語を一つご紹介したいと思います。歴史物語ではありますが、この話はよく小学校低学年の国語教科書に収録されています。また中国の親たちがよく子供に聞かせる物語です。以上のことから、この物語を童話として紹介させて頂きたいと思います。


北宋時代に頭のいい子がいました。名は司馬光と言います。生まれつき聡明で、頭を使って考えることが好きでした。同い年の子供たちと比べて際立っていました。


ある日、司馬光は友達数人と庭で遊んでいました。皆で追いかけっこして、とても楽しく遊んでいました。庭には花があり、木があり、築山もあります。築山の隣に大きな水甕が置いてあって、中にはいっぱいの水が入っています。腕白な女の子が築山に登りました。その時でした。彼女はうっかりして水甕に落ちてしまったのです。女の子は泳げないので、水の中で「助けて、助けて、誰か助けて…」と大声で叫びました。その声で子供たちはやっと誰かが甕に落ちたことに気付きました。皆ショックでどうしたらよいか分からず、泣いてしまった子もいました。大人たちを呼びに行った子もいました。


その時司馬光は言いました。「皆怖がらないで。彼女を助ける方法を考えましょう。」慌てていた皆と違って、賢い司馬光は方法を考えました。「私たち全員水甕より背が低いから、彼女を引き上げることはできません。水甕の中の水を全部出せればいいのに。しかしどうやって水を出せばいいでしょう。」小さな司馬光は慌てずに、一生懸命考えました。


築山の隣に置いてある石を見て、彼は閃きました。「石で甕を割ってしまえばいいじゃないか!」しかしすぐまた、女の子にぶつけたらどうしようと考えました。結果彼は小さくも大きくもない石を拾ってきて、皆に向かって叫びました。「皆慌てないで!良い方法があります!」彼は石を高く上げて水甕に向かってぶつけました。何回もしないうちに水甕に穴が開き、水がじゃぶじゃぶと流れ出てきました。女の子が助かったのです。皆が喜び、機転が利く司馬光の機知を褒め称えました。


これが有名な「司馬光、甕を割る」という物語です。この物語から得たヒントは、何かあった時に慌てず対応し、常識から飛び出して、クリエイティブな思考回路で問題を解決すべきということです。また問題を解決するには問題の本質を掴む必要があることも教えてくれています。そうすれば突破口が見つかり、一番効果的な解決策が見つかるでしょう。


物語はここで終わりですが、最後に少し別の話をしたいと思います。物語の主人公司馬光は北宋時代の政治家、歴史学者、文学者です。彼は小さい時から歴史好きで、七歳の時に既に『左氏春秋』という歴史書(編年体史書)を暗記できるほどでした。司馬光の一生で最大の功績の一つは歴史上有名な編年体史書資治通鑑』の編纂を主導したことです。「司馬光、甕を割る」事件は世の中を震撼させたそうで、汴京(現在開封市)と洛陽の人々はこの出来事を絵で記し、広く広めたそうです。やはり偉人は小さい時から才能を発揮するものなんですね。