あなたの知らない中国語!

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2021年6月7日(月) 每天五分钟 中国語リスニング 餐馆纸巾必点被罚 ワンドリンクならぬ「ワンティッシュ」のレストランが処罰を受ける

あなたの知らない中国語!

 

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング

 

大家好!大家在中国去餐厅的时候肯定听说过“饮料必点”,或者“饮品不得自带”这样的说法。可是不知道大家有没有听说过“纸巾必点”呢?这件事上个月发生在我的老家浙江省的一家火锅店里,虽然不是最新的新闻,但是我觉得很有必要拿出来讲一下。

 

这家火锅店采用的是手机扫码点菜,可是却擅自规定客人就餐时每个人必须点一份纸巾。顾客发现自己还没点菜呢,自己的购物篮里就已经有个一份收费的纸巾,且无法取消。而且收银台也好,桌上的纸巾盒上也好都没有事先说明。消费者当然无法容忍这个行为,火锅店随即便被举报。据查,该做法违反了≪浙江省反不正当竞争条例≫的规定。最终火锅店接到了来自市场监管部门2万元的罚单,并被要求立即进行整改。

 

商家经营,诚信当先,这是理所当然的事情,可是中国有太多的商家离诚信不止半步远。无论买什么东西,无论在实体店里买还是在网上买,我从小耳边就充斥了这样的语句。“特价商品不予退还”,“包间最低消费多少多少元”,“本店拥有本次活动的最终解释权”,等等等等。这些说法看似有情可原,但其实是没有法律依据的。

 

类似的说法实在是太多了,我再来举一大堆例子。“未在规定时期内支付尾款,预付定金不予退还”,“金银饰品概不退换”,“买一赠一,对赠品不实行三包”,“先签收后验货”,“验货可以,得先交开箱费”,“易损易腐货物在途中损坏、腐烂,本公司概不赔偿”,“超过30天不提货者,本公司有权自行处理”,“包装未损坏、箱内货物损坏与本公司无关”,“货损在总价值的3%以内属于正常的损耗,损失自负”,“更衣柜内如有遗留物品将视为遗弃物品,不予保留”,“本次旅游行程仅供参考,变更恕不通知”,等等等等。

 

商家的这些说法日本人听上去可能条件反射性地就会觉得这明显有问题,做为商家怎么能这样办事呢?但是中国至今为止满大街还都是这样的说法,我从小都听惯了,可以说对这些不合理的语句已经变得很不敏感了。我想应该有不少中国人和我一样需要对这样的不合理变得更敏感一些才行,因为这些行为都是没有法律依据的,是一种强加在消费者头上的“霸王条款”。

 

比如按照≪餐饮业管理经营办法≫的规定,商家如设置最低消费,可处违法所得三倍以下的罚款,但最高不超过三万元。有关部门提醒消费者,当你遇到“霸王条款”,且和商家协商后仍然无法和解的情况下,你可以向当地的消费者权益保护委员会或有关行政部门反应举报,来维护自身的合法权益。当你去中国的时候也要留意这个问题哦!

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今日の単語とフレーズ

 

霸王〇〇

ただで〇〇をする、または何かしら強引な行動を取る、という意味です。使い方は限定的ですが、今日のリスニングに出てきた「霸王条款」の他によく見かける例として、「霸王餐」という言い方があります。「ただ飯」という意味です。「ただ飯を食う」は「吃霸王餐」と言います。

 

例文:

“餐厅要是敢给我规定霸王条款,我就敢吃霸王餐。”“不要这么快上头,好好交涉才是正确解决问题的第一步。”

 

訳文:

「強引なルールを押し付けてくるレストランがあれば、ただ飯食ってやる!」「瞬間湯沸機みたいになるな。しっかり交渉することが正しい問題解決の第一歩だよ。」

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訳文

今日のリスニング

 

こんにちは!中国のレストランで食事をする時、「ワンドリンク制」や「ドリンク持ち込み禁止」などの文言は聞いたことがあるかと思います。しかし「ワンティッシュペーパー制」を聞いたことはあるでしょうか?この事件は先月地元の浙江省の火鍋屋で起きました。最新のニュースではありませんが、紹介する必要があると感じたのでシェアさせて頂きます。

 

この火鍋屋はお客さんにスマホQRコードをスキャンしてもらい、オンラインで注文してもらう方法を導入していますが、ティッシュを注文しなければならないルールを勝手に作りました。お客さんからすれば、まだ注文していないのに買い物かごに既に有料のティッシュペーパーが入っていて、キャンセルもできません。しかも受付にも、ティッシュボックスにもそのような説明が一切書いていません。当然消費者としては容認できない行為なので、火鍋屋を通報しました。調査の結果、この行為は『浙江省不正競争防止法』の規定に違反していることが判明しました。最終的にこの火鍋屋は管理部門から2万元の罰金を課せられた上、直ちに業務改善するよう命じられました。

 

当たり前ですが、経営において信頼が一番重要です。しかし中国の多すぎる会社たちが信頼という言葉に遠く及んでいません。何を買っても、実際の店舗でもオンラインショップでも、小さい頃から私の耳にはこんな文言で溢れています。「割引品につき、返品はできません」、「個室では最低いくらいくら以上注文しなければなりません」、「キャンペーンのルールに関して、弊社の解釈が最終的な解釈となります」、などなど。少し理にかなっている部分があるように聞こえますが、実は法律の根拠がありません。。

 

似たような言い方はいくらでもあります。沢山例を挙げましょう。「期限内に残金を支払わなかった場合、頭金はお返ししません」、「金、銀のアクセサリー類は返品できません」、「一個買って一個おまけをつけます。ただしおまけについては返金も返品もできません。また保証もつきません」、「受取サインをしてから商品を検品してください」、「商品を検品するのはいいですが、箱を開封する場合先ず開封費をお支払いください」、「壊れ物、腐りやすいものが運送中に破損したり、腐ったりした場合、弊社は賠償しかねます」、「30日以上荷物を受け取らなった場合、弊社の裁量で貨物を処理できます」、「包装が破損していない状態で中身が破損した場合、弊社は無関係です」、「貨物の総額の3%以内の破損は正常の摩耗と見なし、その分の損失はご自分で負担してください」、「ロッカーの中の忘れ物は持ち主が破棄したものと見なし、保管しかねます」、「今回の旅行のスケジュールはあくまで参考用で、変更してもご連絡しない場合がありますのでご容赦ください」、などなどなどなど。

 

店側のこのような言い分を聞かされたら、日本人なら条件反射的にこれはおかしい、お店としてこんなやり方はありえないと思うでしょう。しかし中国では今でも巷にこんな言い分ばかりです。私も小さい頃から聞き慣れてしまって、このような非常識に対して敏感じゃなくなってきています。私と同じように、非常識な言い訳にもっと敏感にならなければいけない中国人が少なくないのではないでしょうか?何故ならこれらの行為は法律の根拠がなく、強引に押し付けられたルールです。

 

例えば中国の『飲食業界管理経営規則』によりますと、最低支払い金額を設定した店には、この違法行為による収入の三倍までの罰金を課すことができます。ただし罰金の上限は3万元です。政府は、もしこのような「押し付けルール」に遭遇し、店側と交渉しても解決できなかった場合、地元の消費者権利保護委員会や行政部門に相談、通報し、自身の権利を守るよう消費者に呼びかけています。皆さんも中国に行く時は留意してくださいね!