あなたの知らない中国語!

「あなたの知らない中国語!」の公式ブログです。毎週Podcast、Google Podcast、Spotify、Anchorとこのブログで配信しております。ご質問・ご意見はそれぞれのエピソードのコメント欄へお願い致します。

通常版第20話 祝日1/节日1

あなたの知らない中国語!

 

通常版第20話 祝日1/节日1

の配信がスタートしました!

 

ご視聴は下記のリンクをクリックしてください!

または各Podcastのアプリで「あなたの知らない中国語」と検索してください。

Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E7%AC%AC20%E8%A9%B1-%E7%A5%9D%E6%97%A51-%E8%8A%82%E6%97%A51/id1528116819?i=1000494470943

 

Google Podcasts

https://podcasts.google.com/feed/aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy8yZmNjYzQxYy9wb2RjYXN0L3Jzcw==

 

Spotify

open.spotify.com

Anchor:

anchor.fm

 

またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問は毎回番組の最後の質問コーナーでご紹介することがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

 

通常版第20話 祝日1/节日1

原稿

 

今日の本文

大家好!中国历史悠久,加之日历分阴历和阳历,所以存在着很多很多的节日。最有名的节日当属春节。春节相当于日本的新年,不同的是春节指的是阴历上的一年之初,所以春节并不是从公历的一月一号开始的。我们常说的春节一般指正月初一到十五这十五天,从公历来说一般位于每年的1月底至2月末之间。不过往往只有学生才能休息满十五天。工薪阶层们早一点的在正月初四,晚一点的在正月初八就会开始工作。请注意今天的内容如果没有特殊说明,所有日期指的都是阴历。

 

こんにちは!中国は歴史の長さに加えて、新暦と旧暦が存在することから、様々な祝日があります。一番有名な祝日は春節です。春節は日本の新年、つまりお正月に相当します。日本と違うのは春節は旧暦の年初を指すので、一月一日からではありません。春節の期間は旧暦の一月一日から十五日までで、大体新暦の1月末から2月末までの間に位置しており、毎年違います。ただこの十五日間をフルで休めるのは学生だけです。社会人の場合、早い人は旧暦一月四日から、遅い人でも旧暦一月八日から仕事が始まります。   以降本日出てくる日付は説明がない限り、全て旧暦を指します。

 

春节的准备工作从年末就开始了。在中国,一年的最后一天叫除夕,也叫大年夜。而大年夜的前一天,即12月30日叫做小年夜。在这一天里家人会一起大扫除,准备年货。可以说是一年里最繁忙的一天了。在小年夜这一天还有一个传统活动,那就是祭灶神。中国家家户户都在厨房里供着一位灶神,而灶神会在每年年底返回天庭汇报这一年这一家的情况。所以在灶神出发之前人们会拿出贡品来款待他,让他在汇报时多说一点好话。

 

春節の準備は年末から始まります。中国では旧暦の一年最後の日を「除夜」、または「大晦日」と言います。大晦日の前日、つまり12月30日は「小晦日」です。この日に家族みんなで大掃除をしたり、年越しのための必需品を準備したりするので、一年で一番忙しい日と言えます。小晦日にはもう一つ伝統行事があり、「台所の神様を送る」ことです。中国ではどの家も台所の神様を祭っています。台所の神様は年末に天上の宮殿に帰って、この家の一年の状況を神様たちに報告することになっています。彼が出発する前に供物で接待して、いい報告をして頂くようにお願いをする行事です。

 

一切准备完毕后终于迎来了除夕。有些地区的家庭会在除夕这一天的某个时辰里祭祖。主妇们会做好很多豪华的菜肴上供并点香以示对先人的怀念。上班族们在这一天依然需要工作到中午,因为除夕不是法定节假日。不过过了中午就可以离开公司,回家和家人团聚了。不管多远,除夕这一天中国人总是会赶回家,晚上和家人们团聚在一起吃年夜饭,也叫团圆饭。年夜饭是过年期间最重要的一件事。

 

全ての準備が終わったらいよいよ大晦日です。地域によっては大晦日の昼間の決まった時刻に祖先を祭ります。主婦/主夫たちが豪華絢爛な料理を作り、お線香をたいて先人を想います。サラリーマンたちはなんと大晦日のお昼まで仕事をしなければなりません。何故なら大晦日は法定休日ではないからです。とは言え、お昼過ぎには会社を出て、家に帰ることができます。どんなに遠くても、中国人は必ず大晦日は家に帰り、家族団欒し、夜は一緒に年越し飯を食べます。年越し飯は団欒飯とも言い、年末年始で一番重要な行事です。

 

吃完年夜饭后主要有两个活动。一个是放鞭炮,或者看烟火。原本中国的传统是家家户户都放鞭炮,但是因为鞭炮较为危险,近几年城区都不允许擅自放鞭炮了。不过农村可以放,吃完年夜饭后家家户户都出门在自家院子里或门前放各式各样的鞭炮和烟火,非常热闹。还有一个活动是观看中央电视台的“春节联欢晚会”,相当于日本的红白歌会。大家一直看到过0点,然后才睡觉。

 

年越し飯を食べた後、二つのイベントが待っています。一つは爆竹か花火です。中国は伝統的にどの家も大晦日に爆竹をやります。しかし危険なので、近年都市部では禁止になりましたが、田舎ではまだまだできます。夜みんなで外に出て、庭や家の前で様々な種類の爆竹や花火をやるので、とても賑やかです。もう一つのイベントは日本の紅白歌合戦に当たる「春節連環晩会」を観ることです。0時過ぎまで番組を鑑賞して、その後就寝します。

 

过了0点就到了新的一年。无论是阴历还是阳历,新的一年的第一天都叫做元旦,元旦最重要的事情就是拜年。父母会带着孩子去亲戚家挨个拜年。“新年快乐!祝爷爷奶奶在新的一年里身体健康、万事如意,长命百岁!”这是最常见的拜年时说的话。接受了拜年的长辈则需要给晚辈压岁钱。压岁钱往往放在一个红色的像信封一样的袋子里,叫做红包。

 

0時を過ぎたら年が明けます。新暦でも旧暦でも、新年の初日は元旦と呼びます。元旦の最重要事項は「新年の挨拶」です。親が子供を連れて親戚の家を回って全員に挨拶をします。「ハッピーニューイヤー!おじいちゃんおばあちゃん、新しい一年、健康であること、万事順調に運ぶこと、長寿であることを祈ります!」これが新年の挨拶の常套句です。子供から挨拶をされたら、お年玉を挙げなくてはなりません。お年玉はよく赤い封筒のような袋に入れて渡します。これを「红包」と言います。

 

春节的最后一天,也就是正月十五是元宵节。元宵节往往是学生们寒假的最后一天。因为第二天就要上学了,所以大家往往会出门来参加假期最后一次活动,所以大街上非常热闹。这一天主要的传统活动包括吃元宵或汤圆,相当于日本的芝麻馅的团子。还有就是赏花灯和猜灯谜。城市里的主要广场上会挂起无数的彩灯,灯下会悬挂着纸条,上面写着各种谜语让人们来猜。

 

春節の最後の日は旧暦一月十五日の元宵節です。元宵節は学生たちにとって冬休み最後の日になるので、みんな外に出て最後のお祭りに参加します。それ故に町中が賑わいます。元宵節の伝統的なイベントは元宵、或いは汤圆を食べることです。ゴマダレの入った団子のことです。また花灯篭を鑑賞したり、謎々を解くイベントも特徴的です。町の主要な広場で無数の灯篭が掲げられ、灯篭の下には短冊のような紙がぶら下がっています。そこに謎々が書いてあり、みんなに解いてもらったりして盛り上がります。

 

今日の単語とフレーズ

1.工薪阶层

意味はサラリーマン、です。因みに個人事業主は「个体户」、或いは「个体劳动者」、フリーランスは「自由职业者」と言います。

例文:“王哥,你生活这么滋润,肯定是公司老板吧?”“哪有,就是个普通的工薪阶层。”

訳文:「王さん、生活潤ってますね。どっかの社長さんでしょう?」「んなわけ。普通のサラリーマンだよ。」

 

2.说好话

悪口ではなく称賛の言葉を言ったり、褒め称えたりすることを指します。逆に「悪口を言う」「陰口を言う」は「说坏话」と言います。

例文:“马上就要年终考核了。”“陈姐,您和科长熟,帮我在他那儿多说说好话呗。”

訳文:「もうすぐ年末の査定期間だね。」「陳さん、あなた課長と仲が良いでしょう?彼の前で俺の良かったところをアピールしてくれよ!」

 

3.时辰

意味は時刻、時間、です。この言い方は現代語の時間である「时间」の古文の言い方ですが、現代文の中でも時々出てきます。

例文:“将军,时辰到了。”“好,全军听令,出发!”

訳文:「将軍、時間でございます。」「よーし、全軍聞け、出発!」

 

4.擅自

意味は勝手に、です。やる権限がないのに勝手にやった、或いは自分が決められないのに勝手に決めたなどの場合に使います。書き言葉です。

例文:“以前的军训里有一条规则是未经允许,不得擅自擦汗。”“有的有的,不过现在没有那么严了。”

訳文:「昔の学生向け軍事訓練でこんな規則があったよね。許可がない限り、汗を拭いてはいけないって。」「あるある。けど今はそこまで厳しくなくなったよね。」

 

その他

1.仏教の神様が暮らしている空の上の宮殿を「天庭」と呼びます。「如来佛祖」や「观音菩萨」もいるし、様々な神様が暮らしています。天庭の主人は「玉皇大帝」という神様です。

 

2.有名な爆竹

①二踢脚②鞭炮

 

 

以上どうぞよろしくお願い致します。