あなたの知らない中国語!

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2021年12月23日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年・家里的祭祀 私の少年時代・家の中の祭祀

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原文

今日のリスニング


大家好!这一集我继续来聊聊有关家里的佛教的一些事情。在中国,比较信佛的家庭每年都会在家里举行几次祭祀。这些祭祀大多集中在年底,今天我就来介绍三个最有名的祭祀。


第一个叫祭祖,时间是农历12月23号或24号。大家可以发现这和上一集说的“祭灶”是同一天。没错,这是一个小规模的祭祖,和祭灶同时进行。灶台上方祭着灶,下面或客厅里摆一个小桌子祭祖,意思是大家一起来祭灶。这个祭祀最为简单,桌上既不用摆筷子,也不用准备酒,只需要供上几杯水和祭灶果即可。供水的原因是因为祭灶果比较甜,所以可以让祖先们吃完之后喝点水调节调节。


而家里一年要做的最重要,也最盛大的祭祀叫“送年”。送年按理说应该在年三十这一天举行,尤其是年三十的上午。不过现在的人们年三十的年夜饭可能会去亲戚家吃,或者年三十太忙,所以大家多会提前挑一个休息的日子,或者一个黄道吉日来送年。顺便说一下送年当然有送走旧的一年的意思,但是这个祭祀具体指的是送“太平菩萨”,又叫“太平尊神”。


送年时摆的宴席最为丰盛,据说以前大户人家都要拿出全猪全羊来供奉。我家虽然不富裕,但是为了这一天以前也曾准备过猪头猪尾,或全鸡全鹅。注意供全鸡的时候这只鸡必须是公鸡,也就是会打鸣才行。而且以前是买活鸡在家里杀的,但是据说我小时候觉得这个太残忍了,之后就改为买杀好的鸡。再之后规模也逐渐缩小,改为买鸡肉,而不是全鸡。现在更是改为摆素鸡,整道宴席上的菜都成了素的。供奉完毕后最后要烧黄纸金箔送走太平菩萨,祝福明年全家万事如意,心想事成。


送年之后剩下的丰盛的饭菜下一步需要用来做“饭羹”,也就是比较正式的“祭祖”。上午送年送完之后中午或午后开始做饭羹请祖宗来吃,这次桌上有酒有筷子,有饭有椅子,为的是让祖宗们吃好东西吃个够。结束后最后要烧锡箔,也就是阴间的钱,好让祖先们在那个世界也有钱花。我的家乡那儿有一句话叫“做人弄点吃吃,做鬼弄点锡箔”。而讲究的人家还会一边念经(心经、弥陀经等),一边烧假的美金等冥币给祖先。送完年之后一家人开始吃这一桌丰盛的美食啦。


不知道日本是不是也有这样的习俗呢?

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今日の単語とフレーズ


吃个够

お腹がいっぱいになるまで食べる、十分になるまで食べる、好きなだけ食べる、という意味です。話し言葉です。


例文:

“去国外出差了三个月,现在终于回到日本了,今天让我日餐吃个够!”


訳文:

「三か月海外出張してやっと日本に帰ってきたから、今日は和食をたらふく食わせろ!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今回は引き続き家の中の仏教関連のことについてお話ししたいと思います。中国では、比較的敬虔な仏教信者の家では毎年何回か祭祀を行います。その多くは年末に集中していますが、今日はその中で特に有名な三つの祭祀についてご紹介したいと思います。


一つ目は「祭祖(祖先を祀る)」で、旧暦12月23日か24日に行われます。これは前回お話ししました「祭灶(台所の神様を天上に送る祭祀)」と同じ日です。そうです。この「祭祖」は小規模に祖先を祀るもので、「祭灶」と同時に行われます。コンロの上で台所の神様を祀りながら、下や居間の方では小さめのテーブルで祖先を祀ります。祖先と一緒に台所の神様を送りましょうという意味合いがあります。この祭祀は三つの祭祀の中で一番簡素なもので、テーブルにはお箸もお酒も用意する必要はありません(「祭灶果」というお菓子をお供えするため、手で掴んで食べると想定しているため)。お水と「祭灶果」だけで十分です。お水を用意する理由は「祭灶果」が甘いお菓子なので、祖先たちが食べ終わった後に口直しをしてもらうためだそうです。


一家で一年に一番重要で、一番盛大な祭祀は「送年」です。「送年」は大晦日の日、特に大晦日の午前中にに行われるべきですが、年越し飯を親戚の家で食べたりする場合もあるし、ものすごく忙しい家庭もあるので、今は大晦日の前のどこか休みの日や縁起の良い日を選んで行う家庭がほとんどです。因みに「送年」にはゆく年を送るという意味はもちろんありますが、具体的に何を送るかというと「太平菩薩」、別名「太平尊神」を送ります。


「送年」の宴は特に豪勢です。昔大世帯の家なら豚や羊の丸焼きを出していたそうですが、さほど裕福ではない我が家でも豚頭に尻尾のセット、もしくは鶏やガチョウの丸焼きを出していました。鶏をお供えする時の注意点として、雄の鶏、つまり鳴く鶏でないといけません。昔は生きている鶏を買って家でしめるのですが、小さかった私は残酷だということで反対して、できた鶏を買うようになったそうです。その後規模も縮小してきて、丸焼きではなく鶏肉を買っていました。最近我が家では湯葉でできている鶏肉もどきを使っています。宴の料理からお肉が消えたそうです。祭祀の最後は黄色い金箔紙を燃やして、「太平菩薩」をお送ります。来年も一家万事順調であること、願いが叶うことを祈ります。


「送年」して残った豪勢な料理を使って次は「饭羹」を行います。これは祖先を祀る正式な儀式です。午前中「送年」の料理をそのまま使って、祖先に食べてもらいます。今回は祖先たちがたらふく食べられるようにテーブルにお酒もお箸も、ご飯も椅子も用意します。最後には錫箔紙を燃やします。錫箔は死んだ後の世界で使えるお金とされているので、祖先たちがあの世でも裕福に暮せるようにという願いが込められています。「生きている時はご飯、死んだら錫箔」という地元の言い方もあるぐらい重要なアイテムです。こだわる家庭は一緒に念仏(般若心経や阿弥陀経など)もして、おもちゃのドル紙幣などあの世のお金(と思いたいもの)を祖先のために燃やします。送り終わったら、家族全員でこの豪華の宴を平らげます。


日本にもこのような風習はあるでしょうか。