あなたの知らない中国語!

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2021年10月29日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等14 四大美女・西施1 中国人の心に根付いた昔話等14 四大美女・西施1

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「2021年10月29日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等14 四大美女・西施1 中国人の心に根付いた昔話等14 四大美女・西施1」

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原文

今日のリスニング


    大家好!从这一集开始我把这个老故事系列的标题缩短,并把聊的具体内容也一起写出来,方便大家寻找自己想听的那一集。同时从这一集开始我将花几集来给大家介绍一下古代著名的四大美女的故事。


    中国男人好色,这一点我在三十六计中的“美人计”里也提到了。中国的老百姓很喜欢谈论历史上的美女的故事,而古代最著名的美女是这四位:西施、王昭君貂蝉、杨贵妃,她们合起来被称为“古代四大美女”。美女因其美色无边,所以在古代往往会引来杀身之祸,有的时候美女的存在甚至灭掉过一个国家,古人把这个叫做“红颜祸水”。“红颜”指的是美女或美貌,“祸水”就是指带来灾祸的东西。那么就让我们依次来看看这四大美女能否摆脱因美貌而带来灾祸的命运呢?


    在具体介绍每一个美女之前先得提一句诗,叫“沉鱼落雁,闭月羞花”。这八个字由四个词组成,“沉鱼”、“落雁”、“闭月”、“羞花”分别代表了四大美女中的一位美女。今天我首先要介绍的四大美女之首的西施也是四大美女中最为中国人所知晓的人物了。代表西施的词是“沉鱼”,意思是鱼儿沉底,不浮上来。这究竟是怎么一回事呢?


    西施本名施夷光,是春秋时期越国的美女,大家一般称其为西施,后人尊称其“西子”。西施出生于越国绍兴诸暨苎萝村,苎萝有东西二村,施家住在西村,所以被叫做西施。西施的父亲以卖柴为生,母亲则常去附近的河边浣纱,等稍微大了一点之后西施自己也常去帮母亲浣纱。西施天生丽质,五官端正,粉面桃花,相貌过人。她在河边浣纱时,清澈的河水映照出她俊俏的身影,使她显得更加美丽。在河里的鱼儿看着她美丽的倒影看呆了,甚至忘记了游水,渐渐地沉到河底。当然了,这是一个民间传说的故事,不过已经深入人心了。


    正因为绝世美女西施在这儿浣过纱,所以后世人们将苎萝山下的这条小河叫做浣纱溪,把河边的滩地叫做西施滩,把河中的大石头叫做浣纱石。这块大方石上雕刻着“浣纱”二字,据说是出自东晋时期的大书法家王羲之之手。


    可是谁又会想到这么一个普普通通的浣纱女会改变春秋时期各国争霸的命运呢?西施的命运究竟如何,我们下集再讲。

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今日の単語とフレーズ


普普通通

很普通。

極めて普通という意味です。中国語ではこのように一部の二文字形容詞を繰り返すことでその意味を強調することができます。例えば「はっきり」という意味の「明白」を「明明白白」に、「整っている」という意味の「整齐」を「整整齐齐」に「レベルアップ」させる使い方です。


例文:

“这个普普通通的工人竟然能把三十六计的含义说得明明白白的,真是厉害!”


訳文:

「この普通極まりない労働者が三十六計に含まれている意味をこんなにはっきり説明できるとは、すごい!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今回から皆さんが聞きたい回を探しやすくするためにこの昔話等のシリーズのタイトルを短縮して、代わりにお話の内容をタイトルに書き出しました。また今回から数話を使って「古代四大美女」の物語をご紹介したいと思います。


中国の男性は好色だということを三十六計「美人計」で触れました。百姓は皆歴史上の美女の物語についてお喋りしたがります。古代一番有名な美女はこちらの四名です。西施、王昭君貂蝉楊貴妃、この四人を合わせて「古代四大美女」と呼んでいます。古代の美女はその美しさゆえよく命の危険に曝されます。また美女の存在が国を滅ぼしたなんてこともありました。古人はこれを「紅顔禍水」と呼びます。「紅顔」は美女や美貌を意味し、「禍水」は災厄をもたらすものという意味です。ではこの四大美女が美貌によってもたらされる禍の運命を避けることができるか見ていきましょう。


それぞれの美人を具体的にご紹介する前に、ある詩に触れておかなければなりません。それが「沈魚落雁、閉月羞花」という詩です。この八文字は四つの言葉からなっています。「沈魚」、「落雁」、「閉月」、「羞花」はそれぞれ四大美女の一人を代表しています。今日まずご紹介したいのは四大美女の筆頭で、四人の中で一番中国人に知られている西施という美女です。西施を表す言葉は「沈魚」で、魚が沈んで浮かび上がってこないという意味ですが、どういうことでしょうか。


西施の本名は施夷光で、春秋時代越の国の美女です。一般的に西施と呼ばれ、後世では「西子」と尊称されることもあります。西施は越の国紹興諸暨にある苎蘿という村に生まれました。苎蘿村には東村と西村とがあり、施家は西村に住んでいたので西施と呼ばれました。西施の父親は柴を売って生計を立て、母親はよく河に行ってシルクを洗濯しました。西施も少し大きくなったら母親を手伝ってシルクを洗っていました。西施は生まれつき美人で、端正に整えられている顔のパーツにまるで桃の花のようなピンク色の顔の肌に恵まれ、ずば抜けた美貌の持ち主でした。河でシルクを洗っていると、清らかな川水が彼女の美しい姿を映し、更に綺麗に見えます。河の中に泳いでいる魚もその姿に見惚れて、ボーとして泳ぐことも忘れて川底に沈んだほどでした。もちろんこれは民間の伝説ですが、人々の心に根付きました。


絶世美女西施がここでシルクを洗ったことがあるという理由で、後世の人々は苎蘿山の下のこの小川を「シルク洗い河」、河原を「西施灘」、河の中の大きな石を「シルク洗い石」と呼びました。「シルク洗い石」には「浣纱(シルク洗いという意味)」という二文字が彫られていますが、東晋時代の著名な書道家王羲之の筆跡だと言われています。


このような普通極まりないシルク洗い子が春秋時代覇権を争う各国の命運をも変えることになるとは、誰が想像したでしょう。西施の運命がどうなったか、次回お話しします。