あなたの知らない中国語!

「あなたの知らない中国語!」の公式ブログです。毎週Podcast、Google Podcast、Spotify、Anchorとこのブログで配信しております。ご質問・ご意見はそれぞれのエピソードのコメント欄へお願い致します。

2021年12月12日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等17 “不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天” 中国人の心に根付いた昔話等17 「不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天」

あなたの知らない中国語!

 

「2021年12月12日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等17 “不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天” 中国人の心に根付いた昔話等17 「不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天」」

の配信がスタートしました!

原稿は一番下に掲載しております。

 

ご視聴は下記のリンクをクリックしてください!

または各Podcastのアプリで「あなたの知らない中国語」と検索してください。

 

Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AA%9E/id1528116819


Google Podcasts

https://podcasts.google.com/feed/aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy8yZmNjYzQxYy9wb2RjYXN0L3Jzcw==

 

Spotify: https://open.spotify.com/show/4qjiCy9BRd9KcC7j9TITM8

 

またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

……………………………………………………………………

原文

今日のリスニング


大家好!今天我来介绍一个很长的成语,叫“不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天”。这个成语还可以被缩略成“一鸣惊人”。


可能有听众从字面上已经看出这个成语的意思了:这只鸟不叫还好,一叫就会让人震惊;不飞还行,一飞就会冲上九天。往往用来形容一个人平时默默无闻,深藏不露,但是一旦施展才华就会做出惊人的业绩。或者也可以形容大器晚成。因为这个成语的意思很好,所以有很多中国人会用“一鸣”这个词来作为名字,比如“张一鸣”、“王一鸣”等。


这个成语出自两个历史故事。第一个是西汉时期的史学家司马迁写的《史记》当中的《滑稽列传》。说战国时期齐国第四代国君齐威王游手好闲,整天喝酒作乐,不理朝政。周边诸国抓住这个机会一起来犯,齐国到了岌岌可危的危难之际。但是大臣里面没有一个敢进谏言的。


只有一个叫淳于髡的人用隐语来劝说齐威王:“国内有一只大鸟,栖息在大王的宫庭里,三年不飞也不鸣叫,大王可知道这鸟是为什么?”淳于髡所说的鸟就是隐喻无所作为的齐威王。


威王听后领悟了他的意思,说:“这鸟不飞则罢,一飞就直冲云天;不鸣叫则罢,一鸣叫就震惊世人。”这个回答很巧妙,即否认了自己的无为,又表明自己今后会有所改变。在那之后齐威王真的采取了措施,重振了齐国。


还有一个历史故事是出自战国末期思想家韩非子写的《韩非子・喻老》。其内容也是类似的故事,君王无为,臣子用鸟暗喻,让君王醒悟。


不知道大家喜不喜欢这个成语呢?我个人很喜欢,也相信自己是大器晚成型的,只是至今为止还没有看到眉目。开个玩笑!希望听节目的朋友们都能“一鸣惊人”。

……………………………………………………………………

今日の単語とフレーズ


醒悟

迷いが晴れたり、間違いに気付いたりして、悟りを開くこと。


例文:

“领导再不快点醒悟过来的话公司就完了。”“我觉得他们这辈子醒悟不过来了…”


訳文:

「リーダーたちがそろそろ(間違っていることを)悟らないとこの会社終わりだよ。」「彼ら一生悟らないような気がするけど…」

……………………………………………………………………

訳文

今日のリスニング


こんにちは。今日はとても長い四字熟語をご紹介したいと思います。「不鸣则已,一鸣惊人;不飞则已,一飞冲天」です。略して「一鳴驚人」と言います。


文字から意味が分かったリスナーの方もいらっしゃるかもしれません。この鳥は今は鳴いていないけど、一度鳴き出すと皆を驚かしてしまう(ほど大きな声を出す)。今は飛ばないように見えるけど、一度飛ぶと空のてっぺんまで飛んでしまう。普段は力を隠して、大人しくて全く無名ですけど、一旦才能を見せたら人が驚くような成績を出すことの喩えとして使います。または大器晩成を指すこともあります。とても良い意味の四字熟語のため、「一鳴」を名前にする中国人が多くいます。例えば「張一鳴」や「王一鳴」のように。


この四字熟語の出所は二つの歴史物語です。一つは前漢時代の歴史学者司馬遷が書いた『史記』の中の「滑稽列伝」からです。戦国時代、斉の国の四代目の王様である威王が毎日遊びばかりして、政に一切手を付けません。周りの諸国はこれを機に一緒に攻めてきて、斉が滅亡の危機に陥っていたのです。しかし大臣の中に進言する人は誰もいませんでした。


たった一人淳于髡という人が隠語で斉威王を諫めました。彼はこう言いました。「国内に大きな鳥がいて、大王様の宮廷に住んでいます。三年間この鳥は飛びもしないし、鳴きもしませんでした。これはどういうことか大王様ご存じですか?」淳于髡の言っている鳥はすなわち無為無策の威王の隠喩です。


これ聞いた威王は彼の言わんとしていることが分かって、こう答えました。「この鳥は今は飛ばないように見えるけど、一度飛ぶと空のてっぺんまで飛んでしまう。今は鳴いていないけど、一度鳴き出すと皆を驚かしてしまう(ほど大きな声を出す)。」この答えは非常に巧妙で、自分の無為を否定した上で、今後変わることを示唆しました。その後、威王は本当に様々な施策を打ち出し、斉の国を再興しました。


もう一つの歴史物語は戦国末期の思想家韓非子が書いた『韓非子・喩老』からです。内容は似ていて、無為な王様を臣下が鳥で暗喩し、悟らせる物語です。


皆さんはこの四字熟語が好きでしょうか?個人的には好きで、自分も大器晩成型だと信じていますが、今に至って未だになんの出世の兆しも見えていません…冗談です!この番組を聞いている方全員「一鳴驚人」できること、願っております。