あなたの知らない中国語!

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2021年9月16日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年(早恋篇・下) 私の少年時代(「早すぎる恋愛」編・下)

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「2021年9月16日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年(早恋篇・下) 私の少年時代(「早すぎる恋愛」編・下)」

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!在上集和中集里我介绍到了目前早恋在中国受到的打压之大,相信大家肯定觉得很惊讶吧。不过的确最近的情况要比以前好很多,尤其是上海等比较开放的大城市,对早恋全部一概“掐死”的现象变得少了很多。毕竟青少年恋爱是普遍存在的客观现象,光是阻止肯定不是一个好办法。2018年,一项对广东省佛山市1,055名高中生的调查显示,高中生现在或曾经有亲密伴侣的约占50%,且该现象几乎没有性别差异。而在对于恋爱态度的调查项目中,接受高中谈恋爱的男生达到79%,女生达到71.3%


尽管现在的学生们认识已经产生了变化,但是想要改变一直以来的这个社会氛围是很困难的。在“一考定终身”的高考学业压力和传统的婚恋观念之下,学校和父母依然对“早恋”现象持否定态度,担忧青春懵懂的爱恋会占据孩子的精力,对学业和自身健康造成不良的影响。这个社会氛围对学生自己的心理也造成了影响。


一项2014年在广东、福建和山东的随机抽样调查发现,中学生对恋爱总体持较为悲观的态度,认为恋爱会影响学习的占47.6%、认为影响前途的占41.5%、认为恋爱关系不会有未来的占24.8%,认为恋爱会减少同学间交流的占19.7%。仅有11.9%的调查对象认为恋爱不会影响学习。这么看来不得不说早恋问题是中国的一个复杂的社会问题。比方说华中师范大学2011年的研究就发现,与初中生恋不恋爱相关的各因素包括了性别、家庭收入、言情小说阅读情况、上网情况、个人条件(外貌、智力、特长)、住宿情况和性教育情况。另外也有研究显示,家庭越不稳定的孩子早恋的倾向也越大。的确当时的小混混们有女朋友的比例比普通学生要高,现在想起来我那个时候要是也当个小混混的话说不定恋爱就成了呢!


玩笑开到这儿。考虑到良好的早期恋爱对一个人的精神成长所能造成的巨大的良性影响,我觉得整个社会从一个积极的角度来探讨早恋的应对方式,形成一个积极向上的社会氛围才是正确的做法。有很多研究都表明恋爱对大脑发育有着不可替代的良性影响,可以提高今后人生中婚姻的美满程度,还可以培养学不到的情操,发展健康向上有活力的人格。可能这个说法有点奇怪,但是我认为社会应该“利用”好早恋的机会,让孩子可以趁机更好地发育、成长,这才是正道。


我作为一个当年早恋被活活掐死过的人到现在依旧觉得那样的社会是不对的。也祝今后中国的孩子们能真正自由地恋爱,享受幸福的人生。顺便说一下“早恋”这个叫法不好,明显带有社会性否定的意思在里面,可能早恋得不到支持和这个名称也有关系。那咱们就趁这个机会改个名,以后就不叫“早恋”了,改叫“青春恋”。祝同学们好好学习,天天青春恋!

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今日の単語とフレーズ


好好学习,天天向上。

直訳すると、よく学び、日々向上しよう、という意味になります。中国の学校でよく見かける勉強を奨励するスローガンですので是非覚えてください。本文最後の文章このスローガンのパロディです。


例文:

小明,今天在学校里都学了些什么呀?”“老师告诉我们要好好学习,天天向上。”


訳文:

「明くん、今日学校で何を勉強したの?」「よく学び、日々向上しようって先生から教わった。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!上の回と中の回で現在「早恋」が中国でどれだけ叩かれているかについてご紹介しました。皆さんもきっと驚いたことでしょう。ただ確かに最近の状況は良くなってきています。特に上海など比較的オープンな大都会では「早恋」を一緒くたに全部撲滅してしまうようなことも減ってきています。やはり恋愛は青少年の間に普遍的に存在している客観的な現象なので、ただそれを無くすという方法は決していい方法ではないと思います。2018年、広東省佛山市1,055人の高校生への調査結果では、現在恋人が居るもしくは居たことがある比率は男女問わず約50%です。また恋愛への態度については、高校で恋愛することはありと思っている男子生徒が79%で、女子生徒は71.3%です。


今の生徒たちの認識が既に変わったとは言え、ずっと続いてきたこの社会的雰囲気を打破するのはやはり困難なことです。「一回の試験で将来が決まる」と言われている大学進学試験から来る学業のプレッシャーや伝統的な婚姻観の影響で、学校と親は「早恋」について依然否定的な態度を取っています。恋愛することはまだ若い子供の精力を費やし、学業にも健康にも悪影響を与えるのではないかと心配です。この社会的雰囲気は子供たちにまで影響を及ぼしています。


2014年広東省福建省山東省で行ったランダムなサンプリング調査では、中学生が恋愛に対する態度は全体的に悲観的であるという結果が出ました。恋愛が勉強に悪影響を与えると考える生徒は47.6%で、将来に悪影響を与えると考える生徒は41.5%です。「早恋」に未来はないと思う生徒は24.8%で、恋愛は生徒間のコミュニケーション時間を減らすと思う生徒は19.7%いました。僅か11.9%の生徒が恋愛は勉強に影響しないと考えています。こうして見ると「早恋」は既に中国社会における複雑な問題になっていると言えます。例えば2011年華中師範大学が行った研究では、中学生が恋愛するかどうかに影響を与える要素として性別、家庭収入、恋愛小説をどれだけ読んだか、インターネットへのアクセス状況、個人的特徴(外見、IQ、得意とすること)、どのような部屋に住んでいるか(例えば狭い寮なのか広い実家なのか)及び受けた性教育などが挙げられます。また他の研究では家庭が安定しなければ安定しないほど、子供の「早恋」の確率が上がるそうです。確かに当時チンピラ生徒たちの彼女持ち率は普通の生徒より高かったです。私もチンピラだったら恋愛が成就したかもしれませんね。


冗談はさておき、若い時に経験した良い恋愛経験が人間の精神的成長に与える大きなプラスの影響を考えると、社会全体がもっとポジティブに「早恋」の対応を検討した方が良いと思います。「早恋」に対してもっと前向きな社会的雰囲気を形成するのが正しい方向ではないでしょうか。恋愛が脳の発育に掛け替えのない良い影響を与えることは多くの研究が証明しています。これからの人生での婚姻の成功に貢献し、学校では教われない情操(EQ)が培われ、健康で前向きで活力のある人格の形成の一助になります。言い方が変かもしれませんが、社会はもっと「早恋」を利用すべきです。「早恋」という機会で子供たちをより良く発育成長させる、これこそ正しい道だと思います。


「早恋」してそのまま潰された経験を味わった人間としてやはりあのような社会はおかしいと思います。これから中国の子供たちが本当の意味で自由に恋愛をし、幸せな人生を享受できるよう祈っております。因みに「早恋」という呼び名は否定的な意味が感じられるので、良くないと思います。「早恋」が支持されない理由はここにあるかもしれません。これを機に名前を変えましょう。これからは「早恋」ではなく、「青春恋」に改めましょう。では学生たちよ、よく学び、日々青春恋しましょう!