あなたの知らない中国語!

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2021年11月11日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年・值周篇 私の少年時代・週直編

あなたの知らない中国語!

 

通常版第話 /

「2021年11月11日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年・值周篇 私の少年時代・週直編」

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!继11月4号上周四讲到的“值日”,今天我要继续来讲讲学校里的另一个制度,那就是“值周”。日本有的学校里也有值周,但是其内容基本和值日差不多,相当于把值日延长到一周而已。但是中国学校里的值周则完全指的是另外一回事儿,其具体内容用两个字来概括就是“检查”。没错,中国学校里的值周就相当于比较严格的日本的“风纪委员会”一样,负责检查一周之内各个班级的表现。


一般值周会按顺序由每个班级轮流负责,负责值周的班级会派出数名至十名左右的学生来负责各项检查工作,如果发现哪个班级的学生违规了的话就会进行记录,并按规定扣除这个班级的“分数”。


值周生的一天的工作从早晨的校门口开始。一般会有两位值周生提早来到学校,站在校门口检查所有通过校门的学生。比如校徽有没有别好,该穿校服的日子有没有穿校服(一般周一需要穿校服),学生的发型有没有太奇特或太长,有没有人迟到。另外比如小学生的话基本大家都是加入了中国少年先锋队的,所以还会检查你有没有挂队员的象征——红领巾。


之后值周生会穿梭在各个班级,检查晨读的状况,看看大家是不是有认真地在学习。同时也会对车棚进行检查,看看各个班级的自行车是不是排放整齐。之前我提到过中国的学校会在上午第二和第三节课之间以及下午第一和第二节课之间做眼保健操。所以等到了这两个课间,值周生需要提前离开自己的教室,迅速地去每一个班级转一圈,看看大家是不是在认真地做眼保健操。如果看到某个学生没有闭上眼睛的话就会扣分(做眼保健操时需要闭上眼睛)。针对这个检查,各个班级也会做出对策。比如安排班长放风,看到值周生快要到之后马上通知班级里的同学,让大家闭上眼睛。不愧是上有政策下有对策啊!更甚者会启用和来检查的值周生关系比较好的同学来放风,这样的话值周生也就不好意思扣分,看来从小“关系”和人脉就很重要啊。


除此之外值周生还需要检查各个班级值日的打扫情况、周一早上升旗仪式时大家的站姿、是否有在唱国歌和正确敬礼、每天早上做广播体操时动作是否标准等等。这所有的分数加起来就是这个班级这一周的总分,每周分数最高的班级会在下周一早上的升旗仪式上被全校表扬,而表现特别差的班级则会被全体批评。一个学期下来总分最高的班级还会获得“优秀班级”的称号,据说这个班级的班主任还会涨工资呢。所以每个班主任对这件事都十分重视。


这个检查系统看似没什么大问题,但是因为负责检查的是普通学生,所以大家包庇自己班级的情况非常严重,负责值周的班级基本都能拿到高分。看来无论什么规定都需要考虑到实际操作的人的问题啊。

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今日の単語とフレーズ


转一圈

ぐるっと回る、ちょっと行ってくる、ちょっとそこまで、という意味です。


例文:

“吃完饭一起去广场转一圈?”“我想去公园转一圈,呼吸一下新鲜空气。”


訳文:

「ご飯食べたら一緒に広場までちょこっと散歩する?」「公園に行ってきたい。新鮮な空気を吸いたい。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!11月4日先週木曜日に「日直」についてお話ししましたが、今日は引き続き学校内のもう一つの制度についてご紹介したいと思います。それが「週直」です。日本にも学校によっては週直があると聞きますが、日直とほぼ内容が同じで、日直の延長のようなものです。一方中国の学校の週直は完全に別物で、その内容を二文字でまとめると「検閲」です。中国の学校の週直は日本の「風紀委員会」の厳しいバージョンのようなもので、一週間にわたって各クラスがルールを守っているかチェックする役割です。


週直は全クラスが週ごとに順番に担当していきます。週直担当のクラスは数名から十名ぐらいの生徒を出し、各種検閲やチェックの仕事を行います。学校のルールを破った行動を見つけたら記録し、規定に従ってその生徒のクラスを減点処分にします。


週直生の一日は朝の校門から始まります。通常二名の週直生が早く登校し、校門に立って全ての生徒をチェックします。チェックポイントには例えば学校のバッジをちゃんと付けているか、制服の日に制服を着てきたか(通常月曜日が制服の日です)、髪型が奇抜か、髪の毛が長すぎないか、遅刻する人がいるか、などがあります。また中国の小学校の場合、基本生徒全員が少年先鋒隊(中国共産党の予備隊)に入っているので、隊員を象徴する「赤いスカーフ」を付けているかどうかもチェックされます。


その後週直生は各クラスを回り、朝の会がちゃんと行われているかをチェックします(中国の朝の会は先生が何か重要事項を伝えたり、授業の予習をしたり、たまにそのまま授業をする時間です)。同時に駐輪場もチェックし、自転車が一直線に綺麗に並べられているかを見ます。前の回では午前中二時限目と三時限目の間及び午後一時限目と二時限目の間に「目の体操(eye exercise)」を実施すると紹介したことがあります。この目の体操の時間になると週直生は前もって(直前の授業が終わる前に)自分の教室を出て、素早く全校の各教室を回り、皆が真面目に目の体操をやっているかチェックします。目を閉じていない生徒を見かけるとそのクラスを減点させます(目の体操は目を閉じてやるものです)。ちなみに、各クラスも週直生対策を取っていて、クラス委員長を見張りに付けて、週直生が近づいてくるのを見たらすぐ生徒たちに通知するようにしています。さすが「上に政策あり、下に対策あり」ですね!もっとすごいクラスはチェックしにくる週直生と仲が良い生徒を見張りに付けます。そうすれば週直生がお友達の前でその友達のクラスを減点させることができにくくなります。なるほど、小さい時からコネや人脈が大事というわけですね。


他には各クラスの日直の状況(綺麗にお掃除したかどうか)、月曜日の国旗掲揚で全校生徒がちゃんと直立しているか、国歌を歌っているか、正しく敬礼をしているか、毎朝のラジオ体操での動作が正しいかなどもチェックします。これら全ての点数を足して(減点方式)そのクラスの今週の合計点になります。一番点数が高いがクラスは翌週月曜日朝の国旗掲揚式の後に全校生徒の前で褒められ、特に悪かったクラスは叱られます。一半期が終わって総得点が一番高いクラスは「優秀クラス」の称号を得ることができ、噂ではそのクラスの担任先生の給料も上がるそうです。そのため、担任たちはこの点数に特に敏感です。


このシステムは一見大きな問題がないように見えます。しかし検閲を担当するのは生徒ですから、自分のクラスを贔屓することが多発します。基本週直を担当するクラス自身の点数が低くなることはありません。どの規則もそれを実行する人間のことを考慮して設計しなければなりませんね。