あなたの知らない中国語!

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2021年9月14日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年(早恋篇・上) 私の少年時代(「早すぎる恋愛」編・上)

あなたの知らない中国語!

 

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!今天来给大家介绍一下在日本不存在的,很富有中国特色的一个概念,叫“早恋”。早恋的正式称呼为“青春期恋爱”,不过一般中国人都叫它早恋。早恋的定义是这样的:18岁以下的青少年建立恋爱关系或对他人产生爱意的行为。中国社会从整体上来讲直到现在依然对这个早恋持否定的态度。


可能你会问,18岁以下的青少年建立恋爱关系或对他人产生爱意这不是很正常的吗?为什么要否定呢?其实我也觉得这很正常,我也很纳闷儿为什么要否定早恋。但是首先不得不承认的事实是,在中国的小学、初中、高中,早恋是绝对得不到支持的。小学和初中一旦发现早恋基本就是一棒子打死,而哪怕到了高中很多时候也是会被学校和家长想方设法给扼杀掉。


在发现学生或孩子早恋后社会可能会采取的做法大致有这些。首先如果你们俩坐的很近的话座位会被调开、调远,以减少你们的接触时间和接触机会。其次老师会找你谈话,给你讲讲早恋的坏处,然后拿出你的考试成绩给你“语重心长”地讲解一下人生道理,劝你不要“误入歧途”。之后还会约家长三方面谈,继续给你施压。再不行就把对方的家长也一起叫过来,老师和家长们拉帮结伙地痛斥你俩一顿。最后一招则是威胁你要是不分手的话就会给予你处分,比如停学,甚至留级或退学。不瞒您说,我正是除了最后一招之外全都经历过的人。


可能日本人会对上述发生的事情觉得很不可意思,但是很遗憾现在正在发生的事情就是这样子的。至于为什么会出现这样的情况,我的分析是这样的。首先,中国社会一直以来在男女交往及婚姻上推崇节操论等保守的思想,这一点本身是没有问题的。但是自从独生子女政策出台以来,晚婚晚育的口号也被一起喊了起来。中国现在的法定结婚年龄是男性22岁,女性20岁,和包括日本在内的世界相比相对偏晚。而晚婚晚育推崇的是比这个法定结婚年龄还要晚3年以上结婚,也就是男性25岁以后,女性23岁以后结婚为好。


在这样一个全民晚婚的氛围下,加之社会对学业成绩的过度重视,早恋就逐渐开始被认为是一种恶习,是一种偏离了社会规则的行为。或许这也和晚恋晚婚的长辈这一代人的单纯的嫉妒有关,或者因为长辈们自己没有类似的经验导致理解的偏差从而误解了早恋,再或者是因为长辈们想象力不足以及应对及处理能力不足,导致单纯地不知道该如何指导早恋的孩子,从而产生恐慌有关。这一切纠结在一起,加上自古以来的文化习俗的影响,早恋就这样被和“不务正业”、“淫秽色情”划上了等号。但其实质或许只是因为社会环境的问题以及社会上没有正确的模范来告诉人们如何正确应对早恋。


剩余的内容我将在明天的中集中继续介绍,敬请期待!

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今日の単語とフレーズ


纳闷(儿)

不思議に思う、何故だろうと首をかしげる、という意味です。話し言葉です。


例文:

“这我就纳闷儿了,你怎么能来的这么快?”“坐新干线来的啊,当然快啦。”


訳文:

「え、分かんないな。お前なんでこんなに早く来れるの?」「新幹線だからそりゃ早いよ。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は日本には存在しない、「中国特色」溢れる概念をご紹介したいと思います。「早すぎる恋愛」という意味の「早恋」です。「早恋」の正式名称は「青春期の恋愛」ですが、一般的には「早恋」と呼んでいます。「早恋」の定義は、18歳以下の青少年が恋愛関係を築くこと、もしくは他人に恋愛感情を抱くこと、です。中国社会全体は今でもこの「早恋」に対して否定的な態度を取っています。


これを聞くと皆さん先ず疑問に思うのは、18歳以下の青少年が恋愛関係を築いたり、他人に恋愛感情を抱いたりするのって普通のことではないかという点だと思います。何故それを否定する必要があるか気になるでしょう。実は私も何故「早恋」を否定するのかと気になってきました。ただ認めなければならない現実は、今の中国の小中高で「早恋」は絶対に支持されないことです。小学校と中学校でもし「早恋」が発覚したら基本一発で徹底的に排除されます。高校でも学校と親のあの手この手によって息の根を止められるでしょう。


生徒もしくは子供が「早恋」をしていると判明した時、社会がよく取る手段は下記の通りです。先ずもし二人の席が近かったら席替えさせられ、座る場所が遠くなります。これは二人が接触する時間と機会を減らすためです。次のステップでは先生が面談してきます。「早恋」の悪いところを説いたり、試験の成績を取り出して「意味深に」人生の理について解説し、間違った道に行かないよう諭してきます。次は親を入れての三者面談を開いて、更にプレッシャーを掛けてきます。それでもダメなら相手の親も呼んできて、先生と親たちで一緒に二人を思いっきり𠮟りつけます。そして最後の手段は脅迫です。もし別れなければ停学や留年、更には退学などの処分をチラつかせて脅迫してきます。何を隠そう、私はまさに最後の手段以外に全部食らったことがあります。


何故ここまでしなければいけないかと日本人なら不思議に思うはずですが、残念ながらこのような馬鹿げたことが今確かに中国で起きています。何故こうなったかについて私の分析を述べますと、先ず中国社会では表向きでは昔から男女交際及び婚姻で「節操」など保守的な思想を訴えてきました。これ自体は問題ありません。しかし一人っ子政策が公布されたのと時を同じくして、「晩婚晩育」というスローガンも叫ばれるようになりました。現在中国の最低結婚年齢は男性22歳、女性20です。これは日本を含む世界より遅いです。「晩婚晩育」はこの最低結婚年齢より3年以上遅い結婚を推奨しています。つまり男性25歳、女性23歳以降に結婚したほうが良いと言うのです。


このような全国民晩婚の雰囲気に加えて、学業や成績に過度な重みを置いているせいで、「早恋」は段々と悪習と見なされるようになっていきました。社会が良しとするルールから外れた行為だと思われるようになっていきました。また「晩恋晩婚」した親世代による単純な嫉妬からきたものもあるかもしれません。或いは親世代の人たちに似たような経験がないから理解がずれ、「早恋」を誤解しただけという部分もあるでしょう。もしくは親世帯の人たちの想像力不足や対応力不足で単純にどのように「早恋」した子供を指導すれば良いか分からないことから来た恐怖もあるでしょう。これら全てが混ざりあって、加えて古くからの文化の影響もあり、「早恋」はこうやった「学業を疎かにしてしまうこと」「淫猥でいやらしいこと」とイコールに思われてしまいました。その本質はただの社会環境問題及びどうすれば良いか示してくれる「成功モデル」がなかっただけかもしれませんが。


続きは明日の「中」の回でご紹介します。乞うご期待!