あなたの知らない中国語!

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2021年9月7日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年(过夜轮渡篇) 私の少年時代(深夜フェリー編)

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我来介绍一下小时候坐过的一个印象深刻的交通工具,叫“轮渡”。我的老家是舟山群岛里的一个小岛,叫岱山,位于长江入海口附近,属于东海上的小岛。至今为止依然没有一条桥可以从岱山岛直接横跨大海,通到北岸的上海。


而上海又是中国中部沿海地区最大的城市,无论是做生意还是旅游,从岛上去上海的需求很大。这个时候大家会用到的就是这个“轮渡”了。轮渡虽然比快艇要慢很多,但是开的稳,对我这种容易晕船的人来说非常重要。


当时从岛上去上海的轮渡每天只有一班,晚上6点左右发船,第二天一大早6点多到达上海。其实全力航行的话凌晨2点左右就能抵达上海,但是2点上岸啥事都办不了,所以轮渡会在靠近上海之前在海上停留数小时,等到了5点左右再驶进上海港。乘客们也就因此需要在船上过一夜。


和不需要过夜的轮渡不同,过夜轮渡没有椅子型的座位,所有的座位都是床。床位按照豪华程度分为四等。一等舱都是独立的有门的双人房,二等舱则是四人房。而到了三等舱则变成了大通铺,一个房间里能有上百张的床,而且都是上下铺。各种各样什么人都有,感觉简直就像是一个大型的野战医院。而四等舱更厉害,干脆没有床。别说床了,四等舱的客人连指定的坐的地方都没有,所以叫“散席”。你问四等舱的人睡哪儿?自己带被子睡走廊,睡甲板,哪儿有空位就睡哪儿,甚至还有人睡在三等舱的客人的床下面…


我的家庭不富裕,所以坐的都是三等舱。有的时候为了省钱,和我妈两个人坐船的时候妈妈会买一张三等舱的票和一张散席的票,然后母子俩睡在一张三等舱的小床上。


虽然这样子坐船非常辛苦,但是旅途中有一个瞬间是很治愈的,那就是凌晨即将到达上海的时候的景色。到了早上5点,船上的广播里会飘来优美的钢琴曲“致爱丽丝”的慢速版。这艘船只会播这一首曲子,而这首曲子恰恰也是最适合这个时候的氛围的了。太阳还未升起,海面还是漆黑的,但是远处大上海的霓虹灯已经开始映入眼帘,所有这一切混合在一起,配上这首音乐略带悲伤的氛围调味,给人一种难以言喻的感觉。

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今日の単語とフレーズ


难以言喻

なんとも言えない、言葉で上手く表現できない、という意味です。書き言葉寄りです。


例文:

“龙井新茶味道非常好闻,给人一种难以言喻的舒爽感。”


訳文:

「龍井新茶の匂いがとてもよく、なんとも言えぬ心地良さをもたらしてくれます。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は小さい頃にとても印象深かった乗り物をご紹介したいと思います。「フェリー」です。私は舟山諸島の中にある「岱山」という小島で生まれました。岱山島は揚子江が海に注ぐところの近くにあり、東シナ海上の島です。今でも海を渡って北にある上海に届く橋は未だにありません。


しかし上海は中国中部沿岸地域最大の都市で、ビジネスでも旅行でも島から上海への移動の需要が大きいです。その時に役立つのがこの「フェリー」です。快速艇より大分遅いですが、安定していて、私のような船酔いする人にとってとてもありがたい存在です。


当時島から上海に行くフェリーは1日1本しかありませんでした。夜6時に出発して、翌日早朝6時過ぎに上海に着きます。実は全力で航行すれば深夜2時に到着できますが、2時に着いても何もできないということで、フェリーはわざわざ上海に近づく前に一度海上で停泊します。5時になったら再び動き、上海港に入っていきます。従って乗客たちも船で一夜を過ごすことになります。


深夜フェリーは普通のフェリーと違って椅子タイプの座席がありません。全ての席がベッドタイプです。席は豪華さによって四種類に分けられます。一等席はツインベッドの扉付き個室で、二等席は四人部屋です。三等席になると一気に変わって巨大な繋がった部屋になります。一部屋に100以上のベッドがあり、全てのベッドが二段ベッドです。様々な人たちが同じ部屋にひしめき合い、まるで超大型の野戦病院のようです。四等席はもっと凄くて、ベッドすらありません。ベッドどころか、指定された座る場所もないのです。そのため四等席のことを散らばっている席と書いて「散席」と呼びます。四等席のお客さんがどこで寝るって?お布団を持参して廊下で寝たり、甲板で寝たり、とにかく空いているところがあればそこで寝ます。三等席の人のベッドの下に寝る人もいました。


私の家は裕福ではなかったのでいつも三等席に乗っていました。母と一緒に乗る時、たまに節約をするために三等席のチケットを一枚に四等席のチケット一枚を買って、二人で三等席の小さなベッドで寝たりもしました。


このようにフェリーに乗るのはとてもつらいですが、途中一瞬だけとても癒される瞬間があります。それは朝方そろそろ上海に到着する前の景色です。5時ぐらいになると、船内アナウンスから美しいピアノ曲エリーゼのために」スローバージョンが流れてきます。このフェリーはいつもこの曲しか流しませんが、ちょうどこの時の雰囲気に一番合う曲でもあります。太陽がまだ登ってきておらず、海はまだ真っ暗時間帯ですが、遠くから大都会上海のネオンライトが目に入り始める頃です。それらが全て混ざり合って、この曲のうっすらとした悲しい雰囲気で調和され、なんとも言えぬ気持ち良さを感じさせてくれます。