あなたの知らない中国語!

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2022年2月7日(月) 每天五分钟 中国語リスニング 成语故事4 画蛇添足 四字熟語の物語4 画蛇添足

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我要给大家介绍一个日本人也很熟悉的成语,叫做“画蛇添足”。我想大家应该已经猜到了,这就是日语当中的「蛇足」,而在中文当中我们则使用的是四字成语。“画蛇添足”是从一个寓言故事演化而成的,这个故事最早出自《战国策·齐策二》。


古时候,楚国有一家人十分隆重地祭祖,场面摆得很大。为了这次祭祖,这家人还请了很多人一起帮忙。祭祖完毕之后大家坐在一起准备分享祭祖时所准备的各种美食。


大家都知道祭祖的时候除了摆上各种大鱼大肉之外,还要给祖先盛酒。不过这酒数量有限,除了主人家的人喝之外,分给帮忙的人喝的酒只有一壶,远远不够大家分的,这该怎么办呢?主人犯愁了,于是他便询问大家如何分这壶酒为好,大家也很烦恼。就在这时,帮忙的人当中有一个好事者说:“我们何不进行一次比赛呢?获胜者可以喝这壶酒。对了,就让我们在地上画蛇吧,谁先把蛇画好,谁就有权利喝酒。”


因为也想不到其他办法,所以大家都同意了这个意见,于是所有人都捡了一根树枝,开始在泥土上画蛇。有一个人画的最快,三下五除二就把蛇给画好了。他得意洋洋地拿过酒壶正准备喝,忽然发现其他人都才刚刚画起,速度远远不及他。他更得意了,说道:“你瞧你们,画地这么慢,哪怕我再给蛇添四只脚你们恐怕都画不完。”


于是这个人一手拿着酒壶,一手开始给他的蛇画脚。一条腿、两条腿……他正画的起劲,突然之间手中的酒壶被旁边的人夺走了。“诶,你怎么抢我的酒啊!”“你看看你画的玩意儿,这是啥?你见过蛇长脚吗?你画的根本不是蛇,我才是最快把蛇画好的,这酒是我的!”这下子这个人可傻了眼,只能眼睁睁地看着别人把酒给喝光了。


这就是“画蛇添足”的故事。这个成语用来比喻做了多余的事情。大家都知道做多余的事非但无益,反而不合适,甚至会把事情搞砸。中文里还有一个说法叫“多此一举”说的也是一样的道理。大家做事可一定要恰到好处,千万不要做一个“画蛇添足”的人哦!

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今日の単語とフレーズ


三下五除二

てきぱきと物事を楽々と片づける様。少し古い言い方ですが、話し言葉です。ほかの言葉に接続せず、これ単体で使います。


例文:

原本这家公司内部很乱,可是他当了董事长之后三下五除二就把公司整顿的秩序井然,真是厉害。


訳文:

元々この会社は内部が非常に混乱していました。しかし彼が取締役になって、パパパッとやって、すぐさま会社の秩序が整いました。本当に凄かったです。

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は日本人にとっても馴染みのある四字熟語をご紹介したいと思います。「画蛇添足」です。もうお分かりだと思いますが、日本語の「蛇足」のことです。中国語ではこのように四文字で表します。「画蛇添足」はある昔の寓話から来ています。この寓話は『戦国策・斉策二』という本に最初に記されました。


昔、楚の国にある家があり、そこの人は盛大に祖先を祭る行事を執り行いました。非常に規模の大きい行事だったので、多くの人を手伝いに呼びました。やっと行事が終わり、みんなで座って一緒に行事で使った様々なご馳走を食べていました。


ご存じのように、祖先を祭る際、見栄えの良い魚やお肉を並べるほか、お酒もお供えしなければなりません。ただお酒はそこまで多くはなく、この家の家族たちが飲む分を除いたら、お手伝いの人たちに銚子一本分のお酒しか残っていません。みんなで飲むには全然足りません。どうしましょうとご主人が悩み、結局みんなに直接聞きました。みんなも頭を悩ませましたが、中にある物好きがこう言いました。「一勝負してみるのは如何でしょう?勝った者がお酒を飲めます。そうだ。地面に蛇を描きましょう。一番先に蛇を描き終えた者がお酒を飲む権利がもらえます。」


他に方法が思いつかないので、みんなはこの意見に同意しました。全員が木の枝を拾って、地面の土に蛇を描き始めました。一番早い人はそれはもう早くて、パパパッとあっという間に蛇を描き終えました。彼は嬉しそうに酒の入っている銚子をもらって飲もうとしました。しかし他の人がまだ描き始めたばかりだということに気づくと、彼は得意げに言いました。「あらら、皆さん描くのが遅いね。俺が蛇に足四本足しても追いつかれないだろう。」


そう言うと彼は銚子を片手に蛇に足を描き始めました。足一本、足二本と楽しそうに描いていると、突然銚子が隣の人に奪われました。「えー、お前俺の酒取るんじゃないよ!」「お前の描いているものを見ろ。それはなんだ?足の付いている蛇なんて見たことがない。おまえさんが描いたのは蛇なんかじゃない。だから一番先に蛇を描いたのは俺だ。この酒は俺のもんだ!」蛇に足を描いた人は目を見開いたまま、他の人がお酒を飲み干すのを見届けるだけでした。


これが「画蛇添足」の物語です。余計なことをするという喩えで使われます。余計なことしてしまうと良いことがないだけでなく、時には逆効果となり、物事をダメにしてしまいます。中国語には「多此一挙」という言い方がありますが、これも似たような道理を説いています。皆さんも何かをやる時、ちょうどいいという程度を押さえて、「画蛇添足」する人にならないでくださいね。