あなたの知らない中国語!

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2021年8月13日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的童话・寓言・神话・老故事5 中国人の心に根付いた童話・寓話・神話・昔話5

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原文

今日のリスニング


大家好!今天要介绍的内容可以说是中国人特别喜欢的一个信仰或者概念,那就是“长生不老”。这个概念据说一半是从佛教,另一半是从道教里过来的。不知道为什么,长生不老的理念和中国人的秉性十分契合,世界上其他任何地方的人都没有像中国人这么喜欢长生不老的。


我们可以从多个角度来验证这个观点。比如中国的神仙是不会死的。日本最古老的历史书≪古事记≫中记载在原始宇宙中出现的各种神明都在发挥了自己的作用之后“藏了起来”,意思就是去世。包括创造了日本国土的伊邪那岐神伊邪那岐命最后也“藏了起来”,其中伊邪那岐命还去了阴曹地府。但是中国的佛祖和神仙都是永生不死的,从成为神仙的那一天开始到永久的未来都作为神仙悠然自得地生活在天庭里或自己喜欢的地方。


不止是神仙,凡人也喜欢追求长生不老。比如秦始皇就为了求长生不老药派徐福带着三千童男童女去一个叫做“蓬莱”的小岛上寻找仙药。这个历史故事有多种学说,其中一种认为徐福早就知道根本找不到长生不老药。但是因为秦始皇是一个暴君,如果空着手回去的话肯定会被斩首,所以他一路漂流到了日本,再也没有回去。据说秦始皇因为求长生不老过于心切,吃了骗子做的掺杂了很多水银的假药,导致重金属中毒反而死得早了,真是讽刺。除了秦始皇之外,古代历史中还有很多求仙药想要长生不老的皇帝,可惜没有一个成功的。


另外西游记当中登场的唐僧日本人也很熟悉了。他和孙悟空、猪八戒、沙和尚、白龙马一起去西天取经的途中被众多妖怪袭击,一路走得很不平安。但是你知不知道这些妖怪为什么要袭击唐僧呢?那是因为据说吃了唐僧肉之后可以长生不老。所以妖怪们每次都会活捉唐僧,抓回去之后就开始准备大铁锅要煮唐僧肉吃。这可能和日本的西游记里的设定不太一样,日本人听了之后可能会大吃一惊。


除此之外中国神话里的神仙当中有一位叫做“太上老君”的神仙。这是一位道教的仙人,在天庭里的地位非常高,几乎仅次于观音菩萨。太上老君在天庭里拥有一个巨大的炉子,每天都有仙童在炉子旁吹风扇火。这个炉子是用来炼制仙丹的。仙丹有好多种,有的可以治百病,有的吃完就睡着,有的吃了就会飞,而其中最珍贵的就是可以长生不老的仙丹。据说还有很多妖怪偷偷地想要偷这个仙丹呢。虽然不是太上老君炉子里的仙丹,但是大家都知道的嫦娥也是偷吃了长生不老药才飘向了月宫,永远住在了里面。看来中国人是真的很喜欢长生不老啊!

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今日の単語とフレーズ


空手/空着手

意味は、手ぶら、です。


例文:

“你去哪儿?”“去买点礼物,出差总不能空着手回去吧?”


訳文:

「どこに行きますか?」「ちょっとお土産を買ってきます。出張だから、手ぶらで帰る訳にはいかないでしょう。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日ご紹介する内容は中国人が特別に好きな信仰、あるいは概念と言えましょうか。不老不死、この概念は半分仏教から、半分道教から由来していると言われています。どういう訳か中国人の性質にぴったり合致して、世界中どこに行っても中国人ほど不老不死が好きな国民はいないと思います。


幾つかの角度から検証しましょう。例えば中国の神様は死なないと言います。日本最古の歴史書である『古事記』の中で、原始宇宙の段階で現れた各々の神様はその役割を終えた後「お隠れ」になりました。これは「亡くなった」と解釈できます。日本国を作ったイザナギノミコトとイザナミノミコトも最後は「お隠れ」になって、イザナミノミコトに至っては黄泉に行ってしまいました。一方中国の仏様や神様は皆永久に死にません。神様になった日から永久の未来までずっと神様として悠々自適に天庭(高天原に相当する)、つまり雲の上にある神様の国か、自分の好きな場所で暮らしています。


神様だけではありません。所謂凡人も不老不死を求めたがります。秦の始皇帝は不老不死の薬を求めるために、徐福という人に三千もの男児女児を連れて「蓬莱」という島を見つけて、そこにあると言われている仙薬を探すよう命じました。この話には幾つかの説がありますが、ある説によりますと徐福は不老不死の薬なんてはなから存在しないと知っていました。しかし秦の始皇帝が暴君だったので、手ぶらで帰ったら処刑されてしまいます。そう思った徐福は出航して日本に漂流し、そのまま帰らないことにしたそうです。秦の始皇帝も不老不死を求めすぎてしまい、ペテン師が作った水銀を多く含む偽薬を飲んで、重金属中毒で早死にしたそうです。皮肉ですね!歴史の中で不老不死になりたいと願って仙薬を追い求めた皇帝は他にも沢山いましたが、誰も成功しませんでした。


日本人がよく知っている西遊記に登場する三蔵法師も一つの例です。彼は孫悟空猪八戒沙悟浄、白馬(実は龍が変身したもの)と一緒にインドへお経を求める旅に出たのですが、途中沢山の妖怪に襲われて、とても穏やかな旅路ではありませんでした。では何故こんなにも妖怪に襲われるかご存知でしょうか?それは三蔵法師の肉を食べると不老不死になるという言い伝えがあるからです。だから妖怪たちは毎回法師を生け捕りし、持って帰って大きな鍋を用意して「三蔵法師鍋」にしようとします。これは日本で放送された西遊記と設定が違うかもしれません。日本人が聞いたらびっくりするのではないでしょうか。


また中国の神話の中に「太上老君」という神様がいます。この神様は道教の仙人で、天庭での地位も観音様に次いでとても高い位の神様です。太上老君は天庭に巨大な炉を持っています。毎日仙力を持つ子供たちが炉に向かって扇子で火を扇いだりしています。この炉は仙薬を錬成する炉ですが、仙薬にも色々種類があります。万病を治せるもの、飲んだらすぐ寝てしまうもの、飲んだら飛べるものなどがありますが、一番貴重なものは不老不死の仙薬で、こっそり盗もうとする妖怪もいるとか。太上老君の炉の中の仙薬ではありませんが、皆さんがご存知の中秋節の「嫦娥」も不老不死の薬を盗み飲みして、罰として自分で月に永遠に住みついたそうです。やはり中国人は不老不死が大好きですね!