あなたの知らない中国語!

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2021年12月8日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 中文童话1 卖火柴的小女孩・上 中国語童話1 マッチ売りの少女・上

あなたの知らない中国語!

 

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!从今天开始每周三我将会用中文给大家介绍一篇童话故事。这是考虑到讲历史、成语、诗歌的内容对中文初学者来说相对较难,而且我认为童话故事是学习一个国家的语言的很好的入门方式。因为童话是讲给孩子听的,所以用词最为简洁易懂,对形成语言的基础很有帮助。我会尽量给大家挑选安徒生童话、格林童话、日本的童话和中国本地的童话故事中相对为中国人所知的篇章,希望对大家学习中文和与中国人交流有所帮助。第一集要朗读的是“卖火柴的小女孩”。


天冷极了,下着雪,又快黑了。这是一年的最后一天——大年夜。在这又冷又黑的晚上,一个光着头赤着脚的小女孩在街上走着。她从家里出来的时候还穿着一双拖鞋,但是有什么用呢?那是一双很大的拖鞋—那么大,一向是她妈妈穿的。她穿过马路的时候,两辆马车飞快地冲过来,吓得她把鞋都跑掉了。一只怎么也找不着,另一只叫一个男孩捡起来拿着跑了。他说,将来他有了孩子可以拿它当摇篮。


小女孩只好赤着脚走,一双小脚冻得红一块青一块的。她的旧围裙里兜着许多火柴,手里还拿着一把。这一整天,谁也没买过她一根火柴,谁也没给过她一个钱。


女孩!她又冷又饿,哆哆嗦嗦地向前走。雪花落在她的金黄的长头发上,那头发打成卷儿披在肩上,看上去很美丽,不过她没注意这些。每个窗子里都透出灯光来,街上飘着一股烤鹅的香味,因为这是大年夜—她可忘不了这个。


她在一座房子的墙角里坐下来,蜷着腿缩成一团。她觉得更冷了。她不敢回家,因为她没卖掉一根火柴,没挣到一个钱,爸爸一定会打她的。再说,家里跟街上一样冷。他们头上只有个房顶,虽然最大的裂缝已经用草和破布堵住了,风还是可以灌进来。


她的一双小手几乎冻僵了。啊,哪怕一根小小的火柴,对她也是有好处的!她敢从成把的火柴里抽出一根,在墙上擦燃了,来暖和暖自己的小手吗?她终于抽出了一根。哧!火柴燃起来了,冒出火焰来了!她把小手拢在火焰上。多么温暖多么明亮的火焰啊,简直像一支小小的蜡烛。这是一道奇异的火光!小女孩觉得自己好像坐在一个大火炉前面,火炉装着闪亮的铜脚和铜把手,烧得旺旺的,暖烘烘的,多么舒服啊!哎,这是怎么回事呢?她刚把脚伸出去,想让脚也暖和一下,火柴灭了,火炉不见了。她坐在那儿,手里只有一根烧过了的火柴梗。


卖火柴的小女孩之后的命运如何,我们下一集再朗读。

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今日の単語とフレーズ


吓得他〇〇

びっくりして〇〇をした、怖くて〇〇をした、という意味です。


例文:

“我刚拿出游戏机老师就进来了,吓得我赶紧把机子藏了起来。”“我同桌也是。他当时在吃零食,吓得他一口就把剩下的零食吞进了肚子里。”


訳文:

「ゲーム機を取り出した瞬間先生が入ってきたから、びっくりしてすぐ隠した。」「俺の隣の奴もそうだった。おやつ食べてたんだけど、びっくりして残りのおやつを全部呑み込んじゃった。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日から毎週水曜日に中国語で童話を一つ紹介することにします。今までやってきた歴史、成語、詩などの内容は初心者にとってやや難しいというのもありますが、童話を習うことは外国語を勉強するのに良い入門方法だと思っているからです。童話は子供に聞かせるものなので、言葉遣いは一番分かりやすく、言語の基礎を形成させるには有用であると考えます。できるだけアンデルセンの童話、グリム童話、日本の童話、中国の童話の中で比較的に中国人に馴染みのあるものをピックアップしていきます(多くの場合、その童話は日本人にも馴染みがあります)。中国語の勉強や中国人との交流に役立てて頂ければ幸いです。今日の第一回は「マッチ売りの少女」を朗読したいと思います。

(本来なら教科書に載っている文章を紹介したかったのですが、場合によっては版権の問題が生じます。一方有名な童話は中国人にとっても馴染みが深い上、国語のテキストに載ることもあるので、童話から着手することにしました。)


これはとても寒い日のことでした。雪が降っていて、そろそろ暗くなろうとしています。今日は一年最後の日、大晦日の夜です。寒くて暗い夜なのに、帽子も被っていない裸足の女の子が歩いていました。家から出た時はスリッパを履いていましたが、役に立つはずもありません。あれはとっても大きなスリッパで、お母さんがいつも履いていたものです。道を渡った時、二台の馬車が速いスピードで走ってきたので、びっくりして走ったらスリッパがどこかへなくなってしまいました。一つは見つかりませんでした。もう一つは男の子に拾われて、持って走って行かれました。子供ができたらゆりかごにすると言っていました。


彼女は裸足で歩くしかありませんでした。小さな足は寒さで赤くなったり、青くなったりしていました。古びたエプロンで沢山のマッチを包んでいます。手にも一掴み持っています。この一日、誰も彼女からマッチを買いませんでした。誰も一銭もお金をくれませんでした。


彼女は寒くて、お腹が空いていて、プルプルしながら前へ進みます。雪が彼女の金色の髪の毛に降りかかってきました。その髪の毛がカールを巻いて肩に掛かっていて、とても綺麗です。しかし彼女はこんなことに気を配る余裕はありません。どの窓からも光が見えて、街には焼いたガチョウの匂いが漂っています。今日は大晦日、彼女にとって忘れたくても忘れられないことです。


ある家の壁沿いに彼女は身を縮みながら座り込みました。寒さは増したように感じました。彼女は家に帰る勇気はありません。何故なら一本もマッチを売りませんでしたし、一銭ももらえませんでしたから。このまま帰ったらきっとお父さんに殴られます。それに家は外と同じぐらい寒いです。家族の頭の上には屋根しかありません。一番大きな隙間は草やぼろ布で塞ぎましたが、風は変わらず入ってきます。


彼女の小さな手は凍えそうです。ああ、一本の小さなマッチでも彼女にとってはありがたいものです。彼女は沢山のマッチから一本取り出して、壁に擦ってマッチに火を付けて、小さな手を温める勇気はあるでしょうか。やっと彼女はそうしました。「シュッ」と、マッチに火が付きました。炎が現れました。彼女は小さな手で炎を包みました。どんなに暖かくて、どんなに明るい炎でしょう。まるで小さなロウソクのようです。本当に不思議な炎です。まるで大きなストーブの前に座っているみたい。ストーブにはキラキラしている銅の脚と銅の取っ手がついています。ストーブの火がメラメラと燃えていて、とっても暖かくて、とっても気持ちいいです。彼女は脚を伸ばして暖を取ろうとした瞬間、あれ、どうしたことでしょう?マッチの火が消えて、ストーブも消えてしまいました。残ったのは彼女の手にあるマッチ棒の燃えかすだけでした。


マッチ売りの少女のその後の運命については次回で朗読させて頂きます。