あなたの知らない中国語!

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2022年1月14日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事4 后羿射日 中国神話4 後羿、太陽を射落とす

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「2022年1月14日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事4 后羿射日 中国神話4 後羿、太陽を射落とす」

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我要给大家来介绍的神话传说是“后羿射日”的故事。


传说在远古的时候,辽阔的东海边有一个名叫旸谷的地方。旸谷的中央矗立着一棵几千丈高的神树,名叫扶桑。扶桑的树枝上栖息着十只三足乌,它们都是东方神帝俊的儿子。这十只三足乌每日轮流上天遨游,每只三足乌都会放射出强烈的光芒,它们就是人们看见的太阳。


这十个太阳白天玩耍,夜间便住在扶桑树上。不过按照东方神定下的规矩,每天只能有一个太阳到天空中去工作,给世界送去光和热。三足乌们从天上俯瞰世界,觉得世界万分美丽。有高峻的山峰,汹涌的河流,茂密的森林,鲜艳的花草……可惜的是,每个太阳每十天才有一次机会到天空中去。


据说到了尧的时代,终于有一天,十只三足乌不听东方神的指示一起上了天,于是天空中就同时出现了十个太阳。十个太阳发出过于强烈的光和热,使得大地草枯土焦,河水都蒸发了,到处都炎热无比,无法生活。人们只好白天躲在山洞里,黑夜出来觅食。猛兽毒虫借机残食人类,人类濒临灭绝的危险。人类的首领尧出来恳求太阳们离开,还是像以前那样轮流上天,可是太阳们谁都不理睬他。


这个消息传到天上,东方神帝俊便派了一个叫做“羿”的神仙来处理此事。帝俊赐给羿一张红色的弓、十支白色的箭,叫他下凡到人间,一方面惩治妖魔怪兽,同时也教训教训他的这些太阳儿子们。


羿来到人间后先是想办法和十个太阳进行谈判,劝它们马上停止这荒诞的行为,可是三足乌根本不把后羿放在眼里,照样一起上天逞威逞强。羿大怒,他选了一个背荫之处拉弓搭箭,瞄准太阳中心处的三足乌射去。他箭无虚发,一连射下九只三足乌,九个太阳都落了下来。当后羿从箭筒中抽出最后一支箭时,尧连忙按住他的手说:“太阳对人间是有用的,太多了才会带来害处。留下这最后一个,让它给人们带来光明和温暖吧。”后羿听了点点头,把弓箭收了起来。


就这样大地终于恢复了往常的样子,人们顿感清凉爽快,于是欢呼雀跃。呼喊声传到天上,帝俊见九个儿子已死,大发雷霆,不准羿再回天庭。同时也令仅存的这只三足乌日日遨游天空,不得休息。正好人类都很感激羿,希望他留下来。羿就这样在人间住了下来。


这就是“后羿射日”的故事。

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今日の単語とフレーズ


荒诞

でたらめで、常識離れでいい加減な様子。書き言葉です。


例文:

“这本书里写的内容毫无根据,充满了无法理解的妄想,实在是太荒诞了。”“这本书本来就是荒诞派文学的作品,当然荒诞啦。”


訳文:

「この本にはまったく根拠のないものが書かれている。理解できない妄想ばかりで、でたらめで不条理すぎる。」「元々不条理派文学の本だからね。不条理で当然でしょう。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は「後羿、太陽を射落とす」という神話の話をご紹介したいと思います。


太古の昔、広い東海の近くに旸谷という場所がありました。旸谷の真ん中には何千丈もの高さがある神の木「扶桑」が佇んでいました。扶桑の枝には東方神帝俊の息子である十羽の三足鴉が生息していました。この十羽の鴉たちは順番で毎日一羽ずつ空へ昇りました。三足鴉には特殊能力があって、どれも強い光を放つのです。そう、彼らが私たちにとっての太陽なのです。


この十個の太陽は昼間に遊び、夜は扶桑の木で眠ります。東方神が決めた規則で、毎日一つの太陽のみが空で仕事し、世界に光と熱を送り届けることを許されていました。空に昇った三足鴉は世界を見下ろし、なんて綺麗なところだと嘆きました。高くて険しい山、流れが激しい川、繫々とした森、鮮やかな草花などなど。こんな綺麗な景色が見られるのは十日に一度だけだなんて。


堯の時代の時でした。とうとうある日、十羽の三足鴉は東方神の指示に従わず、全員空へ昇ったのです。空には同時に十個の太陽が現れました。太陽が十個もあると放たれる光と熱が強すぎて、大地の草木が枯れ、土が焼かれて焦げてしまうほどでした。川の水も蒸発し、どこも酷暑の地獄と化しました。これでは生活できないということで、人々は昼間は洞窟に隠れて、夜だけ食料を集めに出かけました。この災いを良いことに、猛獣や毒虫なども出てきて、人間を食い殺すようになりました。まさに人類絶滅の危機でした。その時代の人類の長である堯が太陽たちに昔のように順番に空へ昇ることを懇願しましたが、太陽たちは誰も相手にしませんでした。


このことが空の上にも届きました。東方神帝俊は問題を解決するために「羿」という神様を派遣しました。彼は羿に赤色の弓と十本の白い矢を与えて、人間界に下りて、獣と魔物を退治すると共に、自分のふざけた息子たちに痛い目に合わせてやれと命じました。


人間界に下りた羿は先ず十個の太陽たちと交渉を試みました。このようなでたらめでふざけたことを辞めるよういさめましたが、三足鴉たちはやはり相手にしてくれず、変わらず毎日皆で空に昇りました。怒った羿は木陰から弓矢を構え、太陽の中心にいる三足鴉を撃ちました。九発九中で、一気に九羽もの鴉を射落としました。最後の矢を箙(えびら)から取り出そうとした時、人間の長である堯は彼の手を止め、「太陽は人間界にとっては有用な存在です。多すぎたから害になりましたが、最後の一個を残して、人間に光と暖かさをもたらしてもらいましょう」と言いました。羿も頷き、弓矢を収めたのです。


こうして大地は昔のように戻りました。人々はやっと涼しさを感じ、喜びの声を上げました。その声が空の上に届き、東方神帝俊は自分の九人の息子たちが死んだことを知りました。彼は激怒し、二度と羿を天庭(空の上にある神様たちが住む世界のこと)に入れませんでした。また残った最後の一羽の三足鴉を毎日休まずに空に昇ることを命じました。一方、ちょうど人間たちは羿にとても感謝し、残ることをお願いしましたので、そのまま羿は人間界に住み着いたそうです。


これが「後羿、太陽を射落とす」の物語です。