あなたの知らない中国語!

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2022年1月11日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 激将法 激将法

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!三十六计已经讲完了,不过历史上各路智将所用过的计策当然不止这三十六条,比如在中国至今依旧十分流行的“激将法”就是一个为大家所知的手段。


“激将法”顾名思义就是“刺激一个将领”。为什么要刺激一个将领呢,目的是为了让对方做一件他不太愿意做的事情,或者激起他的斗志。怎么刺激呢?一个经常被用到的方法就是说反话。反话在中国的文化当中是一个很常见的说话技巧,明明对方做的不错,但是因为你想要让他做得更好,所以故意说对方做的不好。这样一来对方就会不服气,就会有动力做出更好的成绩来证明自己。


听到这儿大家应该明白了,这个“激将法”是不能随便乱用的。对方必须是一个不服输的,好胜的,对自己要求很高的,或者渴望得到别人认可的人。使用激将法的时候也必须把握说话的分寸,说得太过了的话就变成了辱骂,不但无法“激将”,反而会造成矛盾。而说的不够的话,对方则不会被你所刺激,从而激发出潜能。而且使用“激将法”的对象还不能是一个过于悲观的人,否则你一否定他,他可能就会遭受打击,再也发挥不出实力来了。


激将法在三国志中的诸葛亮手里被发挥的淋漓尽致。他在赤壁之战之前为了激起吴国周瑜一同抗击曹操的斗志,故意说曹操实力强大,我们恐怕打不过。为了讨好曹操,吴国恐怕只能把国内著名的两位美女“大乔”和“小乔”送给曹操,好让他心满意足,不再来侵犯。这儿的“大乔”其实是吴国前君主孙策的妻子,而“小乔”则正是周瑜的夫人,诸葛亮装作不知道,故意说出了这么一番话。周瑜听后大怒,大骂曹操,也更加坚定了一起抗曹的意志。


激将法在现代的公司里也很好用。比如有一个员工虽然有能力,但是很容易满足于现状,不思进取,也没有做出过什么成绩。那么你作为上司就可以尝试一边把一些重要的工作交给他,一边这么跟他说:“小张,这儿有一个工作只能交给你了。我知道你平时的成绩不是很出色,但是没办法,公司现在实在没人手,我希望你能尽心尽力地完成它。”这样这位员工就有很大的可能拿出全力来做好这个工作了。

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今日の単語とフレーズ


不服输

負けず嫌い。


例文:

“我是个不服输的人,无论在什么情况下我都想争第一,要是没有拿到第一名我甚至会哭。”


訳文:

「私は負けず嫌いな人です。どんな状況でも一位を取りたいと思っています。一位が取れなかったら泣いちゃうことだってあります。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!三十六計については既に全部ご紹介しましたが、歴史上様々な智将たちが使ってきた策はもちろん三十六個どころではありません。例えば今の中国で未だに流行っている「激将法」というものもよく知られている策です。


「激将法」は名前の通り「将校を刺激する」という意味ですが、何故刺激するかと言うと、相手に嫌なことをやらせるため、もしくは闘志を出させるためです。ではどのように刺激するか。一つよく使う手は「反話」、逆のことを言うという手法です。これは中国の文化において非常によく見る話術ですが、よくやってくれているのにまだまだダメだと言ったりします。これは相手にもっと良い成績を出してもらうためにわざと言っているのです。そうすれば相手はその評価を不服とし、今以上の成績を出して自分を証明するモチベーションが出てくるのです。


ここまで聞いてお分かりだと思いますが、この「激将法」は乱用してはいけない策です。先ず使う相手を選ばなくてはいけません。負けず嫌いで、自分に厳しく、もしくは他人の承認を渇望している人である必要があります。またどこまで刺激するかという程度も重要です。言いすぎては単なる侮辱になり、「将を刺激する」どころか、衝突を引き起こしかねません。逆に程度が足りないと、刺激にならず、相手の潜在能力は引き出されません。また使う相手がネガティブすぎる人でもダメなのです。否定されることでショックを受け、能力がまったく発揮できなくなる恐れがあるからです。


「激将法」は三国時代諸葛亮孔明によって見事に使いこなされていました。赤壁の戦いの前に、呉の周瑜から共に曹操に対抗するための闘志を引き出すために、わざと曹操の力の強さを褒めました。曹操の機嫌を取るには、呉の国にいる二名の美女「大喬」と「小喬」を曹操に差し出すことで満足させ、侵略を思いとどまらせるしかないと言い出しました。しかし実はこの「大喬」は呉の前の君主孫策の妻で、「小喬」はまさに周瑜の奥さんです。孔明はその事実を知らないふりをして、わざと周瑜を刺激するような話をしました。それを聞いて周瑜は怒り心頭になり、その場で曹操を罵りました。これで呉は蜀と一緒に曹操に対抗する意志が更に固まったと言えます。


現代の会社の中でも「激将法」は使えます。例えば能力はあるが、現状に満足しがちな社員がいるとします。向上心がなく、今までも特別に良い成績を出してきませんでした。もしあなたが上司なら、重要な仕事を彼に任せる時にこのように言うといいと思います。「張さん、この仕事はあなたに任せるしかない。今まであなたが特別に良い成績を出してこなかったことは分かっている。しかし今会社は人手不足だ。全力でこの仕事を成功させてほしい。」このように言われたら、社員が全力を出して仕事をこなす可能性は高くなると思います。