あなたの知らない中国語!

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2021年12月24日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 中国民间神话故事1 盘古开天地 中国神話1 盤古開天闢地

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!从今天开始“扎根在中国人心里的老故事”系列将暂时告一段落,我开始给大家介绍中国民间神话。这些神话故事每一个都是扎根在中国人心里,人尽皆知的。第一集我们从世界的起源开始说起,世界上各个文化和宗教都有自己的创世神话,我们来看看中华大陆的版本。


据说很久很久以前,天地还没有形成,到处是一片混沌。它无边无沿,没有上下左右,也不分东南西北,样子好像一个浑圆的鸡蛋。这浑圆的东西当中孕育了人类的祖先——盘古。


盘古在这浑圆的东西当中出生后睡了一万八千年后终于醒了过来。他发现眼前漆黑一团,非常生气,就用自己制造的斧子劈开了这混混沌沌的圆东西。随着一声巨响,圆东西里的混沌的部分中轻而清的阳气上升,变成了高高的蓝天;重而浊的阴气下沉,变成了广阔的大地。从此,宇宙之间就有了天地之分。


盘古头顶着蓝天,脚踏着大地,挺立在天地之间。以后,天每日增高一丈,地每日增厚一丈,盘古也每日长高一丈。就这样又经过了一万八千年,天高得不能再高,地深得不能再深,盘古自己也变成了九万里长的顶天立地的巨人,像一根柱子一样撑着天和地,使它们不再合拢,变成过去的混沌状态。至于传说中的远古帝王——三皇的出现那是后来的事情了。


盘古开天辟地之后,天地间只有他一个人。因为天地是他开辟出来的,所以他的情绪有什么变化,天地也会跟着发生不同的变化。他高兴的时候,天空就晴朗;他发怒的时候,天空就阴沉;他哭泣的时候,天空就下雨;他叹气的时候,大地上就会刮起狂风;他眨眨眼睛,天空中就会出现闪电;他发出鼾声,空中就会响起隆隆的雷鸣。


盘古终究还是死了,他巨大的身躯躺倒在地上。他临死前的呼吸变成了风和云,喊声变成了雷霆。他的左眼变成了太阳,右眼变成了月亮。他的头和四肢变为了东南西北四个方向和名叫五岳的五座高山,分别是东岳泰山,南岳衡山,中岳祟山,西岳华山,北岳恒山。他的血液变成了江河,经脉变为了山丘和道路,肌肉变为了田土。头发变成了星辰,皮肤变为了花草树木。牙齿和骨头变为了金子和石头,骨髓变为了珍珠宝玉,汗水变为了雨水。身上的各种虫子则被风一吹,变为了人类。


这就是盘古开天地的故事,又叫盘古创世。怎么样,是不是和日本的伊邪那岐神伊邪那美神创造日本列岛的故事很不一样呢?

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今日の単語とフレーズ


高得不能再高

これ以上高くなる余地がないぐらい高い、非常に高い、という意味です。「高い」を別の形容詞に置き換えても使います。話し言葉です。


例文:

“那家粽子店好吃得不能再好吃了,同时也贵得不能再贵了。”“而且远得不能再远了。”


訳文:

「あの粽屋さんはこれ以上ないほど美味だけど、これ以上ないほど高いんだよね。」「そしてこれ以上ないほど遠い。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日から「中国人の心に根付いた昔話」シリーズは一旦お休みにして、中国神話シリーズに入りたいと思います。これからご紹介する神話はどれも中国人の心に根付いており、誰もが知っているものばかりです。一回目は世界の起源から入ります。世界のどの文化や宗教も自分の創世記がありますが、今回は中華バージョンを見てみましょう。


むかーし昔、天と地がまだなかった頃、世界は混沌そのものでした。際限なく伸びていて、上下左右も、東西南北もなく、丸い卵のようでした。この丸いものの中に人類の祖先、盤古が育まれました。


盤古が丸いものの中に生まれてから一万八千年の眠りに着きましたが、やっと目が覚めました。目を開けてみると、周りは真っ暗でした。盤古は怒りました。自分で作った斧でこの混沌とした丸いのを真っ二つに割りました。大きな音と一緒に、丸いものの中の混沌から軽くて清い陽気は上がって、高い高い青空になりました。重くて濁っている陰気は沈んで、広い大地になりました。これで宇宙に空と大地が出現したのです。


盤古は頭で青空を支え、足は大地を踏みました。彼はそのまま天地の間に直立していました。それから天は毎日一丈(時代によって長さが違いますが、今では大体3.3メートルと言われています)高くなっていき、大地は毎日一丈下へと深くなっていきました。それと一緒に盤古の身長も毎日一丈高くなっていきました。これがまた一万八千年続き、天はこれ以上高くなれないほど高くなり、地はこれ以上深くなれないほど深くなりました。盤古自身も九万里(中国の寸法では1里=500メートル)もの高さを誇る巨人となっていたのです。彼は柱のように天と地を支え、二度とくっついて、過去の混沌状態にならないように立っていました。伝説の中の太古の帝王と言われている「三皇」が出てくるのはその後の話です。


盤古が天地を開きましたが、天と地の間には彼しかいませんでした。盤古によって開拓された故、彼の気持ちによって天地が変化しました。彼が喜べば晴れ、怒れば曇ります。泣けば雨が降り、嘆けば嵐が吹き荒れます。瞬きをすれば稲妻が出現し、いびきをかけば雷が鳴ります。


やがて盤古は死にました。彼の巨大な体が地面に倒れました。死ぬ間際の呼吸は風と雲になり、叫び声は雷になりました。盤古の左目は太陽になり、右目は月になりました。頭と四肢は東西南北四つの方向及び五岳という五つの高い山になりました。それぞれ東岳の泰山、南岳の衡山、中岳祟山、西岳の華山、北岳恒山でした。彼の血液は川になり、経脈は丘と道になり、筋肉は畑の土になりました。髪の毛は星になり、肌は草花と木々になりました。盤古の歯と骨は金と石になり、骨髄は真珠と玉になり、汗は雨水になりました。体についている様々な虫は風に吹かれて人間になりました。


これが盤古開天闢地の物語で、またの名を盤古創世と言います。如何でしょうか。日本の伊弉諾尊伊弉冉尊による日本列島の創造記と大分違うでしょう?