あなたの知らない中国語!

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2021年11月2日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等14 四大美女・西施3 中国人の心に根付いた昔話等14 四大美女・西施3

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「2021年11月2日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的老故事等14 四大美女・西施3 中国人の心に根付いた昔話等14 四大美女・西施3」

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原文

今日のリスニング


    大家好!上一集当中我们介绍到了“古代四大美女”之首的西施的命运和两种怎么去世的说法,今天我继续来介绍剩余的四种去世的学说。第三种是“被范蠡沉湖说”。这种说法是说西施在帮助越国灭掉吴国后,越王勾践因为西施的美貌想要将她留在身边。但是范蠡坚决反对,他要越王吸取吴王的教训,不能被美色诱惑。范蠡甚至设下计策,派人用越王的车把西施骗到太湖,又把她骗上船,到湖心的时候,趁西施不注意,狠心将西施从船上推下,西施就这样溺死于太湖之中了。如果范蠡和西施真的曾经是情侣的话这可以说是最虐心的剧本了。


    第四种说法是“被吴人沉江说”。民间有一种传说,说吴国灭亡后,吴人把一腔怒火都发泄在西施身上。大家用锦缎将她层层裹住,沉在扬子江心。《东坡异物志》中记载:“扬子江有美人鱼,又称西施鱼,一日数易其色,肉细味美,妇人食之,可增媚态,据云系西施沉江后幻化而成。”唐代诗人罗隐写过一首诗说:“家国兴亡自有时,吴人何苦怨西施。西施若解倾吴国,越国亡来又为谁。”从这首诗中也可以看出西施“被吴人沉江”这一说法有一定的市场。


    第五种说法是“被勾践沉江说”。越王勾践曾说:“亡吴之功,西施当属也。”传说勾践认为吴国的灭亡源于夫差沉湎于西施的美色,为了避免西施的美色反过来殃及越国,他恩将仇报,赐西施沉江而死。这种说法和“被吴人沉江说”、“被范蠡沉湖说”是异曲同工,都是属于把西施看成“红颜祸水”的结果”。


    最后第六种说法是“被越后(越国的皇后)沉江说”。传说越国灭吴后,勾践欲将西施收进后宫。越后认为西施是“祸国之女”,担心西施勾引自己的丈夫,祸害越国,就令手下将其裹进牛皮袋子中沉入江底。这种说法因较为符合君王好色和王后妒嫉的心理,比较流行。《东周列国志》上记载的就是这种说法。


    这么看来美女的命运真的是十分悲惨啊,因其美色而被各方面争夺,被国家所利用,人生不得安宁。而且明明已经足够牺牲自己为国做事了,最后却搞不好落得一个被杀死的结果,你说当美女是值还是不值?另外中国人很喜欢像这样努力找寻各种线索,甚至异想天开来猜想著名古人的故事。从这个角度来讲中国人的创作能力还是很强的,这也使得国内出现各种剧本的历史片,内容十分丰富。而且哪怕剧情很虐心,中国人也会看得津津有味。


    下一集我将会聊一聊有关西施的一些趣闻,希望大家能喜欢。

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今日の単語とフレーズ


虐心

形容伤心到极点,伤心到对心脏和心理有危害的程度。来自网络。

極めて悲しい、傷心する、心臓を虐めているほど極度に悲しく感じることを指します。


例文:

“这部片子太虐心了,看不下去…”


訳文:

「このドラマ悲し過ぎる。観れない。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!前回では「古代四大美女」筆頭の西施の運命及び二つの死亡説についてお話ししました。今日は引き続きの西施がどのように世を去ったかについて残りの四種類の説をご紹介したいと思います。三つ目は「范蠡に沈められた説」です。西施が越に手を貸して呉を滅ぼした後、越の国王勾践は西施の美貌が好きで彼女を近くに置きたいと思いましたが、范蠡は断固として反対しました(元恋人だから?)。彼は呉の国王の教訓から学んで美人に惑わされないよう勾践を説得しました。最終的に范蠡は罠を仕組んで、勾践の馬車で西施を太湖まで連れていき、船に載せました。湖心に着いた時、西施の隙を狙って湖に突き落としました。この西施が太湖で溺死させられた説ですが、もし范蠡と西施が本当に元恋人だったとしたら、一番つらい説となりましょう。


四つ目の説は「呉人に沈められた説」です。呉が滅亡後、呉の人々は怒りを全て西施にぶつけました。錦で西施を包まって揚子江に沈めたそうです。『東坡異物志』では「揚子江には人魚がいて、その名を西施魚と呼ぶ。一日に何度も色が変化し、その肉は繊細で美味しいそうです。女性が食べると色気が増し、沈んだ西施が変身したものと言われている」との記述があります。また唐の詩人羅隠がこのような詩を書きました。「家も国も滅びるときは滅びるから、呉人は西施に文句を言う必要はない。もし呉が滅亡した原因が西施だとしたら、越の滅亡はどのように説明するつもりだろうか。」この詩もある程度「呉人に沈められた説」を支えています。


五つ目の説は「勾践に沈められた説」です。勾践は「呉を滅ぼした功労は西施にある」と自ら口にしたことがあります。呉の滅亡は国王である夫差が西施の美貌に溺れたせいだと思っていた彼はその美貌で自国まで滅びてしまうことを恐れました。結果恩を仇で返し、西施を川に沈めました。この説は「呉人に沈められた説」や「范蠡に沈められた説」と経過は違えど死に方は同じです。そしてどれも西施を「紅顔禍水(災いをもたらす美人)」と見ている点も同じです。


最後の六つ目の説は「越の皇后に沈められた説」です。越が呉を滅ぼした後、勾践が西施を大奥に入れたいと考えました。しかし越の皇后は西施を「国に災いをもたらす女」と見て、西施が自分の夫を誘惑し、国に害を与えることを恐れました。結果手下に命じて西施を牛革袋に入れて川に沈めました。この説は古代君主の「好色」な性格及び皇后の嫉妬心に合致しており、比較的に流行っている説です。≪東周列国志≫という本にはこの説が載っています。


こうやって見ると美女の運命はやはり悲惨ですね。その美貌ゆえに各方面から奪い合いを受け、国にも利用され、人生に安寧を得ること望めません。しかも十分自分を犠牲にして国のために働いたのに、最後になって殺される結果になったりします。美女というのは割に合わないと思いませんか?また中国人はこのようにあらゆる手掛かりを探して、時には奇想天外な発想で有名な古人の物語を一生懸命推測したがります。この点で言うと中国人の創造力は高いかもしれませんね。そのためか、国内で様々な歴史ドラマが生まれています。内容も豊かで、悲しいシナリオでも皆興味津々に見入っています。


次回では西施にまつわる面白いエピソードをご紹介したいと思います。気に入ってくだされば嬉しいです。