あなたの知らない中国語!

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2021年9月30日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 五仁月饼・下 種五種入り月餅・下

あなたの知らない中国語!

 

「2021年9月30日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 五仁月饼・下 種五種入り月餅・下」

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どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!上一集最后又犯了老毛病,跑题了,不好意思。今天我继续来讲讲“五仁月饼”。之前说到五仁月饼虽然经历了规则的折腾,但是毫无疑问是最有名、最有历史的月饼口味之一。不过其实五仁月饼曾经“被黑”过,有很长一段时间在口碑上似乎很不受人们的喜爱,甚至有声音说让五仁月饼早日退出月饼圈。可以说五仁月饼还是一个最受争议的月饼。


造成这种情况的原因很明确,因为五仁月饼很难吃。当然喜欢吃的人很喜欢吃,但是不喜欢吃的人也非常之多,就像臭豆腐和纳豆一样,是一个让人“爱恨分明”的食品。我个人也不是很喜欢五仁月饼,因为月饼本身就沉甸甸的,很有分量。而五仁馅更是分量十足,个人觉得吃不下。换句话说就是有点容易腻。


不过更多的人不喜欢吃五仁的原因恐怕是里面掺杂着的一些红红绿绿的丝。不知道吃过五仁月饼的人有没有印象,五仁月饼的馅里面除了五种果仁之外,果仁之间还夹杂着一条一条的红色和绿色的丝。这些丝的内容我一直不知道是什么,这次趁着做节目的机会查了一下。据说这些红绿丝质量分三等,中国现代著名女作家张爱玲的小说≪金锁记≫里曾经提到民国时期的红绿丝的原料是青杏和玫瑰。青杏丝用的是青杏的干丝,玫瑰丝则是玫瑰花瓣加糖浸泡、糅合成泥后做出来的,可以说非常高贵有品位。不过因为制作麻烦,成本也高,所以现在基本已经绝迹了。


现在大多数五仁月饼里的红绿丝的原料为橘子皮和萝卜皮。将新鲜的橘子皮经过切丝、浸渍、上色、糖渍、拌糖粉等等工序,就能制成青红丝了。使用萝卜皮的话成本更低,不过口味更差,做法倒是和橘子皮一样。这个版本的红绿丝我们可以称其为“平民版”。而其实市面上还存在另一种红绿丝,我们可以叫它“黑心版”。这种红绿丝使用的是食用胶、糖、人工香精和色素。一般这种“红绿丝”颜色都过于鲜艳,妖娆的不自然,嚼起来也有点像橡皮糖,很难吃。吃了掺杂了这种红绿丝的五仁月饼的人我想肯定不会对五仁月饼抱有好感,五仁月饼因为其名声所以引来了这些黑心商家,导致其名声也有所下降。不过大家只要尝一尝有质量的五仁月饼的话味道还是很可以的,虽然我还是吃不下一整个……


据说今年五仁口味占了中国全部月饼销量的约40%。尤其是26岁以下的年轻人越来越爱五仁,吃五仁月饼的增幅在全年轻段人群中排名第一位。其中广西、广东、湖南、海南、辽宁人心中,五仁月饼是当之无愧的人气最高。而在四川、山东、重庆、河北、陕西,这个位置则属于另一个经典口味——莲蓉。怎么样,你喜欢吃五仁月饼吗?

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今日の単語とフレーズ


犯老毛病

指将坏习惯又表现了出来。

悪い癖がまた出た、という意味です。


例文:

“你去哪儿了?”“不好意思,老毛病又犯了,一喝酒就停不下来,喝到现在才回来。”


訳文:

「どこ行ってたの?」「ごめん。悪い癖また出ちゃった。酒飲み始めたら止まんなくて、さっきまで飲んでた。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは。前回の最後にまた悪い癖が出まして、話が脱線してしまいました。申し訳ありません。今回は「種五種入り月餅」の続きをお話しします。前の話では規制に翻弄された「種五種入り月餅」はやはり一番有名で、一番歴史のある月餅の味の一つであるということをご紹介しました。ところが実は「種五種入り月餅」は長い間悪い噂を流されたり、口コミで好かれなかったりする状況が続いていました。早く月餅の味から消えてほしいという声すらありました。「種五種入り月餅」は一番賛否両論ある月餅でもあるのです。


理由は簡単です。不味いからです。もちろん好きな人はとても好きで、しかし好きじゃない人も相当数います。臭豆腐や納豆のように好き嫌いがはっきり分かれている味です。私もあまり好きではありません。何故かというと月餅というのは元々ぎっしりとボリュームがある上、「種五種入り」は更にボリューム満点であまり沢山食べられないからです。別の言い方をすると「飽きやすい」味です。


ただ「種五種入り月餅」が嫌いと思っている多くの人の嫌う所以は恐らく中に入っている赤っぽいと緑っぽいスライス状のものではないでしょうか。「種五種入り月餅」を食べた人は印象に残っていると思いますが、具の中に五種類の種の他に、種と種の間に赤いもしくは緑色のスライスが挟まれています。何のスライスかずっと知らなかったのですが、今回の番組をきっかけに調べてみました。この赤/緑スライスを品質によって分けると三種類あるそうです。中国近代著名女流作家張愛玲の小説『金鎖記』には中華民国時代の赤/緑スライスについてその原料はバラと未熟のあんず(青杏)であると記述しています。緑スライスは未熟なあんずを干したものを使って作ります。赤スライスはバラの花びらを砂糖水に漬けた後粘土状にし、更にスライス状にしたものです。高貴で品のある食材と言えましょう。しかし生産工程が煩雑でコストも高いため、今はほとんど見られなくなりました。


今出回っている「種五種入り月餅」に入っている赤/緑スライスの原料はほとんどみかんの皮や大根の皮です。新鮮なみかんの皮をスライス状に切る、漬ける、色塗り、砂糖漬け、砂糖粉に混ぜるなどの工程で加工すれば赤/緑スライスにできます。大根の皮なら味は更に劣るがコストがより低くなります。作り方に関してはみかんの皮と同じです。このバージョンを「平民バージョン」の赤/緑スライスと呼びましょう。そして実はもう一種類の赤/緑スライスが世の中に存在しています。これを「悪徳バージョン」と呼ぶことができます。このタイプの赤/緑スライスはハイドロコロイド(親水膠質)、砂糖、人工香料及び着色剤を使って作ります。この種のスライスは色が変に鮮やかで、艶やかで、なまめかし過ぎます。食感も品質の悪いグミのようでとても不味いです。この「悪徳バージョン」の赤/緑スライスを食べてしまったら当然「種五種入り月餅」に好感を抱かないでしょうね。悪徳メーカーたちはまさに「種五種入り月餅」の名高さに群がってきて、結果「種五種入り月餅」の評判を下げてしまいました。皆さんがもし食べるなら是非品質のいい方をお選びください。私はそれでも一個丸ごと食べきれませんが…


ニュースによると今年中国で「種五種入り月餅」の売上が全月餅の約40%を占めたらしいです。特に26歳以下の若者の中での売上の上昇幅が一番高かったそうです。全国のうち広西省、広東省湖南省海南省遼寧省では「種五種入り月餅」が圧倒的に一位を取ったとのことです。一方四川省山東省、重慶市、河北省、陝西省ではもう一つ歴史ある有名な味「蓮蓉(蓮の種をメインの材料とする食べ物)月餅」がチャンピオンです。如何でしたでしょうか。「種五種入り月餅」はお好きですか?