2021年8月25日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 三十六计攻战计第六计“擒贼擒王” 三十六計攻戦計第六計「擒賊擒王」
あなたの知らない中国語!
「2021年8月25日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 三十六计攻战计第六计“擒贼擒王” 三十六計攻戦計第六計「擒賊擒王」」
の配信がスタートしました!
原稿は一番下に掲載しております。
ご視聴は下記のリンクをクリックしてください!
または各Podcastのアプリで「あなたの知らない中国語」と検索してください。
Apple Podcast:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AA%9E/id1528116819
Google Podcasts
https://podcasts.google.com/feed/aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy8yZmNjYzQxYy9wb2RjYXN0L3Jzcw==
Spotify: https://open.spotify.com/show/4qjiCy9BRd9KcC7j9TITM8
またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。
どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!
欢迎您提出各种问题!
……………………………………………………………………
原文
今日のリスニング
大家好!今天要介绍的三十六计攻战计第六计“擒贼擒王”这个成语其实中国人不怎么说。现代汉语中大家更习惯在中间加一个“先”字,叫“擒贼先擒王”。为什么呢?这和“擒贼擒王”这个词的来历有关。这个四字成语来自唐朝大诗人杜甫的一个叫做≪前出塞九首≫的诗组。这个诗组共由九首诗组成,其中的第六首是这么写的。
其六
挽弓当挽强,用箭当用长。
射人先射马,擒贼先擒王。
杀人亦有限,列国自有疆。
苟能制侵陵,岂在多杀伤。
这首诗讲的其中一个意思是战争不应该追求造成双方大量的人员伤亡,而是应该尽量以最小的损失结束战斗。如果双方无穷无尽地大开杀戒的话,对大家都不是一件好事。而杜甫写出的如何最快结束战斗的方法就是这个“擒贼先擒王”。也就是战斗时先拿下对方的首领,那么敌方剩余的小兵就很好对付了,甚至可以让对方不战而降。
古人认为战斗最重要的是取得胜利,而要取得胜利重点之一在于抓获或击杀对方的主将。在击败对方的时候如果热衷于获取战利品而放走了对方的大将的话,那么就相当于放虎归山,等于没有获胜一样。大家在看历史战争片的时候经常可以看到一方获胜之后必定会派精锐小队去追杀对方的将领,为的就是彻底获得胜利。
把这一点做的最彻底的例子之一就是唐朝的一位叫张巡的将军。在安史之乱爆发之后,属于政府军的张巡曾经与叛军总帅安禄山的儿子尹子奇打过这样一仗。战斗中张巡为了擒王,也就是击杀尹子奇,派了一支精锐部队冲阵成功,一度杀到了尹子奇的大帐附近。但是杀到面前突然发现自己的部队谁也不认识尹子奇,不知道该击杀哪个将领,导致这次突击白白浪费。
于是张巡想了一个办法,他让弓箭手们不用真箭,而是把蒿草杆削细了当作箭来用。叛军的士兵发现这一情况后以为政府军已经弹尽粮绝,便立刻跑去向总帅尹子奇报告,暴露了尹子奇的位置。张巡把这一切看在眼里,命令军中的神射手向尹子奇的方向放箭,射中了尹子奇的左眼。大将身受重伤,叛军很快就败退了。集中攻击对方的将领的确是一个好办法呀!
……………………………………………………………………
今日の単語とフレーズ
一度
一番いい時や一番悪い時にここまでやったことがある、ここまで来たことがある、という意味の副詞です。例えば「一番いい時はオリンピックの金メダルまで取ったことがある」は「曾经一度在奥运会摘得过金牌」と言うことができます。
例文:
“元朝曾经一度把领土扩张到了欧洲。”
訳文:
「元はかつてヨーロッパまで領土を拡大したことがあります。」
……………………………………………………………………
訳文
今日のリスニング
こんにちは!今日は三十六計攻戦計第六計「擒賊擒王」についてご紹介しますが、実は今の中国人はこの四字熟語をあまり言いません。現代中国語では真ん中に「先」という字を足して、「擒賊先擒王」と言うことの方が多いです。何故かと言うと、「擒賊擒王」の由来が関わっています。この四字熟語は唐の時代の著名な詩人である杜甫が書いた『前出塞九首』という九つの詩でできたシリーズ詩の中から来ています。その内の六曲目はこのような内容です。
其の六
弓を引くときは強い弓を引くべし、矢も長いものを使うべし。
人を射るには先ず馬を射るべし、敵兵を降伏させるには先ず敵将を捕まえるべし。
人を殺すには限り有り、どの国も最終的に何かしらの国境で落ち着く。
戦いというのは侵略を防げば良いのであって、沢山殺すのが目的ではない。
この詩が言いたいことの一つは、戦争において双方の人員が大量に死傷することを目的とすべきではないという点です。できるだけ少ない損失で早く戦争を終わらせるべきです。お互い際限なく殺し合いをしていては、どちらにとっても良いことになりません。そして杜甫が早く戦争を終わらせる方法について提案したのがこの「擒賊擒王」の策略です。先に敵の大将を仕留めれば、残りの兵たちは対処しやすくなり、戦わずに降参させることすら可能になります。
戦争において一番大事なのは勝利を収めることだと古人は考えています。勝利を収めるポイントの一つが敵の大将を捕まえるか討つことです。相手を負かしても、例えば戦利品を取ることに気を取られて敵の大将を逃してしまったら、それは虎を自由にして山に帰すことで、勝っていないのと同じです。歴史戦争ドラマでよくあるシーンですが、勝った側が必ず精鋭部隊を出して逃げた敵将を追います。それはまさに徹底的な勝利を得る為の行動です。
「擒賊擒王」を一番徹底した一人に唐の時代の張巡という将軍があります。安史の乱が勃発した後、政府軍側の張巡は反乱軍の尹子奇(反乱軍総帥安禄山の息子)と何度も戦いました。その内の一回では、張巡が尹子奇を捕らえるために突撃部類を派遣し、敵の陣形を見事突破して、尹子奇の本陣まで迫ったことがありました。しかし近づいて気付いたのですが、自軍の誰もが尹子奇の顔を知りません。どの将を討てば良いか分からず、突撃が無駄になったことがありました。
そこで張巡が一計を案じました。彼は弓兵に本物の矢ではなく、よもぎの幹を削ったものを使って射るように命じました。反乱軍はこれを見て政府軍の弾薬が尽きたと思い、急いで総帥の尹子奇に報告しに行きました。このことが尹子奇の居場所を暴露したのです。張巡は弓の名手に尹子奇に向かって射らせ、見事に尹子奇の左目に命中しました。大将が深手を負ったので、反乱軍は間もなくして敗退しました。相手の将校に集中攻撃するのは確かにいい手ですね。