あなたの知らない中国語!

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2021年8月3日(火) 每天五分钟 中国語リスニング 我的童年(漫画和租书店篇) 私の少年時代(漫画と貸本屋編)

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原文

今日のリスニング


大家好!继续来介绍对我的童年产生过巨大影响的日本要素。今天要介绍的对象是漫画和租书店。90年代日本的漫画在经过台湾和香港的翻译之后大量涌入中国大陆,迅速抢占了市场。在那之前只看过小人书的中国孩子们被漫画精致的画面和对孩子极具吸引力的故事内容牢牢吸引,大家一下子都迷上了看日本漫画和港漫。


当时最为流行的漫画包括《足球小将》、《灌篮高手》、《机器猫》、《七龙珠》、《阿拉蕾》、《尼罗河的女儿》、《龙之谜》,《猎人》、《名侦探柯南》以及港漫的“天子传奇”系列等。当时有好多好多的中国孩子们天天都在看这些日本的漫画。怎么样,是不是觉得和自己的童年很相近呢?日本漫画对中国孩子的影响真的非常之大,有关其中几部影响特别大的作品我今后会另行详细介绍的。


那么你可能会问,当时中国的孩子是在哪儿看到这些漫画书的呢?答案是“租书店”。日本以前也有类似的店铺,也就是把书租给读者,每天每一本书收一定的租金,这样的书店。当时租书店为了防止借书的人不还书,或者把书弄坏却不肯赔偿,书店规定借书时要把身份证抵押在书店里。不仅如此,你还得支付押金才能借书。可见当时偷书或损坏书的人有多多。我当时还小,没有身份证,于是就只能抵押爸爸的身份证(征得过本人同意)。不过幸好租书的价格倒是不贵,我记得刚开始的时候一本书一天只需要几毛钱,后来涨价到了一块钱。


租书店一般都是一个很小的店铺,里面放满了密密麻麻的书,其中一半都是漫画。而另一半则是小说,尤其是图书馆里没有的各类武侠、言情、玄幻类流行小说。因为租书店最主要的客户是学生和刚毕业进入社会不久的年轻人,所以流行小说要比略显生硬的正统派文学小说更有人气。也因为如此,租书店多开在高中大学等学校附近。


不过就像日本的租书店一样,随着电脑和智能手机的普及,中国的租书店也早就已经落寞了。诚然租书店也曾经努力拓展过新的生意,比如同时出租录像带、vcd和dvd等软件。甚至有的店铺采购了小霸王游戏机和PS等日本的游戏机,然后让小朋友们在店里玩,每小时收费。不过依旧还是没能战胜科技的进步,现在在中国的大城市里你已经见不到一家租书店了。最后非常感谢租书店给小时候的我带来了那么多精彩的日本漫画,谢谢!
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今日の単語とフレーズ


言情

意味は、恋愛系、です。使う場面はほぼ一つしかありません。「言情小说」です。「恋愛小説」という意味で、これ以外に「言情」という言葉を使う場面はありません。


例文:

“中国人小的时候都看什么小说?”“一般来说男生爱看武侠小说,女生爱看言情小说。”


訳文:

「中国人は小さい時どんな小説を読みますか?」「一般論として、男の子は任侠小説、女の子は恋愛小説を読みますね。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!引き続き私の子供時代に大きな影響を与えた物事をご紹介したいと思います。今日は漫画と貸本屋についてお話しします。90年代、大量の日本の漫画が台湾及び香港の業者の翻訳を経て大陸に入ってくるや否や、市場を占領しました。それまで絵本レベルの中国漫画しか読んだことのない子供たちは綺麗な絵や魅力的なストーリに強く惹きつけられ、あっという間に日本漫画と香港漫画のファンになりました。


当時一番流行った漫画を挙げると、『キャプテン翼』、『スラムダンク』、『ドラえもん』、『ドラゴンボール』、『アラレちゃん』、『王家の紋章』、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』、『HUNTER×HUNTER』、『名探偵コナン』及び香港漫画の『天子傳奇』シリーズなどがあります。当時沢山の中国の子供たちが毎日これらの日本の漫画を読みまくっていました。如何ですか?自分の子供時代にとても似ていると思いませんか?日本の漫画は本当に中国の子供たちに多大な影響を与えました。特に影響が大きかった幾つかの作品についてはまた今度ご紹介したいと思います。


ここまで読むと疑問に思うことがあると思います。当時の中国の子供たちはどこで日本の漫画を手に入れたのでしょう?答えは「貸本屋」です。日本にも昔貸本屋がありました。(今でも完全に絶滅した訳ではありません)本をレンタルして、一日一冊いくらかレンタル料を取る、このような商売を営んでいる本屋さんのことです。当時中国の貸本屋は返してくれない時の保険として、もしくは本が棄損されて弁償してくれない時の保険として、身分証明書を担保に出すことを求めました。それだけではありません。保証金も払わなければならなかったのです。この対策からも分かるように、当時本を盗んだり壊したりする人が如何に多かったことか。当時私はまだ小さかったので身分証明書を持っていませんでした。仕方なく父親の身分証明書を担保に出して(本人許可済)、本を借りていました。幸いレンタル料はそれほど高くなく、最初の頃一冊一日数円で、その後15円ぐらいに値上がりしました。


貸本屋はごく小さい店舗の中にびっしり本を詰め込んでいる店が多かったです。約半分が漫画で、もう半分は小説です。特に図書館にない任侠小説、恋愛小説、ファンタジー小説などの流行りの小説が多かったです。貸本屋の一番のターゲットは学生や社会人になったばかりの若者です。そのため流行りの小説の方がお堅いイメージの正統派文学作品よりウケがいいです。同じ理由で、殆どの貸本屋は高校や大学の近くに店を構えています。


しかし日本の貸本屋と同じく、パソコンやスマホの普及で、業界自体が既に落ちこぼれました。実は貸本屋側も色々新しいビジネスをやろうとしました。例えばビデオカセットテープ、ビデオCDやDVDをレンタルしたりもしました。一部の貸本屋は「小霸王ゲーム機(ファミコンのパチモン)」やプレイステーションを購入して店頭に置き、子供たちに遊んでもらって、一時間単位で使用料を取っていました。それでも科学技術の進歩に勝てず、今中国の大都会で貸本屋は既に絶滅しました。最後に貸本屋に伝えたい言葉があります。子供時代に日本の素晴らしい漫画をたくさん読ませてくれて、ありがとう!