あなたの知らない中国語!

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2021年7月23日(金) 每天五分钟 中国語リスニング 扎根在中国人心里的童话・寓言・神话・老故事2/中国人の心に根付いた童話・寓話・神話・昔話2

あなたの知らない中国語!

 

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原文

今日のリスニング


大家好!今天我来介绍一个扎根在中国人心里的,只要是中国人谁都知道的故事。这个系列在每天五分钟系列登场之前曾经做过一集,当时介绍的是“孔融让梨”的故事,不知道大家还记得么?


这一期要介绍的故事叫“三个和尚”。从前有座山,山上有个破庙。有一天一个小和尚来到庙里,他看到水缸里没水了,就用扁担从山下挑来两桶水倒满了水缸。正好观音菩萨的净瓶里也没水了,于是小和尚就给净瓶加满水,插在净瓶里的杨柳枝也恢复了生机。在那之后小和尚便住在了庙里,每天挑水,敲木鱼,念经,夜里不让老鼠来偷东西,生活过的安稳自在。


不久来了个瘦和尚。他渴极了,一到庙里就把水缸里剩下的水都给喝光了。小和尚让他去挑水,瘦和尚不愿意一个人去,觉得太吃亏了,便让小和尚和他一起去挑。两个人抬着一个水桶去山下取水,抬水的时候两个人都想把水桶挂在离对方近一点的地方。两个人推来推去,都不想多出力气。虽然两个和尚身高差距很大,但为了停止争吵,最终两人决定把水桶挂在扁担的正当中,这才每天勉强合作着去抬水。


后来,又来了个胖和尚。他也想喝水,小和尚和瘦和尚就让他去挑水。但是因为胖和尚体格大,把水挑回来之后一个人就能喝个差不多。之后就再也没人愿意主动去挑水了,从此三个和尚就没水喝了。


大家各敲各的木鱼,各念各的经,观音菩萨的净瓶也没水了,杨柳枝也枯萎了。夜里老鼠出来偷吃东西,途中打翻了蜡烛台,寺庙燃起了熊熊大火。三个和尚这才恍然大悟,一起合作从山下挑来水扑灭了大火。从此以后,三个和尚不再只顾自己,而是齐心协力,于是也就不愁没有水喝了。


一个和尚打水吃,两个和尚挑水吃,三个和尚没水吃。这就是人尽皆知的三个和尚的故事。这个故事在油管上有一个动画片,大家可以搜一下看一下。顺便说一下中国有一首同名的著名儿童歌曲,歌词主要是简单描述了三个和尚的故事内容。但是这首歌最后有这么一句话非常让人深思。“谁也不用奇怪也别问为什么呀,几千年的奥妙谁也不会说破,谁也不会说破”。

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今日の単語とフレーズ


各念各的经

それぞれ自分でお経を読む、という意味です。ここの「各」○「各」的○という構造を覚えて頂きたいのです。例えば「それぞれ自分の道を歩く」は「各走各的路」と言うことができます。


例文:

“竟然忘了我的生日?那好,今后咱们各做各的饭,别指望我给你做饭。”“老婆大人我错了!”


訳文:

「私の誕生日を忘れただと?わかった。これからは自分で自分のご飯を作ろう。あなたの分を作ってくれると思うな。」「ハニー様、俺が悪かった!」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今日は中国人の心に根付いている、中国人なら誰でも知っている物語をご紹介したいと思います。このシリーズは毎日5分間シリーズが登場する前に一話だけ、「孔融梨を譲る」という物語を放送したことがありますが、皆さん覚えているでしょうか?


今回ご紹介する物語は「三人のお坊さん」です。昔山があって、山の上に手入れされていないお寺がありました。ある日背の小さいお坊さんがお寺にやってきました。水甕に水がなかったのを見て、天秤棒で水桶を二つ担いで麓から水を汲んできて、水甕に注ぎました。ついでにお寺の観音菩薩が手にしている花瓶にも水を注いで、花瓶に挿してある柳の枝葉も元気を取り戻しました。それから小さいお坊さんはお寺に住み着きました。毎日水汲みをして、木魚を叩いて、お経を読んで、夜はネズミが来ないように警戒をして、とても穏やかに暮らしていました。


暫く経つと痩せた背の高いお坊さんがお寺にやってきました。喉が渇いていたので、水甕に残っているお水を飲み干しました。小さいお坊さんから水を汲んでくるように言われましたが、痩せたお坊さんは一人で労働するのは損だと思って嫌と言い、小さいお坊さんに手伝ってもらいました。天秤棒を使って二人で一つの水桶を担いで水汲みに山を下りて行きました。しかしどっちも力を使いたくないので、水桶を相手に近い位置に推し合っていました。埒があかないので、二人の身長差があるとは言え、最終的に水桶を天秤棒の真ん中にぶら下げることに合意しました。それでやっとなんとか毎日協力して水汲みをするようになりました。


その後、太ったお坊さんがお寺にやってきました。体格が大きいから、水を汲んできても一人でほぼ全部飲んでしまいます。そうしたら進んで水汲みをしてくる人が居なくなりました。三人のお坊さんにとって飲む水がなくなりました。


三人それぞれ自分で木魚を叩いて、自分でお経を読むようになりました。やがて観音菩薩の花瓶に再び水が無くなり、柳の枝葉も枯れてしまいました。夜にネズミが出てきて、蝋燭の台を倒して大火事になりました。三人のお坊さんがやっと目が覚めて、協力して麓から水を汲んできて火を消しました。それから三人のお坊さんは自分のことばかり考えることを辞めました。心を一つにして協力するようになって、飲む水がなくなるなんて悩む必要もなくなりました。


お坊さん一人なら水を汲んできて飲み、お坊さん二人なら水を担いできて飲み、お坊さん三人なら飲む水がなくなる。これがみんなが知っている「三人のお坊さん」の物語です。YouTubeにアニメ版があるので、ぜひご覧ください。因みに中国で三人のお坊さんと同名の童謡が存在します。歌詞は主に三人のお坊さんの物語の内容を述べていますが、最後にこのような考えさせられる歌詞で締め括っています。「変だと思わないで。「なんで?」も聞かないで。数千年の妙味を誰も口に出して言わない。誰も口に出して言わない。」