あなたの知らない中国語!

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2021年7月1日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 象征吉祥的“锦鲤” 縁起物「ニシキゴイ」

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「2021年7月1日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 象征吉祥的“锦鲤” 縁起物「ニシキゴイ」」

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!日本人相信言灵,认为说出来的话语是带有力量的,会影响到实际的事物。所以日本人对说不吉利的话很反感。而中国也有类似的文化。中国人也非常喜欢吉利的东西,或者象征吉祥的事物。


大家都知道的比较有名的象征吉祥的事物包括“福到”,也就是过年时把“福”字倒过来挂在门上,意味着“福”会跑到自己家里来。再比如中国人在数字中喜欢8,因为发音近似发财的“发”,象征会飞黄腾达。喜欢数字6,因为和“顺溜”的“溜”同音,人们觉得6字可以让万事变得顺利。而不喜欢数字4,因为和“死”谐音,很不吉利。


今天要来介绍的象征吉祥的事物是“锦鲤”,这个我想日本人都很熟悉了。锦鲤是一种体格健美、色彩艳丽、花纹多变、泳姿悠然的极具观赏性与饲养价值的鲤鱼,被称为“水中活宝石”,“会游泳的艺术品”。这种鲤鱼在日本新泻县民的改良和推广下被世界广泛认知。不仅是中国,在东南亚和欧美也深受富裕人群的喜爱。


锦鲤本身就是一种比较吉祥的生物,但是锦鲤这几年在中国受到热爱非比寻常,这是为什么呢?首先,鱼在大陆文化中就是比较吉祥的生物。因为有一个成语叫“年年有余”,意思是每一年都能有所结余,有所盈利。而“鱼”和“余”发音一样,所以过年的时候贴的对联里常被写作“年年有鱼”。


其次,中国还有一个俗语,同时也是一个传说故事叫“鲤鱼跳龙门”。这个传说讲的是生活在黄河里的鲤鱼如果能顺利跳跃过洛阳龙门石窟附近的瀑布的话,鲤鱼就会变成龙,飞入九天。日语中的“登竜門”或者“鯉の滝登り”也是来自这个传说。而当唐朝科举制度成型之后,人们就常用“鲤鱼跳龙门”来比喻在科举考试时一举成名,当官发财的现象。因此鲤鱼很是吉利。


加之在2018年国庆节前,支付宝推出了一个转发微博来抽奖的活动。价值高达1亿人民币的奖品只颁发给一个人,活动把这个人叫做“中国锦鲤”。这个活动获得了巨大的关注,锦鲤这个词也一下子成了幸运的代名词。有幸获得中国锦鲤称号的网友最终落得一个悲惨的结局这就是后话了。


因此这几年锦鲤一直被网民们认为代表好运,所以包括在最近的高考的时候也有很多人将自己的微信号或网上的头像改为锦鲤图标,为的就是祈求好运。

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今日の単語とフレーズ


转发

意味は、リツイートや拡散、です。


例文:

“我这儿有一条求职信息,麻烦大家转发一下。”


訳文:

「一つ仕事のオファーがありますので、リツイートまたは拡散のほどよろしくお願いします。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!日本人は言霊を信じています。話した言葉にはパワーが付いており、実際の物事に影響すると思っています。そのため縁起の悪い事を口にするのをとても嫌がります。中国にも似たような文化あります。縁起の良い物や、縁起を象徴するような物が好きです。


有名なのは「逆福」です。新年の時に「福」という文字を逆さまにしてドアに掛けます。「福が逆」は中国語で「福が来る」と発音が似ているので、福に自分の家に来てほしいという願いが込められています。また数字の8も「お金持ちになる」を意味する「発」に近く、出世するという意味合いが込められていてとても気に入られています。6も「順調」を意味する漢字と同じ発音です。万事順調という願いが込められているので中国人は好きです。一方4は「死」の発音と似ているので、縁起が悪く、嫌われています。


今日ご紹介したい縁起物は「ニシキゴイ」です。日本人ならお詳しいでしょう。ニシキゴイは体が丈夫で美しく、色が鮮やかで、模様のパターンが豊富で、泳ぐ姿が悠然としており、鑑賞する価値も飼育する価値も極めて高い鯉です。「生きた宝石」や「泳ぐ芸術品」と呼ばれ、新潟県民の改良と宣伝によって世界で広く知られるようになりました。中国だけでなく、東南アジアや欧米でも富裕層に愛されているそうです。


ニシキゴイはもともと縁起の良い生き物ですが、特にここ数年では中国で尋常ではないぐらいの人気を博しています。何故でしょうか?先ず、魚というのは中国大陸の文化において縁起の良い生き物です。「年々有余」という四字熟語がありますが、「毎年余りがある。儲けがある。」という意味です。そして「魚」は「余」と発音が同じであるため、新年の時ドアに貼る「対聯」によく「年々有魚」と書いたりします。


また俗語であり、古代の伝説でもある「鯉の龍門跳び」という言葉があります。黄河に暮らす鯉が洛陽にある龍門石窟近くの滝を飛び越えると龍になって空に飛んでいくという伝説です。日本語の「登竜門」や「鯉の滝登り」もこの伝説から来ています。科挙制度が形になった唐の時代では、科挙でいきなり有名になって官位をもらいお金持ちになる現象を「鯉の龍門跳び」で例えていました。ゆえに鯉はとても縁起がいいのです。


加えて2018年国慶節前、アリババ傘下のオンライン決済大手Alipayが「リツイートして賞品を当たろう」キャンペーンを展開しました。たった一人だけが1億元相当の賞品を手にできるキャンペーンで、このラッキーな当選者のことを「中国ニシキゴイ」と呼んでいました。このキャンペーンが相当の注目を浴びたので、ニシキゴイという言葉も一気にラッキーの代名詞となりました。「中国ニシキゴイ」となった当選者が悲惨な結末を迎えたことは後の話ですが。


そのためここ数年ネット民にとって「ニシキゴイ」は幸運を意味する言葉となっています。最近の大学進学試験の時も大勢の人が自分のアイコンをニシキゴイに変え、幸運を祈っていました。