あなたの知らない中国語!

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2021年6月24日(木) 每天五分钟 中国語リスニング 高考志愿填报 中国独特の大学出願方法

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またこの番組ではご質問を募集しております。頂いたご質問はブログやTwitterで返信したり、一話を設けてご紹介したりすることがあります。

どうぞこの記事のコメント欄にて中国語や中国文化についてのご質問をどしどしご投稿くださいませ!

欢迎您提出各种问题!

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原文

今日のリスニング


大家好!小孙我之前说今年的高考话题告一段落,但是我忽然发现漏了一件重要的事情没有讲,那就是填志愿。填志愿中国和日本完全不一样,今天我就来给大家简单介绍介绍。


日本报考大学最常见的方法是一般入试。国立和公立大学会采用一个以前叫做中央考试,现在叫做大学入学共通考试的全国统一的考试来作为第一次考试,各家大学各自举办自己的考试作为第二次考试。两次考试综合起来来判断学生能否入学。而私立大学则只需自主出题举行一次考试即可,比较简洁。当然有的时候也会有面试。


而中国则大不相同。首先大家都知道中国考生只参加一次考试,也就是高考,没有第二次机会。其次,中国是先考试,然后几天后知道自己的分数,再过几天之后各家大学公布录取线,最后才填志愿。学生一只手拿着自己的分数,另一只手拿着全国各家大学的分数线,仔细查看自己能进哪所学校然后报名。这儿需要注意的是大学公布的只是一条录取的线,并不保证你的分数只要比线高就一定能被录取。


什么意思。为了易懂我举个极端的例子,上海考生小王考了600分,小李考了500分。北京著名A大学经济专业录取线600分,北京无名B大学经济专业录取线500分。按理来说小王可以报考A大学,小李只能够报考B大学,对不对?


但是小王觉得万一今年有很多比自己分数高的学生报考A大学的话,名额录取满了之后自己就会被挤下来。所以他选择安全路线,报考了肯定没问题的B大学。而小李则抱着碰碰运气的心理把A大学写在了第一志愿上。


你猜结果怎么样?今年正好有大量的考生和小王一样走保守路线,考了高分却选择保底报考B大学。结果B大学实际录取的学生最低分数都有650分,小王连无名的B大学都没考上。而相反今年大家都担心是不是会有很多高分学生报考A大学,所以大家都没敢报。A大学招不够学生,不得不降低录取分数,小李也因此有幸考入了远远够不上的A大学。


也就是说考生在填志愿时首先需要谨慎选择“冲、稳、保”的战术。冲是指冲高分名校,稳是指稳定选择符合自己分数的学校,保是指选择肯定能报的上的保底学校。填报之后你还得祈祷运气站在你这一边,不会出现像小王这样的悲剧。介绍了这么多,你觉得中国的志愿填报制度怎么样呢?

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今日の単語とフレーズ


保底

意味は、安全のための保険、または保険を掛けること、です。本当にお金を払って保険を買うのではありません。抽象的な保険を指します。


例文:

“我打算冲一下东大,然后拿早稻田保底。”“你这根本就不叫保底,太危险了。”


訳文:

「東大に賭けながら、早稲田を保険に取るわ!」「それ保険って言わないよ。危ないぞ。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!今年の大学進学試験の話題はもうおしまいだと前に言いましたが、一つ重要な点が漏れていたことに気付きました。出願です。中国の大学出願は日本と全く異なるので、今日簡単にご紹介したいと思います。


日本では大学に入るために一番よくある方法は一般入試です。国公立大学の場合、昔はセンター試験、今は大学入学共通テストという全国統一の試験を一次試験とし、各大学おのおの自分が主催する試験を二次試験として、この二回の試験で合格がどうかを決めます。私立なら大学自分の試験一回でokなので、よりシンプルです。もちろん学校によっては面接もあります。


しかし中国は大違いです。先ず受験生は一回しかテストを受けないのはご存知のことで、二回目のチャンスはありません。次に、受験生は先ず真っ先に試験を受けて、数日後に点数が知らされて、更に数日後に各大学が自校の入学点数ラインを発表してから、最後に出願をする、という順番になっています。卒業生たちは片手に自分の点数、片手に全国各大学の入学ラインを持ってどこに入れるか入念にチェックします。ここで一番気を付けて頂きたいのは大学が公表しているのはあくまで入学のラインです。ラインより点数が高ければ必ず入学できるとは限りません。


どういうことか。分かりやすくするために極端な例を挙げます。上海の受験生王さんは600点、李さんは500点それぞれ取ったとします。そして北京某有名A大学経済学部の入学ラインを600点、北京某無名B大学経済学部の入学ラインを500点だとします。普通に考えると王さんはA大学経済学部に出願でき、李さんはB大学にしか手が届きません。そうですよね?


しかしここで王さんは考えました。万が一今年自分より点数が高い学生が大勢A大学に出願したら、定員オーバーで自分が弾かされます。そう考えた王さんは安全を見て絶対に入る自信のあるB大学に出願しました。一方李さんは運試しでほぼ無理であるA大学を第一志望にしました。


結果どうなったと思います?偶然にも今年大勢の学生が王さんと同じように点数が高いのに保守的なやり方を取って、保険としてB大学に出願しました。結果B大学に実際に入学した受験生の最低点数が650点でした。王さんは無名のB大学にすら入れませんでした。逆に沢山の点数の高い学生がA大学に出願するのではないかと皆んなが恐れて、誰もA大学に出願しませんでした。定員割れになってしまい、A大学は仕方なく入学ライン以下の学生も取りました。おかげで李さんが自分にとって遠く及ばない有名A大学に入学できました。


つまり受験生は出願する時に先ず「賭けか、普通か、保険か」の内どの戦術で出願するか慎重に決めなれければなりません。賭けというのは入学ラインが自分の点数より高いか近い有名校に賭けること、普通というのは自分の点数がややラインを超えている学校を選ぶこと、保険というのは絶対に入れる学校を選ぶことを指します。それだげではなく、幸運の女神が自分の側に立ってくれることも祈らなければなりません。如何でしたか?中国の出願制度をどう思いますか?