あなたの知らない中国語!

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2021年6月16日(水) 每天五分钟 中国語リスニング 甜粽还是咸粽? 甘い粽か甘くない粽か

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原文

今日のリスニング


大家好!趁热打铁,我继续上一期的内容聊聊和端午节有关的话题。昨天提到了端午节中国人最著名的习俗就是吃粽子。虽然日本人对粽子也很熟悉,但是中国的粽子略有不同,是由糯米或黍米裹各种馅子,外面包上箬叶、柊叶或茭白叶做成的。所以粽子以前在北方也被叫做“角黍”。


比起米饭和叶子,各类粽子最大的区别就是馅子了。中国的粽子按照馅子的味道主要分为甜粽和咸粽。中国的北方主要吃甜粽,主要有红枣粽子和豆沙粽等。南方主要吃咸粽,有鲜肉粽、咸肉粽、火腿肉粽等。


顺便说一下我的推荐是浙江嘉兴的著名名牌粽子—五芳斋粽子。五芳斋粽子的蛋黄鲜肉粽和栗子鲜肉粽堪称极品,大家一定要去吃吃看哦!


那么中国的粽子为何会出现这样的南咸北甜的区别呢?有这样一种说法,说粽子最早出现的时候是用来祭祀神灵和祖先的一种祭品。因为制作时要用草木灰水浸泡黍米,所以最早的粽子既不甜也不咸,而是呈现涩味,甚至略苦。


之后在唐宋年间出现了淋上蜂蜜来吃的吃法,所以这段时期甜粽称霸。之后随着有人开始往粽子里放火腿,咸味的粽子便开始崭露头角,扩大势力。


到了明朝和清朝年间,广东和福建成为产糖的中心,所以当时南方的糖要比北方的便宜,南方人也就因此养成了吃甜食的习惯。但是粽子是过节期间吃的一种特殊的食物,不是平时每天都能吃的到的。所以北方人就把价格较高,平时不怎么吃的甜的馅料放入粽子中。而南方人则选择把五花肉等一些比较贵的材料当作粽子馅。这就是出现粽子南咸北甜的原因的一种说法。


除了分甜和咸之外,粽子还可以以其形状、吃法、寓意等分出各种各样的种类。你比较喜欢吃什么样的粽子呢?

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今日の単語とフレーズ


趁热打铁

意味は、タイミングを逃さないで行動する、です。四字熟語で、日本語の「鉄は熱いうちに打て」と同じ意味です。四字熟語ではありますが、普段の会話で使っても古い感じは全くしませんので安心してお使いください。


例文:

“她终于答应和我一起去吃饭了!让我趁热打铁,这次吃饭的时候就向她告白!”“冷静点哥们儿,别干傻事儿。”


訳文:

「彼女やっと食事の誘いに応じてくれた!鉄は熱いうちに打て。今回でもう告白しちゃおう!」「落ち着け。バカな真似はよせ。」

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訳文

今日のリスニング


こんにちは!鉄は熱いうちに打てという諺のように、前回の繋がりで引き続き端午の節句に纏わる話題を取り上げます。昨日は粽を食べることが一番有名な風習であることに触れました。日本の方も粽をよく知っているとは思いますが、中国の粽は少々異なる特徴を持ちます。具を餅米かキビで包み、最後に外からクマザサの葉っぱ、柊の葉っぱもしくはマコモの葉っぱで包んで作ります。そのため、昔北中国では粽のことを「角キビ」と呼んでいました。


お米や葉っぱの違いより、各種粽の最大の違いは具です。中国の粽は具の味で甘い粽と甘くない粽に分けられます。北の方は甘い粽、主にナツメ入り粽とあんこ入り粽を食べます。南の方は甘くない粽、例えばカルビ入り粽、塩漬け肉入り粽、ハム入り粽を食べます。


因みに私の一押しは浙江省嘉興市の有名ブランド:「五芳斋」粽です。特に五芳斋の「黄身入りカルビ粽」と「栗入りカルビ粽」が絶品です。ぜひ食べてみてください!


では何故このように北は甘い味、南は甘くない味になったのでしょうか。こんな説があります。粽は最初は神様やご先祖様を祀る時に捧げる供物なのです。当時キビを草木の灰が入っている水に浸かるので、最初の粽は甘くもなんともなく、渋い味、或いは少し苦い味すらします。


その後唐と宋の時代に、粽に蜂蜜をかけて食べる方法が出現しました。この時期は甘い粽の天下です。誰かが粽に塩漬け肉を入れ始めてから、甘くない粽が頭角を現し始め、勢力を拡大していきました。


明と清へ時代が進みます。この時南の広東省福建省が砂糖の主要な産地で、砂糖は北より南の方が安かったのです。その影響で南の人たちには甘いものを食べる習慣が身につきました。しかし粽は祝日に食べる特殊な食べ物で、毎日食べられる物ではありません。そのため北の人たちは普段あまり食べない高価な甘い具を粽に入れ、一方南の人たちは(砂糖がありふれているので代わりに)カルビなど高価な食材を具としました。これが南と北の粽の味の違いを生んだ原因だという説があります。


甘いか甘くないか以外に、粽は形、食べ方、含んでいる意味合いなどで様々な種類があります。あなたはどんな粽がお好きですか?